【カリスマコラム#6】『僕の役割・使命を説明します』

全国青春ダンスカップ By GENERATIONS高校TV_シングル

株式会社アノマリー,代表,カリスマカンタロ

環境の変化

DANCE@LIVEを始めたキッカケは今までも何度も話していますが、『ダンス界のスターを作る』です。

その為にアライブはステージをどんどん成長させてきました。時には強引に、大胆に、そして国内におけるバトルシーンを牽引するまでに成長してきたと思います。

また、そうしてスピードを上げて創り上げると反動は必ず起きてくるものです。カルチャー感、コミュニティー感、人間関係から、情報共有に至るまで全てのケアが自分の思い通りにならなくなっていきます。また、思っていることを中々直接会って話する機会が減ることで気持ちがfeelしなくなっていくという感じでしょうか。

また関わる方々でも大枠は合意しているのだけど、自分のライフスタイルにハマらなくなったり、自分の感覚が変化したりなどで距離がお互いに開くこともありますね。それぞれが年を重ねていくことで良いも悪いもこの辺りは変わっていきますね。

僕は母がダンサーであった為に小さな頃から音楽に触れる生活でした。マイケルジャクソンを知るのは同世代では比較的早かったと思いますし、STINGで小学生で踊ったり、JAZZが自然と家で流れてるような環境でした。しかし、そこから深くディグることは特になく、ただ心地よい程度です。

中学超えてくると仲間でそういったカルチャーを深堀りする子が数人出てきます。更に高校になるとファッションも含めてどんどんディグる子もいれば、表向きの情報を収集して形を作っていく子も。僕はどちらも丁度中間で、感度がいい子から情報を得て、それらを自分のフィルターで解釈し、自分の好きなスタイルに変えていくことが昔から得意だったと思います。

例えば今カニエがHIPHOPサイドからファッション業界に影響力を見せつけ、全世界のヘッズたちがそのスタイルに合わせるような現象がありますが、今でいうと流行りの6パネルピースのキャップは自分には似合わないし、カニエプロデュースの破れたYEEZYのSEASON2を着ても、知らない人からからしたらタダの破けた古着にしか見えないだろうな〜ってことで、自分はいらないや(笑) と流行とは関係なくいきます。とはいえ、流行をシカトするわけではなく、自分が似合うものだけはチョイスする。

これも自己プロデュースの一つであり、実は世の中に人全てが大なり小なりプロデュースということを毎日無意識にしながら生きてるわけです。
 
 
 

プロデュース

プロデューサーという仕事をし始めて、もう10年は超えてきてますが僕の考えるプロデューサーという仕事は、今自分の知ってる全ての領域(範囲)から、最善のものを組み合わせる能力だと思います。それが全く新しいモノを生み出すこともあれば、サンプリング的なものもあるでしょう。ゼロからイチが決してプロデューサーとしての仕事ではなく、イチをジュウにするのも同じく仕事になりますね。

僕の場合2とか4とかを8に見せるプロデュースは得意だったりします。またゼロからイチも得意です。その際にサンプリングという手法が殆どでありその為に色々なことを興味を持って知ってます。ただし、ゼロから10にまで完結させるにはまだまだ力が足りないし、仲間も足りません。

そうなんです、ここにキーワードである『仲間』というのが出てきます。
 
 
 

仲間の重要性

みんなは仲間ってどのくらいいるでしょうか?友達100人できるかなって最初小学生で歌うかと思いますが、マジで人生これが全てなんじゃないでしょうかね。

自分のライフスタイルと合う仲間がどれだけいるかで、自分が叶えたいことも、一人で叶えられないことも出来るようになります。そして、その仲間がある人数を越すとクルー(最小コミュニティー)に形が変化していきます。次第にそのクルーの発信力が強くなっていき、そのクルーにファンがつき始めたりします。元々あるカルチャーを元にクルーができることもあれば、自分たち自身で新しいカルチャーを作るケースもあるでしょう。

今僕が自身のダンサー生活を経て自然と仲間になっていったクルーをベースに、自分たちの夢を発信させるイベントを作り、様々な共感者を仲間に巻き込んで規模を拡大していくということをこの12年で継続してきてるわけです。

