電子楽器とダンスナンバーが織りなす圧巻のコラボ!「TDC SHOWCASE “TRINITY” vol.2」レポート

Category : PR , TOP ,

DUP BANNER

開催日
2017年 11月 19日
場所
よみうりランド 日テレらんらんホール
時間
OPEN : 17:30 / CLOSE :
ジャンル
LIVEショーケース

デジタル楽器の会社がダンスの発表会をつくったと言ったらどんな内容を想像するだろうか?
「コルグ(KORG)」は、シンセサイザーやドラムマシン等、電子楽器の歴史あるメーカーで、世界中のミュージシャンに愛用されており、オリジナルトラックや自作ミックスの制作などでも使われ、多くのダンサーがコルグの商品で作られた曲で踊ってきているはずだ。

そんなデジタル楽器メーカー「KORG」プロデュースのダンススタジオTRINITY DANCE CENTER(以下、TDC)の発表会「TDC SHOWCASE “TRINITY” vol.2」が11月19日(日)、よみうりランドの日テレらんらんホールにて開催された。TDCは渋谷と桜上水の2か所でレッスンを行っており、両スタジオの生徒によるナンバーが披露された。ライブ&ダンスをテーマに、音にこだわりを持つアーティストのライブやコレオ作品は見どころ満載で、特にOOPARTZ、GUSHによるライブ、SHIMIZUMASHのKORGの電子ピアノを使った演出の作品など、音楽とダンスというエンターテイメントの2大要素をつなげる演出に、会場はかなりの盛り上がりを見せた。Dewsではそんな発表会の一部始終をレポート、またTDCでレギュラークラスをもつYOH(KEMURI)、次世代ミクスチャーバンド「GUSH -The Groove Usher-」のリーダー蒲原 彰利から特別コメントもいただいた。


会場である日テレらんらんホールは遊園地「よみうりランド」内の施設だ。よみうりランドではジュエルミネーション2017の開催期間中で、入園すると一面に広がる美しいイルミネーションが歓迎してくれた。実はKORGの本社は京王よみうりランド駅前にあり、KORGのホームグラウンドとして発表会の前から歓迎のおもてなしを用意された形だ。

世界で活躍するビートボクサーKAIRIによるオープニングアクトで発表会は始まった。冒頭、場内アナウンスを模したフレーズで、客席の子ども達が笑い混じりにどよめいたが、ハイスキルなビートボックスがはじまると会場が一気に沸き立った。喉、唇、鼻などを巧みに使いほぼ同時に無数の音を奏でるライブに、ただのダンスの発表会ではない、KORGならではの演出への期待が高まる。

MCまーくんの軽快なオープニングトークで会場はアットホームで踊りやすい雰囲気へ。
発表会最初のナンバーはMIKI ISHIZAKAによる、シカゴフットワークというジャンルの作品。徐々に浸透を見せるジャンルならではの、ステップの多彩さ、音の取り方、止め方などこだわった部分がしっかりと出ていた。続いてのASUKAによるJAZZナンバーでは身体をダイナミックに使った振付。個々を際立たせるような工夫もしっかりと組み込まれてており、多数舞台を経験している経験値の高さが見て取れた。桜上水スタジオのKIDSナンバーは発表会ならではの緊張感の混じった可愛い笑顔が印象的だ。しっかりと歌詞に合わせた振付、インストラクターSATOMI-Nの妖艶さやTakeriによるアクロバットも披露され、保護者も手拍子で応援を送っていた。

一つ目のゲストショーはDanae& Oriental lilyによるベリーダンスショーケース。
中東発祥と言われるベリーダンス。頭を動かさず全身で行うリズムキープは圧巻で、小道具であるシャムシール(刀)を頭に乗せたまま落とさずフロアムーブに入ると、会場全体からオー!と歓声が上がった。後半の扇子を使ったフォーメーションもとにかく綺麗としか形容できず、ストリート以外のダンスになじみのないダンサーたちも見事に魅了されていた。続くNATSUMIナンバーは5名の少人数ながら表情の細かなところまでしっかり表現できていた。

