SNS上で様々な話題を呼ぶ大阪府立登美丘高等学校が全国制覇!「第5回 全国高等学校ダンス部選手権 | DCC」レポート

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開催日
2017年 08月 06日
場所
昭和女子大学 人見記念講堂
ジャンル
コンテスト高校生

2017年8月6日(日)、昭和女子大学 人見記念講堂にて、全国の高校生ダンス部の頂点を決めるダンスコンテスト「第5回 全国高等学校ダンス部選手権 | DANCE CLUB CHAMPIONSHIP vol.5」通称「DCC」が開催された。
当日、昭和女子大学のキャンパス内には、応援に来た高校生、ご家族などを含めた長蛇の列が出来上がり、イベント開始前から盛り上がりを期待させていた。
長蛇の列となった観客がなんとか会場に入りきり、華やかなカウントダウンオープニングムービーが流れると、自分たちの学校が映り込むたびに各校の応援席から歓声が上がりパフォーマンスが始まる前からテンションは絶頂。
そしてMC CHIGUSAのアナウンスによりオープニングアクトがスタート。
avex Dance Master受講生のトップチームDream Teamが「我道」のテーマのもと、感情のこもったパフォーマンスを披露。

オープニングが終わると、第5回大会のファーストステージがスタートする。
当コンテストは、ファーストステージとして予選通過高校がABCDの全4ブロックに分かれてパフォーマンスを披露し、その中からファイナルステージとして各ブロックごとに3チーム、合計12チームが選出される。
一日に2回パフォーマンスを行うというのも珍しく、優勝するためには、一日を通しての集中力が試される。

また、「DCC」は、ただダンスショーケースを競うだけではなく、漢字二文字を表現するというのも特徴の一つ。
ダンスのスキルや構成力だけではなく、表現力が重要視されていることもあり、どのチームもただのダンスショーケースでは終わらない独自性をみせていた。
各ブロックのファーストステージを通過したのは以下のチーム。

Aブロック

「体操(タイソウ)」 / 明照学園樹徳高等学校(群馬県)


体操をテーマに誰もが聞き馴染む、ラジオ体操のあの声からスタート。するとイカついヒップホップ音源に急転。
スタートから心をつかむ構成でインパクトを与えた。

「黒蝶(コクチョウ)」 / 東京都立狛江高等学校(東京都)


妖艶な雰囲気で黒蝶を表現。構成力も高く、完成された振り付けに感情をのせ、いい意味で高校生らしさを感じない、レベルの高い表現をみせた。

「鈴席(チャイムせき)」 / 北九州市立高等学校(福岡県)


前回優勝校である北九州市立高等学校は、ヒップホップ、ジャズ系が多い中、アニメーションスタイルとヒップホップを見事に織り交ぜたスタイル。
ちょっとしたアクティングにも抜かりはなく、さすがは優勝校と納得のできるショーケースを披露。

Bブロック

「驀地(まっしぐら)」 / 三重高等学校(三重県)


一寸の狂いもない、ガチ揃いロッキンで、テーマ性よりダンス力で押し込んだところが逆に個性としても輝いてみえた。
随所にブレイキンやワックなどを盛り込んだジャンルレスな展開もあり、まさに圧巻のパフォーマンスをみせた。

「正義(ヒーロー)」 / 山村学園高等学校(埼玉県)


例えテーマを聞いていなくても、ひと目で伝わるヒーローコスチュームで開始からストーリー展開を期待させる。
また、コミカルな衣装ではあるものの、ダンス力も高く、エンタメ性の高いパフォーマンスを繰り広げた。

「龍鼓(ドラゴンビート)」 / 東野高等学校(埼玉県)


前回準優勝校である東野高等学校。メンバーが一丸となった構成は、まるで一つの龍となって動いているかのようにもみえ、一見難しそうなテーマも見事に表現。
当然のごとくガチ揃えに仕上げた作品は抜群のインパクトを与えた。

Cブロック

「不諦(アキラメナイ)」 / 群馬県立安中総合学園高等学校(群馬県)


いつもは衣装も派手に、パワー全開のパフォーマンスをみせる安中総合学園高等学校が今回は、なんとドリームズ・カム・トゥルーの「何度でも」という斬新な選曲で勝負。
何度でもアキラメナイで挑戦するというダンスコンテストでの苦悩も感じさせ、鳥肌モノの作品をみせた。

「魔球(サウスポー)」 / 山村国際高等学校(埼玉県)


ファーストステージでは一、二を争うインパクトとなった作品。
ピンクレディーの「サウスポー」を使用し、女性らしく可愛らしい振り付けで魅了する。途中から甲子園の応援で耳にするブラスバンドヴァージョンに切り替わり、曲編集にもセンスを感じた。

「別嬪(べっぴん)」 / 千葉敬愛高等学校(千葉県)


タイトルの如く、女性らしさを前面に押し出し、ダンス力で勝負。品のある女性からパワフルな女性まで、魅力的な女性像を全面に表現した。

Dブロック

「瞬華(しゅんか)」 / 大阪府立久米田高等学校(大阪府)