その1つの形が『DANCE@LIVE』なのです。

そして、今 DANCE@LIVEには知らない沢山のファンが遊びにきます。ここに1つの DANCE@LIVEコミュニティーが自然と形成されていくわけです。これはカルチャーでいうとダンスカルチャーの中の1つの現象であり、更にその枠をの外側にはダンスミュージックやHIPHOP、他にも様々な要素がミックスされた音楽カルチャーの世界の中の1つになるでしょう。

でわ、アライブの話に戻りますが、アライブのカギとなってるものは言わずもがなダンサーとDJですね。

ダンサーは、ここ10年で爆発的に増えました。学校教育になるなんてことも起きましたね。世界を見てもこれほどのダンス大国はないんじゃないでしょうか。そしてダンサーが増えるということはその周辺環境も当然ながら変化してきます。まずわかりやすい例でいうと、親御さんの参加ですね。ダンスというカルチャーを今まで知らない、経験したことがない、方々がホワイト層から参加してきます。昔ディスコでブイブイ言わせてたという方から、子供が習いたいというのでという方までそれぞれです。

当然ながらダンスに触れる人が増えれば増えるほど、全てに伝達することは厳しくなりますのでカルチャー色は薄まっていきます。どういう流れからダンスが始まった?とか、HIPHOPってなんだろう?とか、そもそも興味がない中で始まることも沢山。挙げればキリはありません。

スポーツで言うとサッカーがクラスで人気だったので、習いに行く。当然サッカーが誰が始めて、どういう歴史で、誰をリスペクトしないといけなくて、というような入りでは決してないですよね。『カッコいいから』『楽しいから』『モテそうだから』『成功して金持ちなりたい』など感情はシンプルです。

今から始める子達にとっては同じようなもので、ダンスが今カッコよくて踊りたい!という至極シンプルな話です。そして、この流れが大きくなればなるほど、カルチャーの部分を色濃く浸透させていくことが中々難しくなってきます。もちろん、それらをずっとやってる方々もいるし、そういうコミュティーもいくつも出てきます。それらの動きは、どのカルチャーでも自然と起きてきますし、それがマーケットが大きくなってきてる証でもあります。そう、マーケットが大きくなる時に必ずこの狭間が生じます。

小さい時、まだ自分たちがコントロールできる内というのは、この狭間は生まれません。とあるコミュニティーが及ぼす影響力が大きくなってくるとこの狭間が出てくるんですね。でわ、その狭間というのは一体どのくらいで出てくるのでしょうか?僕は自分の経験で話をすると、その最小単位はズバリ10000人です。

何故10000人なのか?それは人々の話題が、10000人となると劇的にイメージが変わるからです。不思議なんですが5000人の規模では、『へ〜』で終わるんです。これは代理店的な動きの方々を見ても意外とそうでした。10000人を実際集めることができる!となると話がそれまでとは変わってくるのです。武道館でライブする!というのはアーティストの1つの目標としてよく掲げられますが、それは暗に1万人を指してるのではないかな?と感じます。その1万人を集めると新たな問題が出てきます。

『バランス』です。

クルーからコミュニティーで保てるレベルから、コミュニティーとマーケットの間にポジショニングが移動するのです。そうなってくると、今まで進んできたこの船の舵をどちらに切るのかという選択が出てくるのです。カルチャーを色濃く出し教育も含めてもっとフェイスtoフェイスのコミュニティーの方に研ぎ澄ませていくのか、より多くの人々を巻き込み新時代を切り開くべくカルチャー色は薄まりながらも強烈な影響力を作っていくのか。

アライブは1万人を超えてから今までの数年間、実は大いに悩みながら今に至ります。ストリートダンスの良さをそのまま見せてもメジャー化できると考えて10年という月日を使ってきました。バトルを一度見てもらえれば、どんな一般の方も、びっくりするに違いないと。実際に会場を国技館クラスにしてから今まで見に来なかったような層の方々までに届くようになり、感想として頂く中で確かに、カッコいいね!とか、びっくりだとかの感情は生まれるんです。

しかし、中々ファンにまでは至らないんですね。自分が踊って楽しいというのが今も昔もダンスは中心ですから、スルメみたく噛めば噛むほど味が出てくるようなダンスの部分は中々一般層にまでファンとして広がることは難しいと感じた後半5年です。ここはDANCE@TVで実際に地上波でダンスバトルを見せ続けた中で感じた部分でもあります。

