コラム

神田 勘太朗
【カリスマコラム#3 】『Beat Buddy Boiの軌跡とその先』

あと

株式会社アノマリー,代表,カリスマカンタロ

足掛け5年の歩み
2016年3月11日より新生Beat Buddy Boi (以下 BBB) になってからの初のTourが始まりました。
思えばダンスのみで全国ツアー開催、新木場スタジオコーストに1800人もの動員を誇るダンスチームはBBBだけだったと思います。

言葉がいらないダンスのみでファンを魅了し、武道館を目指す!ということをメンバーとスタッフ全員で一丸となって目指していました。しかし目の前に大きな壁がいくつも出てきました。

ダンスだけで伝えられること、そしてダンスだけでは伝えられないこと、沢山のことを感じ、考え、悩み、それでも前に突き進むことを全員で選択しました。そんな中ツアーで一緒に回った時に出会ったSHUNとの出会いによりダンスにRAPが入ってきました。

その時に得た感触を信じ、自分たちがいい意味で変わっていくことを誓い今の形になっていきます。文章に書けば5年なんてあっという間ですが、この5年は挑戦の連続でした。

 
夢と現実・第1章
ダンスチームだけで全国で4000人動員するツアーを敢行する。
中々難しいと今でも思います。後に続くチームはいません。決してアンダーグラウンド、メジャーグラウンドというラインを分けることなく、ストリートダンスシーンにおいても未だ活躍をし続けるメンバー達。決して簡単ではないと断言できます。一番近くにいるからこそわかります。

その当時メンバー自身『ダンスで沢山のファンにBBBを届けて武道館まで行く!』という熱き想いで2年半突っ走っていました。しかしツアーを重ねても中々ブレイクスルーまでいきません。メディアでも取り上げられることはダンスだけでは難しく、メンバーの精神力も疲弊していきます。僕自身、プロデュースする立場としての責任の重さを常に感じていました。そんな中先にも触れましたが、4000人を動員したツアーを終えた時点で予定してた翌年の武道館の予定を白紙にします。 

 
今のまま武道館のステージを用意しても10000人がBBBを迎えることが難しいと判断したのです・・・。

 
渡米・第2章
もちろん武道館が一度白紙になったとはいえ歩みを止めることはなく、ネクストに行く為にとあるプロジェクトが走り出します。
US HIPHOPの重鎮でもあり、BBBがダンスディライトを優勝することができた曲としても思い出深いラッパー『バスタライムス』(*wikipedia参照)との楽曲制作の話が知人を通して実現したのです。世界を見渡してもバスタと共演し、そして自身の楽曲にfeat.で迎えたダンサーはいません。今まで経験したことがないことをアメリカで経験出来ました。そうして完成した楽曲が『B4LiFE』でした。

そう、このバスタとの作品作りは自分たちが好きなことで、かつカッコいいと思えることの集大成を作ることでした。そして、新しいことへ挑戦する区切りのタイミングでもありました。今まで自分たちを支えてくれたファンへの超弩級のサプライズ、そして変化する為の最後の挨拶となったのです。

 
変化
彼らはその頃から以前にGATSBYのイベントでfeat.したSHUNとのスタイルをイメージし始めます。

より多くの方へBBBを知ってもらう為に、そしてより多くの方へダンスを通して自分たちの武器を見てもらい喜んでもらえる為に・・・。ダンスで感じた限界と可能性の感覚。RAPが入ることでできる新しいイメージと未来のカタチ。様々な想いや考えを思い巡らせ自分たちがまず自分たちの見えているビジョンを信じ、行動に移していき始めます。

限定ライブ、ツアー、でSHUNとfeat.を重ねていきます。BBBに入る上で欠かせないダンス。SHUN自身も幼い頃からダンスを続けていたとはいえ、日本を代表するそのダンス力に対して今までのBBBのファンに認めてもらう立場として自身も一層の努力を重ねます。みんなが思っている以上に重圧があったと感じます。

そう、本当に全員一丸となって新しいBeat Buddy Boiのカタチを目指して・・・。

選択・第3章
メジャーデビューを発表した時、BBBと SHUNのそれぞれのファンは複雑な想いの方が多かったのではないでしょうか?

Beat Buddy Boi SHUN

だけど、選択したのはみんなが信じてるメンバー自身です。用意されたステージ、道、はいくつかありました。そのままのカタチを変えない道も・・・。だけど彼らが選択したのはメジャーデビューというカタチでした。今までの3年半に懸けていた想いをキープしたまま、心の内に秘め、表舞台に堂々と名乗りをあげる道を選択したのです。今までに経験したことがない道ですし、それは僕もスタッフも全員同じでした。だけど、それはBBBの『道』を諦めない全員の意思が出した結果です。

そうして準備を重ね、遂にメジャーデビューシングルを発表します。m-floの名曲『come again』を自分たちの曲として、BBBの今までのスタイルも織り交ぜながらも一般の方にも楽しんでもらえるように振付も考えられてました。

その一発目のお披露目の場が、『DANCE@LIVE』の両国国技館のステージでした。その年はリーダーのakihic☆彡はHIPHOPのファイナリストとしても出場し、まさにダンス界もメジャーの方向もどちらもステージで体験する年になりました。DANCE@LIVEで『come again』を披露することに彼らの覚悟と本気が見えました。だがそこで堂々と笑顔で踊ってる姿にメンバーの固い意思が見え、男として凄くかっこいいと思いました。