そしてSHIMIZUMASHによるナンバー。スタッフにより素早くKORGの電子ピアノが設置される。鍵盤の一番高い音と低い音を同時に叩き、クリアだが圧の強い音に、会場の雰囲気が変わりどよめきだす。ピアノの野太くもクリアな音と、キャンドルを持ったダンサー達の不思議な世界が始まった。喪服のような黒い衣装、電子ピアノの奥では人に白い布がかけられており葬儀を彷彿とさせる場面設定。宇多田ヒカルの忘却という曲に合わせ、メロディやリズムだけでなくノイズのような曇った音ですら拾って踊るこだわり、サビで丸々中を仰ぐ大胆な振り付け。白い布の中の人が最後まで動かなかったことも含め、かなり目を引くナンバーとなった。素早い舞台転換に続いて池田美佳ナンバーはオーケストラのような曲に合わせてのスタイリッシュなJAZZ。マニッシュなダンサーが中心となり、繰り返し同じコンビネーションを用いた振り付けは、埋め込まれたメッセージを考えさせる、テーマ性の強い舞台となった。

MCまーくんが普段はアシカショーの会場であることを紹介しているうちにスタッフが素早くKORGの機材と机を設置。OOPARTZのゲストライブが始まった。JUVENILEのアレンジやトークボックスの心地よさ、RYUICHIの甘い声と間奏に入るダンスの音どりの精密さに会場から黄色い声があがる。合間のトークではRYUICHIが「さっき演奏中、アシカが音楽に乗って踊っていた」とジョークを言いJUVENILEが突っ込むシーンも。会場の雰囲気も暖かく、2曲目「特急コスモライナー」では心地よい歌詞とメロディーに合わせ体を揺らしていた。

ライブ後も豪華なゲストナンバーが続く。O.S.M+REOのナンバーは緩急の難しい勢いのある振付。音を置いていく、残像や余韻が残る作品で、雰囲気のある力の抜き方、ヒップホップらしい力強さを兼ね備えていた。うえたすナンバーはJAZZ、わざとハウリングが際立ったこだわりの選曲。ルーティンの完成度やシンクロ率の高さ、リフトなど随所に見所があった。YOHのナンバーはほかの作品と違いバラバラの衣装。伸縮性のある音どりに定評のあるYOHだが、今回はそれだけでなく目を隠すような振付、ポーズもこだわりが見てとれた。KO-TA×UTAKO(G$AP)ナンバーはオレンジと紫の色合わせのおしゃれな衣装。トリッキーなビートに合わせボディコントロールが必要なシェイクやオリジナリティの高いルーティーンをならべていた。どのナンバーもインストラクターのこだわりとともに出演者同士の絆や信頼のようなものが見え隠れしていた。

舞台が暗転し、スクリーンに練習風景の写真が流れ出す。エンディングかと思いきや、舞台設営が並行して始まり、ワイヤレススピーカ、ドラムや電子ピアノが用意され、GUSHのライブが始まった。観客が立ち上がり、曲に身を任せて体を揺らす。KAIRIやJUVENILEもバンドメンバーとして参戦し、ドラム、ギター、キーボード、サックス、ベースと、踊ることを念頭に置いてどの音に焦点を当てても捨て音がない、クリアで存在感のある演奏とダンサブルなアレンジは大トリにふさわしいライブとなった。TDCのプロモーションにタイアップされた楽曲「Get On The Floor」の演奏が始まると、今回振付をしたインストラクター陣が登場。豪華なコラボレーションが実現し、興奮冷めやらぬまま舞台は閉幕した。

楽器メーカーのダンススタジオ!?「TDC × GUSH」のコラボPV公開!

ライブ後、GUSH のリーダー蒲原 彰利からこのイベントについての話を聞くことができた。GUSHとはどのようなバンドなのか、どのような思いで今回のイベントに参加したのかを尋ねてみた。

STAFF
今日のGUSHのライブ感動してしまいました、ありがとうございます。非常にダンサー好みの、一つ一つの音が強くてクリアでバランスの取れたライブ演奏に感じました。GUSHはどんなバンドなんでしょう?

蒲原 彰利
ありがとうございます、実は全員ダンサーでなく純粋なミュージシャンなんです。Boogie Downというバトルイベントで生バンドでB-BOYバトルをやりたいと集まったのが結成のきっかけです。音を真正面でぶつけるような演奏を心掛けているので、聞くたびに違う発見をしてもらえるといいなと思ってます。最近では僕らの演奏を聴いたあと、DJタイムでかかる曲を聴くと音が分解されて聞こえる、と言われたのが一番うれしかったですね。最初はダンスバトル専門バンドで4~5年やっていた中で、オリジナルも作りたい。ダンスと楽曲とを、一般の人に見せたいなと思いGUSHAAANというイベントも企画してきました。今年の6月にTDCさんのプロモーション映像に参加させていただくことになって、(その流れで)今回発表会にお声がけいただきました。