その中でも、キッズとBREAKに関してはまだ一般層にとってはキャッチーでした。RedBullがBREAKにフォーカスしてる理由もそこも関係してるのかもしれません。HIPHOP、HOUSEに関しては、ダンス界の流れや音楽としての流れがあるので、結構ドープな曲が必要な場面もあります。その際、ダンサーの中でも中々ヘビーだなって感じる流れも実際あるんじゃないでしょうかね。(そんな中でもそれを得意とするダンサーが出てくるのですが)

万人以上になってくると当然ホワイト層のお客さんが増えてきますしその側で言うと、そういう背景は全くわからないんですね。重めの音ばかりかかるよりは、いわゆるよく聞く曲や、ノリがいい方が気持ちがノるんです。ダンサーの為のイベントだから、ダンサーが喜ぶ曲をかけるのが当然!なんですが、万人を全員ダンサーのみで呼ぶことって難しいんですね。(理由はいくつもありますが、口を開けば金がない!というのもありますね。あとは他人のダンスに興味がないなど(笑))未だ国内では聞いたことありません。また、そういう動きをするならばやはり方向性はクルーからコミュニティの間で色濃くしていく戦略にしないといけないわけです。例えば国技館ではなく、スタジオコーストに戻して濃い2000人がアガるイベントにするなどの調整が必要になってくるわけですね。

でわ、アライブは今後どの方向に舵を切るの?ということになるわけです。ダンサーの意見、DJの意見、関係者の意見、色々な話が出てきます。だけど、それらの前にこのアライブを始めた僕がまず決断をしなければ意味がないんですね。

僕は、12年前に掲げたダンスのスターを作る場所としてアライブを始めました。そしてその夢はまだ半ばです。僕が考えているダンススターが生まれる場所としては、万人では足りないのですね。会場だけでなく、メディアも、インターネットも巻き込んで何百万、何千万、何億の人々を巻き込む大会にすることに人生の全てを懸けているのです。となると、答えは一つです。

拡大路線なのです。

今SNSの影響で、クルーの影響力でも多大な影響を世界に発信できるようになってきています。音楽やファッションもそうですし、タレントもそうだったりしますね。だからこそ、アライブは一度国技館クラスにまでして、ダンサーだけでない方々も巻き込んでとにかくダンスを知ってもらうということを念頭に置いてやってきました。

しかし国技館クラスでもそこまでの影響力を生めるまでには至らなかったんですね。だからこそ、数年悩んだんです。
今の時代に合わせて、規模を縮小させその代わり色濃く尖ったものにしようと。しかし、尖ったことをするには、別のことで頑張って埋め合わせをしないとし継続できないんですね。

尖ったことってメイクマネーが難しいんですよね。だって究極の自己満だから。ファンやお客さんのニーズなんて関係ねぇ。俺らのやりたいことだけ!そしてそれがホンモノ!またそれがSNSで騒がれてメイクマネーできる存在が出てきてるから、そっちを目指してもいいんです。

が、実はその道も相当険しく厳しい競争が待っています。僕はその厳しい戦いに勝てるほどまでそのカルチャーをディグって生きてきたわけではないし、その勝負に行くならば今のチームではないのです。

僕の選択は、今までの12年で作り上げてきたこのクルーと、そこから発生させたアライブというコミュニティーを武器に更に大きな場所へ挑戦することを決めました。その方が自分の使命を全うできるからです。そして、ディグりまくってる生き方をしてる『仲間』もいるから僕はそっちに行かなくてもいいんですね。前置きが長くなりすぎましたが、ここで『仲間』の重要性が出てくるのです。
 
 
 

自分一人ではそんなに何もできない

もし僕がディグる生き方をこれからするならば、会社はやめるし、生き方変えます。妥協しなくなるし、自己承認欲求の矛先も変わるでしょう。みんなは自分の生き方、ポジショニングをどう客観視できてますか?よくわからないって人も多いと思うけれど、実は無意識にポジショニングしながら生きてるんですよね。そして、その場所でしか生活圏を作らない人もいれば、グイグイと他の領域にまで広げて浅くしかし広く渡り歩く人もいます。僕は明らかに後者です。だからこその長所も沢山出てきます。プロデュース能力の中でもマッチングすることに長けてくるんですね。しかも仲間が多いので、いろんな仲間に頼れる。専門知識がなくとも、その分野で躍り出ることも。