そして、メジャーにあがろうがダンスそのものはむしろ毎年レベルが上がっているのです。ここに彼らのダンスへの強き想い、そしてプライドが見えるところです。

 
デビュー、そして転機へ
デビューその後、彼らはメジャー路線を突っ走ります。新曲をひっさげ、全国津々浦々のイベント会場にて ライブを行い、まずは知ってもらうことから始めていきます。ダンス界のルールはそこにはありません。音楽業界では新人であり、彼らを知る人は決して多くありません。ですが、決してメンバーは文句も言わず、どうしたらライブを、ダンスを目にかけてくれるか?どうしたら心に突き刺さるのか?を毎日毎日考えていきます。

日々はあっという間に過ぎ、忙しく全国を駆け回り、そして夏も終わります。そんな彼らにある連絡が届きます。
MTVミュージックアワードの新人賞にあたるネクスト・ブレイク・アーティスト賞にノミネートされたという吉報でした。

2015 Beat Buddy Boi MTV VMAJ

ダンス大会はいくつも優勝し、たくさんの経験をしてきましたが、音楽業界の賞はもちろんありません。メンバーは一つの目標としてMTVの賞を獲ることを目指します。その結果下馬評で獲るだろうと言われていた他強豪を抑え見事ネクスト・ブレイク・アーティスト賞を獲得し、MTVの生放送にて披露させて頂くというチャンスを頂きます。やはり、初の賞は嬉しくその頃からさらに本人たちが輝き始めるように身近にいても感じていました。
そこから彼らの放つ光が強くなっていくのです。

 
1stアルバム発売から初のツアーへ
12月彼らは初のミニアルバムをリリースします。サンプリング・カバーをテーマと掲げ、いずれの曲もBBBらしくアレンジされ作られていきます。
そのアルバムの中の代表曲となる『traveling』は宇多田ヒカルさんのあの名曲のカバーサンプリングです。

『come again』以来のPV2作品目として気合のメンバーと制作陣。沢山の方の協力により完成し、1stミニアルバムとともにお披露目していきます。

僕自身の見方として、彼らはメジャーの道を選んだことにより、始めてメジャーの持つルールというものに当てはめて制作をしていくという意識が生まれたと思っています。それまでは、どちらかというと自分らが好きなこと、カッコいいと思うことをひたすら磨き、置き去りにしても構わないというスタンスだったのですが、メジャーがそれを簡単に飲みこんでしまう性質というか、その部分をやっても反応させないよ!みたいな感覚があるというか。

BBBメンバーもスタッフもその部分を意識し、メジャーという市場によって翻訳してもらって一般の方にまで届くという段階を始めて経験することになったのです。(*ここに関しては僕の見解はまだあるのでまた別のコラムで。)メジャーデビューを経験し、アルバムまでを制作したこの半年強の流れでメンバーの意識の中に新しい感覚が生まれてきたように感じました。それは決して悪いことではなく、今までの軸や経験を生かして次に進化させるための大事な感覚だと思います。そういう経験を経て、自分たちで創る新生BBBとしての初のツアーのカタチを考えていきます。

 
迎えた名古屋初日
今年1年半ぶりにワンマンLIVEとなる『JUICEBOX tour2016』。

3月11日彼らが選んだ初日は名古屋でツアーはスタートしました。

ダンスから始まり、アルバムから、そして今までの曲、ダンス、と自分たちの今までの内側にも溜めてたものまで爆発させた素晴らしいライブだったと思います。名古屋で昔からBBBのファンだった子に感想を聞きました。『実際メジャーデビューしたことで寂しく、どうなっていくのだろうって思ってましたが、むしろここまで進化してるとは思いもしませんでした・・・。ずっと付いていきます!』と言われた時に彼らの描いていたビジョンの一歩目をクリアできたと確信しました。

その他の方の意見も同様で、旧BBBファン、旧SHUNファン、が共に狂喜乱舞していた姿は今でもアガります。また、最近ファンになった子達は明らかにメジャーに挑戦したからこそ届いた層であり、過去のスタイルでは決して出会えなかった子達でした。沢山のダンスを見続けてますが、未だBBBのダンス力は上がってきており圧巻です。

一度離れたファンに堂々と見せる準備が遂にできた新生BBBの姿が見れる今回の『JUICEBOXツアー』。残すは東京のみになりましたが、今のBBBのカタチとして自信を持ってお届けすることができます。
ぜひ、遊びに来てみませんか?

 
最後に
新しいモノを生み出す時こそが一番苦しくもあり、そして一番楽しい時であると思います。人生は常に何かに挑戦していくことなのではないでしょうか?

僕自身まだ夢の途中ですが、常に毎日刺激を受けながら生きてます!刺激が足りなきゃ刺激をもらえるヒト、モノ、コト、と出会いましょう。自分が変われば世界は変わるのは間違いないので!
 
 
 
 
カリスマカンタロー

Author
神田 勘太朗 カリスマカンタロー (XYON )
Dance innovator / Anomaly代表取締役CEO(Founder•Dancer•Producer)/ Xyon /DANCE@LIVE / BeatBuddyBoi / CharimeloPictures / カリスマ理念「負ける気がしねぇ」/ 好きな言葉は「大丈夫だ、全部上手くいく
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