右手にダンス、左手に音楽! 夏の前のひと騒ぎ ーBBB SHOCK LIVE6ー その1

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2014年6月15日(日)、STUDIO COASTにてダンスチームBeat Buddy Boiの6回目の単独ライブである「BBB SHOCK LIVE6」が開催されました。
ダンスと音楽のかっこよさ・楽しさが満載の約2時間でした。セットリストに沿いながら感想をお届けします。

日時:2014年6月15日(日)16:00会場 17:00開演
場所:STUDIO COAST

【BBB SHOCK LIVE6セットリスト】

 Freestyle Jam II
 Rock The House
 RYO SOLO
 TOYOTAKA SOLO
 Michael Jackson BSL6 ver
  [MC]
 体育
 TOYOTAKA BEATBOX&SHINSUKE SOLO
 RYO MPC × DJ akhic☆彡 × gash! SOLO
 BEATBOX&MPC&DJ × Digital/St.
 Replay the moments
 YASS SOLO
 90’S BSL6 ver
 Turn It Up
  [MC]

 Sampling Player BSL6 ver
 KAMI
 4Minutes
 SHINTARO SOLO
 B4LiFE
  [MC]
 Catch A Girl!!!
 Clap your hands! Everybody ft. SHUN
 CONNECTION BBB×SHUN 
 akihic☆彡 SOLO
 SHINE
 L.E.D (Live Electro Dope)
  [MC]

■そもそも「BBB SHOCK LIVE」って何?

ダンスチームBeat Buddy Boi(以下B.B.B)が2012年から始めた単独公演活動。主に年2回春・秋に開催され、秋はツアーで全国をまわります。
BBB SHOCK LIVE(以下:BSL)には、一般的なダンス公演と違う点が、大きく2つあります。

1つ目は、ライブ形式であること。
多くのダンス公演は劇場やホールで開催され、着席で鑑賞します。一方BSLはライブハウスで多く開催され、オールスタンディング形式でおこなわれます。公演内容もミュージシャンのライブに似ています。ミュージシャンが数曲ごとにMCをはさみながら歌を披露するように、B.B.BもMCをはさみながらダンス作品を披露します。
観客が合いの手としてクラップを入れる作品があったり、グッズのタオルを振る作品があったり、ミュージシャンのライブのように楽しめるさまざまな工夫があります。

2つ目は、「武道館」という目標に向かって進むプロジェクトであること。
B.B.Bがいつの日か、現在のファンもこれから出会う未来のファンも、みんな一緒に武道館のライブで大騒ぎする。そんな日を目指して公演活動を行うのが、BBB SHOCK LIVEというプロジェクトです。
現在ストリートダンス公演の観客は、多くがダンス経験者です。B.B.Bには「武道館を目指す」という活動を通じて、ダンス経験者以外の層にもダンスファンを増やし、ダンスの認知度を向上させたいという考えがあります。そうすれば、将来下の世代のダンサーがもっと多くの人たちに愛され、活躍の場が広がるでしょう。そんな未来を作ることが、B.B.Bの武道館の先にある目標です。

とはいえ内容は一切堅苦しいものではありません。ダンスのかっこよさや楽しさをつめこんだもの。常に観客の声援が飛び交う熱いライブです。
ここからはそんなライブの様子を振り返ります。

序盤戦

Freestyle Jam II
Rock The House
RYO SOLO
TOYOTAKA SOLO
Michael Jackson BSL6 ver
 [MC]

序盤の見どころは、何といっても新ネタの披露だった「Freestye Jam ll」と、今までの定番ネタから大幅バージョンアップした「Michael Jackson BSL6 ver」でしょう。

■ Freestyle Jam ll

01フリースタイルジャム過去のBSLは曲「Freestyle Jam」から始まるのが定番でした。今回は2代目オープニングテーマ曲である、まったく新しい曲「Freestyle Jam II」から始まります。
これがさっそく、1曲目からかっこいい!
初代「Freestyle Jam」は、手拍子と一緒に楽しいショーのはじまりを宣言する軽快な曲でした。一方「Freestyle Jam II」は、オーケストラ調の壮大な出だしからはじまる緊迫感のある曲。それにのせて激しく踊りまくるB.B.Bが、とってもかっこよかったです。ステージ上の花道も、効果的に使われていました。
衣装がセットアップに蛍光色のテープがついたもので「レスキュー隊っぽい」と思ったり、ソロの時クラウチングスタートのようにかがむ姿勢で待機する場面があったりで、「いざ出動!」と飛び出していく戦隊ヒーローみたいでした。

今回のライブでこの曲が登場したのには経緯があります。もともと「3年後に武道館」という目標を掲げて活動していたB.B.Bでしたが、半年前のBSL5のあと、「3年後」の期日までに集客目標を達成できないと判断され、武道館への期日目標がいったん白紙になります。そこから心機一転、ライブの方向性を見直す中で、リーダーakihic☆彡さんがまず取りかかったのがこの曲の制作でした。メンバーと話し合いながら、今回のライブのために作られました。