例えば今自分の会社の社員全員がやめたら俺、何もできないです!アライブもそうだし、本当に何も(笑)。

クルーってそもそもそういう関係値になるんじゃないでしょうか。助け合うというのが当たり前にあるはずです。

今回長い間HIPHOPのDJを担当して頂いてたOBA君が予選からDJを辞退して、お客さんとして初めて国技館のアライブを体験してたんですね。そしてアフターパーティーに来てくれたので2人でゆっくり話したんです。僕は辞退された時、理由も聞かなかったし、止めもしませんでした。そして、1年経って聞いてみました。何故辞退を?って。

OBA君に言われたことは、自分の中のHIPHOPとアライブで8年ほど関わってきてる中でずっと自分だけがDJということが不健全だと思うからなんだと言われた時に、決して自分のことだけでなくシーンのことまでを考えての意見だなとストンと落ちたのです。もっと若手もグイグイくるのがシーンとしては当たり前だし、他のDJがかけるバイブスを感じて、自分の心もまた燃えたいしと言われました。

ダンサーはこの10年でバトルすることで新たな進化を遂げました。元々のクラブでのバトルの流れとは違う、大会形式でありまた本来勝負事にはできないアートの側面があるダンス。だけど、みんなも求めた結果、今のスタイルが確立されてるのです。拒否からは何も生まれません。許容することは進化の1つです。DJも同じく、次から次に変化している訳で、その部分まで細部にわたって考えることができなかった自分の部分があります。いいタイミングでいい機会だったと思います。

またその時に僕は言ったのですが、実はここ何年もアライブに関してこういう曲にして欲しいというオーダーはしてなかったんですが、今後アライブという大会はココを目指すための大会なのでこういう選曲をベースにお願いしたいです!と前もって相談することを決めてると伝えました。そこに関しては、当然その方がいいし、それがイベントのプロデュースであるということも理解をもらえました。そしてOBA君からは、1つだけ言わせて欲しいと言われた部分がありました。

が、そこは今後の戦略で僕が考えてる部分とも重なってる部分でしたのでいつかお目見えできる日までお待ち下さい。音に関して僕はディグる時間は作れませんが、その部分は専門職のDJの皆様へお願いできる訳です。
 
 
 

DANCE@LIVEはどこに向かうのか?

ダンスアライブにずっと関係があるみんな、そして目標にしてるみんなが気になるところだと思います。僕は以前からダンスのスターを誕生させる場所だと言い続けています。

そして今までの内容で、カルチャーコミュニティー路線ではなく、僕の使命はマーケットの拡大の方に尽力するということがわかってもらえたと思います。ゆえに、今後アライブの舵の切り方が今までと違う方向になるやもしれません。

しかしながらそれがダンスカルチャーのことを理解してないということでもなく、そのことを考えなくなった訳ではないということをみんなには知ってもらいたく宣言しています。逆にカルチャー色が色濃く出てくるバトルイベントも今後も出てくるでしょう。はたまた僕らの予想を超える大きなドメジャーイベントも出てくることも考えられます。

僕は僕の今のクルーを成長させ、自分たちにしか達成できないことをやります。逆に、濃い部分は、それらを出来る仲間に完全に任せます!そして、タイミングが来たら一緒になればいいと思ってます。

時間はありそうで、限られてます。やるだけやってやりましょう!最終的には、みんなで笑ってメシが食えたら言うことなしの人生になるんじゃないでしょうか!

カリスマカンタローと仲良いってことが皆んなの最強の武器になれるようなデッカい男になるので。

そしてDANCE@LIVEがみんなで誇れる大会として後世に残っていくように・・・。

ありがとうございました。

カリスマカンタロー

関連記事

Dance innovator / Anomaly代表取締役CEO(Founder•Dancer•Producer)/ Xyon /DANCE@LIVE / BeatBuddyBoi / CharimeloPictures / カリスマ理念「負ける気がしねぇ」/ 好きな言葉は「大丈夫だ、全部上手くいく

カリスマカンタローのブログ一覧はこちら