華やかなだけではなく、センスを感じる衣装に統一され、難しいルーティンも全員が見事に踊りこなし終始ガチ揃えなパフォーマンスをみせた。

「扇舞(ジュリアナ)」 / 大阪府立登美丘高等学校(大阪府)


様々なダンスカバーや動画作品で、ネット上で度々話題をよぶ注目のチーム。
「荻野目洋子/ダンシング・ヒーロー」を使用し、バブリーなショーケースを披露。平野ノラのネタ声を絶妙に織り交ぜたミックス音源で、この日一番会場を沸かせていた。

「荊棘(けいきょく)」 / 同志社香里高等学校(大阪府)


ワックをメインにとくかく個々のスキルが高いのが印象的。
ダンス力、構成、パッション、どれをとっても大人のコレオグラフショーケース顔負け。高校生ダンスシーンのレベルアップを一番感じたのはこのチームかもしれない。


以上、前回も上位に入賞したチームから昨年負けてしまったチームまで個性豊かな12チームがファイナルステージへ進出となった。
そして遂にファイナルステージがスタート。
ファイナルステージでは、審査員が総入れ替えとなり、演出家のテリー伊藤を始め、そうそうたるメンツが独自の目線で審査する。
決勝もパフォーマンスの内容自体は同じだが、改めて12チームに絞ってみるとより鮮明にチームの特徴を比べることが出来る。
全体的にレベルは高かったが、その中で勝ち抜いたチームと言うだけあって、どのチームもミスなく完成度の高いパフォーマンスで競い合っていた。
テーマに沿って表現力を押したチームが勝つのか、ダンス力で押したチームが勝つのか、ダンサーとダンサーではない審査員によっても見え方は変わるはずだ。

集計の間には、この日最後のゲストショーケースとして、世界大会を制し、人気絶頂を博すGANMIが登場。
今回は、コミカルなネタモノではなくヒップホップ・ミュージックをミックスした音源と、個性的な振り付けで会場を魅了。パフォーマンス後のコメントでは高校生ダンサー達にアドバイスを贈った。

ゲストショーケースも終了し、いよいよ結果発表。
5回目の開催にして、過去最高にハイレベルな予選と審査員に言わしめ、どのチームもハイレベルなパフォーマンスをみせた中、見事優勝を決めたのは、「扇舞(ジュリアナ)」をテーマにこの日一番、会場を沸かせた大阪府立登美丘高等学校(大阪府)となった。

今回はダントツ優勝だったと審査員がコメント。
パフォーマンスだけをみると、面白い、楽しいと感じるだけだが、観客に楽しいという体験を作るために彼女らがどれだけの労力を費やしてきたことか、その努力は計り知れない。
無事イベントが閉幕し、優勝した彼女らに動画コメントを撮らせて頂こうと追いかけていると、彼女らが通る度に、負けてしまった高校が「おめでとうございます!」と清々しく声をかけるあたりも素敵な光景。
いざ彼女たちに話しかけると、「このまま急いで帰って、明日からまた練習です。」と早くもこの先続くコンテストや作品作りに気持ちを切り替えており意識の高さに驚いた。

入賞チーム以外にも、とりあえず出てみた、というような半端なチームは1チームもおらず、ハイレベルな戦いとなった本大会。
今回惜しくも敗れた高校はこの悔しさをバネにさらなる努力をつみ成長をみせてくれることだろう。
今後の高校生ダンス部のシーンの発展が楽しみで仕方ない。

結果


優勝 : 扇舞 / 大阪府立登美丘高等学校(大阪府)


準優勝 : 驀地 / 三重高等学校(三重県)


3位(同点で二組) : 魔球 / 山村国際高等学校(埼玉県)、荊棘 / 同志社香里高等学校(大阪府)


CHIYODA賞 : 葛藤 / 広尾学園高等学校(東京都)


TOKYO HEADLINE賞 : 扇舞 / 大阪府立登美丘高等学校(大阪府)


Skullcandy賞 : 鼓動 / 桜丘高等学校(愛知県)


読売中高生新聞賞 : 魔球 / 山村国際高等学校(埼玉県)


avex entertainment賞 : 不諦 / 群馬県立安中総合学園高等学校(群馬県)


avex management賞 : 疾走 / さいたま市立大宮西高等学校(埼玉県)


超十代賞 : 別嬪 / 千葉敬愛高等学校(千葉県)

《ファーストステージ通過》
A
東京都立狛江高等学校(東京都)
明照学園樹徳高等学校(群馬県)
北九州市立高等学校(福岡県)

B
三重高等学校(三重県)
山村学園高等学校(埼玉県)
東野高等学校(埼玉県)

C
群馬県立安中総合学園高等学校(群馬県)
山村国際高等学校(埼玉県)
千葉敬愛高等学校(千葉県)

D
大阪府立久米田高等学校(大阪府)
大阪府立登美丘高等学校(大阪府)
同志社香里高等学校(大阪府)

関連リンク
http://dcc.jsda.info/

PHOTOGRAPHY:RIKIMARU SHIRAI