ジャマイカ・レポート #2

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Yacheemi Bloger

日本の皆様ご機嫌いかがですか。ジャマイカからこんにちは。
こちらキングストンは只今8月2日。昨日の雨模様が嘘かのように、一点晴れの穏やかな時間が流れております。
成田〜ホノルル〜ニューヨーク〜マイアミ〜と節約優先36時間の旅路を経てこの地に辿り着いてから、早5日。朝からリハーサル〜夜は自主練習と、バケーション気分をほとんど味合う暇もなく過ぎる毎日ですが、出逢いと縁は既にたくさん。

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最初にして最大は、こちら、King Yellowman とYALLOW YELLOWのイエロー・ツーショット!

言わずと知れたレゲエ界のスーパースターとの出逢いは、マイアミ〜キングストンへの飛行機の中。いたって当たり前のようにエコノミー・クラスで搭乗してきた彼にメンバー一同ビックリ。だって今大会に用意してきた僕等の音源には彼の曲が入っているのだから。
なんたる偶然、、。

想いを伝えようと着陸後の後ろ姿を追いかけダッシュし、入国審査ゲート手前で話しかけることに成功。写真撮影の為に空港の外で僕等を待っててくれるという優しすぎるキングに、パワーを注入してもらいました。なんとも好調な旅のスタートです。

長時間フライトの疲れもまともに抜けないまま、翌日からは大会のワークショップがスタート。
ようやく明らかになった15組の出場者のうち海外からのエントリーは日本の2組のみ。

レゲエの世界大会は、ジャマイカ&ジャパンの一騎打ち。日本てなんやねん。
無名のまま飛び込んだ昨年は周りからの視線も多少気になったけれど、連続出場のチームも少なくない今年は顔なじみも増え、居心地は随分と楽になりました。
ここで行われるのは、大会当日に踊るオープニング・ダンスの練習。総勢70人越えの出場者で踊られる約10分ほどの演目、テーマはダンスホール以前のレゲエ音楽にリスペクトを、ということで選曲も振付もオールドスクールが多めで自分好み。振付師はダンス・エクスプレッションズのオーヴィル・ホール氏。

90年代から現在まで世界を股にかけ活躍する彼の信頼度は厚く、 前回はまとまりのかけらもなかった出場者たちも食い入るように話を聴いていました。

(ヨーロッパでもワークショップを行うオーヴィルさんは、仕事ができるしっかりタイプ。)

オープニングの第1曲目はエリック・ドナルドソン“Land Of My Birth”。無骨ながらもどこか可愛らしいラスタマン・ステップとともに幕が開き、スカの名曲に乗せたペアダンス〜各グループのリーダーたちによるロックステディへとなだれ込み。
ここでの往年のソウルダンスにも通じる渋い魅力が詰まった雰囲気、エッチ方面のレゲエしか馴染みのないというダンサーには、是非とも目にしてほしいシロモノです。

場面は一転、ミスター・ヴェガスによる最新のダンスホールへ。徐々に熱を上げていった後はダミアン・マーリー“Move!”で勇ましくエンディング。2000年代後半〜現在までのステップを中心に畳み掛けるように男達は吠えまくる。そろそろ立ち位置なんてものは皆無に等しくなってきたクライマックス。レゲエダンス特有のあの一体感と高揚感は、まさにエナジーそのもの!としか言い表せない。

優に30度を越える炎天下で、踊りだすとテンションが押さえられない彼らの熱気には、どこかリハーサル慣れしすぎていた自分に、踊りの本質を再確認させられます。

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(ヴェガスのパートにて、女子を取り囲む鼻息荒めの漢たち、の図)

休憩中もジャマイカンは休みません。

DJが曲をスピンすると、クルーそれぞれ持ち前のルーティンを全力披露したり、どこからともなくダンスバトルが勃発して人だかりが出来たりと、大盛り上がり。目立ちたがりに笑わせたがり、アクロバティックに筋肉のしなやかさ。

やっぱりジャマイカ人のダンスってかっこいい!と興奮に包まれつつも、あぁ、まともには敵わないなぁと思わされた一瞬でもあったり、、。

審査の対象となるショーの制限時間は3分。
独立記念週間のお祭りの一環として催される本大会は子供からおじいちゃんおばあちゃんまで幅広い層が集まるためにクリーンな作品を求められており、音源はバッド・ワード禁止、銃声もダメ、エッチな衣装もウケが悪い。流行のダンスの上手さよりも、クリエイティヴな作品を!というのが審査の方向性。

ステージングなら圧倒的に経験値が高い日本人にも優勝への道筋は、確実にあるのです。
身体がキツイときは、あんな人やこんな人の言葉を思い出して奮い立たせて、また練習。未だにお酒を一滴も飲んでません。痩せれるかしらん。
本番まであと2日、最後の追い込み期間への突入です。

おそらく次の更新は大会後。日本からもささやかにエールをお願い致します。
ホテルの庭のプールサイドで黄昏がちなヤチーミがお送りしました。
(もっと使える写真撮らなきゃ、、)

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Yacheemi Bloger

ヤチーミ a.k.a. ヨコハマ育ちの新生物。

今年結成20周年を迎えたヒップホップグループ餓鬼レンジャーに新メンバー兼マスコット「タコ神様」として加入。人間のときは各地を駆け回り活動中のストリート系ダンサー。

ジャマイカでレゲエダンスの世界大会に挑戦してみたり、最新クラブミュージックの祭典に参加してみたり。
はたまた生粋のR&B digger、DJ見習い、なりたて書道師範の顔も。草鞋が多すぎて、履き替えるのすら面倒になったタイプ。

クラブでのショータイム、凄腕DJ達との対バンステージ、パーティー「Rooted & Grounded」の主催等、やっぱり基本は夜がお盛んのご様子。

【経歴】
・World Reggae Dance Championship 2013 日本大会予選 優勝、ジャマイカ本戦 準優勝 (YALLOW YELLOW)
・Dancehall King Contest 2014 優勝
・Outlook Festival Japan Launch, Body & Soul 出演 (G.G.C)
・Dance@live All Styles 2016 KANTO vol. 1 準優勝

【PV、LIVE】
・餓鬼レンジャー 「TACO DANCE」以降の作品、LIVE出演・振付
・G.RINA 「Utsusemi」(G.G.C)

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