疾走感や使命感、それでいて楽しげなB.B.Bらしさもあって、B.B.Bの今を感じる作品。昔、パルコの広告のキャッチコピーに「目的があるから、弾丸は速く飛ぶ」(仲畑貴志)という作品がありました。そんな言葉を添えたくなります。

■ Michael Jackson BSL6 ver
ライブ前に公式FBで新ネタが披露されると告知があり、ファンの期待も高かった新しいマイケルネタ。前半の4分弱が新ネタ、その後2分ほど初代マイケルネタが続く、計6分の作品になっていました。
「ダンスを見た」という意味で、この日一番興奮したのがこのマイケルネタでした。このネタはすでに動画があがっているので、じっくりとみていきましょう。

まず冒頭。階段に座って全員同じ動きをします。インパクトがあってかっこいいです。特に、階段に座って下手側から上手側へゆっくりと向きを変えるのが、時間の流れがゆっくりになったみたいですごく好きです。
衣装はナポレオンジャケット。マイケル・ジャクソンも衣装で着用していたイメージが強いです。もともとはフランスの軍服に由来する物なので、B.B.Bが衣装としてヨーロッパっぽいものを着ているのに新鮮味を感じました。軍服っぽい衣装と、冒頭の揃って踊る軍隊っぽい雰囲気がはまっていました。

続いてソロ。
SHINTAROさんが歌詞「♪Too bad」に合わせて、小刻みにジャケットをはためかせ、挙げ句の果てにタンクトップをめくり腹筋を見せていたのがものすごくセクシー。ジャケットの布が「バサバサバサバサッ」震えるごとに、私の心も震えました。

02SHINTAROさん

その後は大技が続きます。
03マックス
動画には映っていませんが、SHINSUKEさん、TOYOYAKAさん、RYOさんが前に出てきて、TOYOTAKAさんが中央でダブルシフトをしていた時、その両脇でSHINSUKEさんとRYOさんがマックスをしていました。
RYOさんのフロアムーブはよく見ますが、SHINSUKEさんのはなかなか貴重です。そこがあえて映っていないので、今回動画だけでこのネタを見ている方は、是非一度会場でもご覧ください。

04ダブルシフト
中央でダブルシフトをするTOYOTAKAさんの左でマックスをするSHINSUKEさん(足のみ)

この後akihic☆彡さんが中央に出てきて、メンバーが横一列に並びます。
曲調的にもサビ前。「この後最高の盛り上がりが来るぞ!」と見せかけますが、次の瞬間ダンスも照明も一旦落ち着き、メンバーはフィンガースナップを鳴らしながら後ろを向きます。この「来るぞ来るぞ来るぞ!」と見せかけて一旦引く感じがすごくかっこいい。思わず叫ばすにはいられない構成です。動画でわかるように会場はすてきな感じに阿鼻叫喚でした。見る人の心を乱高下させるのが本当にうまい!

05フィンガースナップ

メンバーそれぞれの見せ場もたっぷり入っていて、大技やアクロバットも入っていて、おなじみの部分も残っていて、B.B.Bの一つの到達点を感じる大満足の6分間でした。B.B.Bの新しい代表作として、たくさんの人に愛されてほしいです。

マイケルネタの後で、全員でこの日最初のMCが入ります。YASSさんが白いタンクトップをズボンにインしていた姿が、今でも目に焼き付いて離れません。


これはダンスとはまったく関係ない余談ですが、前述のマイケルネタの動画で使われているフォントのチョイスにぐっときます。

06トレイジャンここで使われているのは「トレイジャン」(Trajan:「トレジャン、トゥレイジャン」と読んだりもする)という有名フォント。高級感、堂々とした雰囲気のあるデザインで、多くの企業のロゴや洋画のタイトルで使われています。マイケル・ジャクソンを追ったドキュメンタリー映画「THIS IS IT」のタイトルロゴも、まさしくこのフォント。同じものを使うなんて、にくいチョイスです。

07ThisIsItフォント「トレイジャン」のルーツは約2000年前にさかのぼります。その昔、ローマ帝国にトラヤヌス(Trajanus)帝という皇帝がいました。当時、彼が戦争で勝利したことを記念して、柱状の有名なモニュメント「トラヤヌス帝記念柱」が建てられました。そのモニュメントに彫られた文字のデザインをフォントにしたものが、この「トレイジャン」です。この文字は「すべてのローマン・アルファベットの永遠の源」として、その後さまざまな文字デザインのお手本になりました。

2000年後の今でも、この美しい文字デザインは多くのデザイナーに愛されています。エンターテイメントに大きな影響を残し、亡くなった今も愛され続けるマイケル・ジャクソンにも、似たような永遠性を感じます。
B.B.Bのマイケルネタも、B.B.B自身も、この文字デザインのように時代を超えて愛されてほしいです。

続く
右手にダンス、左手に音楽! 夏の前のひと騒ぎ ーBBB SHOCK LIVE6ー その2

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ストリートダンスと女性アイドルの熱いファン。
サークル・KAFLY(http://kafly48.minibird.jp/)で女性アイドルのミニコミ誌を定期発行しています。今一推しのアイドルは東京パフォーマンスドールの橘二葉ちゃん。
苦手な食べ物はなすびとマンゴー。

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