STAFF
あの楽曲(Get On The Floor)は耳に残りますね。しかも豪華なダンサーたちとコラボレーションまで実現して盛り上がりましたね。

蒲原 彰利
あの曲も歌詞のメッセージとして、Get On The Floor、フロアにおりて、踊ることで世界が変わるというか。ダンサーさんが主人公で、嫌なことがあってもダンスやると解放されて世界が輝いて見える、といった歌詞を書きました。歌も同じようなところがあるので。自分を開放しているとただ演奏してるだけだとおこらないようなミラクルが起きる。今日のコラボレーションだったりとかもそうですよね。

STAFF
今日発表会に参加して、ライブを終えて感想などあればいただけますか?

蒲原 彰利
発表会は講師の方々から、洗練されてかっこよくトガったモノをつくろうというのが感じられました。また、KORGさんが主催なのでKAIRIしかり、OOPARTZさんしかり、僕らも呼んでいただいて、ちゃんと音楽も届けようというメッセージを感じました。どうしてもダンスイベントとライブって別れちゃうのでその垣根を取っ払って音楽で一つになろうというのを、ダンスのイベントだけど体現しててすごいと感じます。6月のMVを取るところから、7月のGUSHAAANというイベントでもKORGさんに機材提供をいただいて、素晴らしいキーボードを使わせていただいて。サウンドのクオリティが、グッ!とあがって、よりいいステージができるようになりました。今回のライブも、(発表会自体が)すごい大変なスケジュールだったと思うんですが、気持ちよく演奏できる環境を整えていただいたので、ありがとうございます、という想いです。ありがとうございました。

そして今回の発表会に振り付け作品を提供したYOH(KEMURI)が、発表会やTDCでの普段のレッスンについて思いを語ってくれた。

STAFF
発表会お疲れさまでした。普段のレッスンやスタジオについてお聞きしてよいですか??

YOH
2~3年前からレッスンを受け持たせてもらってます。前はスタジオ名がTDCではなく違う名前でやっていたのですが、スタジオ名が変わってから初めての発表会です。ステージもここでやるのは初めてで、規模はどんどん拡大しているようです。オレもいろんなところで教えてるんですけど、大手のスタジオだったら人数が多い、いろんな世代がいる、地域密着系だったらアットホームだとか特色があります。その点で言うとTDCはスタジオ環境がすごくよくて、落ち着くスタジオではあります。このスタジオは個人的には結構穴場で、場所的にまだまだ知られていないんです。桜ヶ丘って渋谷の静かなほうにあって。センター街!ってにぎやかなところよりは桜ヶ丘の方が個人的にも好きで、大手のスタジオみたいに生徒さんも沢山いるわけではないから、ちゃんと一人ひとり教えてあげることができます。スタジオは結構快適で、大きすぎる訳でもなく、あと、床暖房ついてるんですよ。床はさらさらだし照明も使えるんですよね。アメニティもすごくて、シャワーがあるスタジオならもうすでにありますが、マウスウォッシュとか化粧水とかまで置いてあるんで、とにかく快適で。音響もKORGだから最強だし、スタジオの環境的には一番好きです。大人数で受けるスタジオレッスンも楽しいのですが、上品で、違いがわかる人向けなのかなと思います。

STAFF
今日の発表会に出したナンバーについては?

YOH
いつもナンバーに出てくれる生徒がいて、その子がリクエストをくれてアリシアキースで踊ることになったんですよ。いつかこれに振付けてもらって踊りたい、といわれてじゃあやろうよ!って。

STAFF
かなり生徒との距離が近いんですね(笑)。

YOH
リクエストに答えるくらいですからね(笑)。作品的には群像劇です。ある街で行きかう人々がいろいろ抱えてる。曲を大雑把に説明するといろんな人や出来事があるけどあなたがいればいい、という曲なんです。そのあなたでなくいろんな人がいていろんなものを抱えているよね、に焦点を当てました。小学生もいるし、社会人もいるし、幅が広いので、リハもメリハリつけてやってきました。
TDCの発表会は、楽器の会社だからバンドとのコラボもしてるし、ほかの発表会との差はありますし、楽器メーカーだからこそまだダンスに関しては手探りなところもあります。新体制になってKORG主体のスタジオになってから、駆け出してるばかりだと思うんですけど、ダンサーに寄り添って意見を聞いてくれようとしてくれるし、伸びしろがある領域になっていくんじゃないかと思います。
https://www.trinity-dance.com/
http://grooveusher.com