Hilty & Bosch 20周年記念公演をレポート!最後はファンに嬉しい2大発表

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EXPG AUDITION

開催日
2017年 12月 02日
場所
なかのZEROホール
ジャンル
公演

12月2日なかのZEROホールでHilty & Bosch 20周年記念公演「-Will- ASIA Tour Final 東京」が行われた。
ダンスチームとしては20周年、幼馴染としては30周年の二人が、自分たちのダンススキルだけでなくエンターテイメントへのこだわりやゲストとの絆まで、惜しむことなく出し切った。爽快で笑いに溢れた公演の最後には2つの重大な発表も。終始盛りだくさんの公演となった。

国内外のストリートダンスシーンで抜群の知名度を誇るHilty & Boschは、YOUとZINの2人組LOCKINGチーム。現在はロサンゼルスを拠点に活動しており、現地でクリエーターとともにオリジナル楽曲を制作、CDとDVDアルバムをリリースした。そのリリースを記念したツアーが中国と日本の5か所で展開。日本では大阪、東京にて2公演が開催された。
先日「めちゃイケ」に出演したことでも多くの反響があり、本公演のチケットは早い段階でソールドアウトとなっていたようだ。会場であるなかのZEROは”ダンサーの聖地”と呼ばれる野外で練習するためにストリートダンサーが集まる数少ない場所の一つ。この場所で練習を積み重ね、またコンテストに挑戦し、メディアや世界で活躍するダンサーも多く、東京有数のダンス所縁の地での公演はニクい演出だ。

公演は2部構成で行われた。舞台上のスクリーンに「30」の文字が映し出されカウントダウンが始まると、自然と客席から手拍子とカウントダウンの声が出る。「RAVE2001」や「JAPAN DANCE DELIGHT」など、これまでのショーの軌跡が駆け足で流れ、二人が登場。YouTubeで650万再生(2017年12月現在)された「Chris Brown/Turn Up The Music」を振り付けした作品を再現し会場のボルテージを一気にマックスまで高めた。動画では感じることのできない細部へのこだわりや空気感、抜群のシンクロ率などさすがの一言。
続いてゲスト、ヒューマン・ビートボクサーのREATMOが客席から登場、ソロでのマイクパフォーマンスにレベルの高さを感じる。

ステージに「Uptown Funk」が流れ出すと、Hilty & Boschと数名のダンサーが登場。代わるがわるスピード感のあるLOCKIN’とアクロバットで会場を沸かせた。あとで気づいたのだが、これは第1部のイントロだったようだ。暗転し、スクリーンに多くのダンサーたちがロックポーズをしている写真が並び、重なってゆく。多くのダンサーがロックしている姿を重ねたものが今回のアルバム、そしてツアーポスターだという種明かしがなされ、そのメッセージにHilty & Boschらしさが出ているのだろうと嬉しくなる。

REATMOのLIVEは、機材を用いて自分の出したビートや音をその場でサンプリング(録音)し、ループさせながらどんどん重ねて曲を作ってしまう。TM NETWORKのGet WildやMJのBeat Itをその場でつくりあげ、音に合わせてVJがリアルタイムで映像を作り出し、独特の世界が出来上がっていった。
その後は、YOUとZINによるREATMOとのスペシャルセッション、オーディションダンサーとのコラボレーション、ダンサーなら誰もが知るHilty & Bosch往年のネタなど、普段の二人のショーでは見る事のできないショーケースが次々と続き、観客を魅了した。


これで1部かと思わせるほどの濃厚で全力疾走な踊りを目の当たりにし、休憩時間にはファンたちから「全部ヤバいねー!」と話している声が聞こえてきた。

第2部では、今回のゲスト「KITE」と「The Floorriorz」のメンバーをステージへと呼び込んだ。一緒にめちゃイケで共演したKITEはテレビ同様、マイクとともに軽快なトークや細かなボケで会場を笑わせる。関西人の二人はKITEに思わず突っ込んでしまい会話がどんどん脱線していく様を見て、先ほどまでの精密で隙のないダンスとのギャップに思わず笑みがこぼれた。

1組目のダンスゲスト、今年前人未到の「BOTY」3連覇の偉業を成し遂げたThe FloorriorzからWATA、SATORU、KATSUYAが登場。先日めちゃイケでの活躍も記憶に新しい。最初のソロではHilty & Boschを模したクラップやロックを見せ2人に敬意を示し、ルーティーンが始まると正統派で丁寧な一歩一歩のステップに隠された少しエグい脚の巻きや角度にファンも玄人もうなりを上げていた。続いてのKITEはトークの明るいテンションとは正反対の曲、戦場のメリークリスマスのリミックスに合わせて、シリアスなソロショー。KITEしかできない音どり、バネのある膝や足首づかいは見ていて気持ちがよく、特に正座のような状態からロールで立ち上がった時の足首の使い方など、首からつま先までの身体能力の高さに口が開きっぱなしであった。


その後再び、Hilty & Boschが登場。使用される楽曲は、往年のオールドスクールの名曲だけでなく、ビルボードのヒットチャートにのるような誰もが知る名曲も振り付けされており、二人のダンスの幅の広さを見せ付けていた。キャリアを積めば積むほど無駄をそぎ落としていくダンサーが多い中、Hilty & Boschは常に新しいことに挑戦し、試行錯誤を繰り返し、より多くの人に喜んでもらえるようなエンターテイメントを磨き続けている。

そして今回のツアーのきっかけとなったオリジナル音源「Step Out To The World」の映像とともに、本人達から曲のコンセプトが説明される。「ノーボーダーズ」をコンセプトに、2人が世界でショーをした際に感じた「ダンスは世界の壁を超えていける」というメッセージを曲にしたという。あれだけ激しいダンスを連続で踊ってきたのにもかかわらず、バク宙やゲットダウン、ジャックナイフとドルフィンを同時に繰り出すなど、会場の手拍子とともに2人は踊りきった。「今日のお客さんとの出会い、場を共有できたことが嬉しい」「もうすでに足が(疲労で)震えている」と語った。
全ての演目が終わり、「集大成を見せたいと思っていた。今日ぐらいは自分を褒めてもいいのではないか」と涙ぐむ2人。2人のつくってきたシーンや歴史を振り返る、趣深い公演となった。

そのままゲストと出演者がステージに登場し、2つの発表が行われた。
一つ目は来年3月からのライブツアーが決定したこと。3/24 二子玉川で、4/22には地元大阪・茨木市での公演が決定している。
そしてもう一つは「HILBO Friends」というファンクラブを開始するという。YOUとZINでユウジン=フレンズにちなんで命名されたこのファンクラブでは、限定Live DVDや先行チケットなどが手に入り、様々な催しが企画される予定だという。

最後にYOUから「この場で応援やまなざしをもらってさらに成長できる。突っ走って来てよかった」ZINから「新しい活動をして可能性を広げて次世代につなげていきたい、修行して帰ってくる」とコメントを残し閉幕した。

FacebookやInstagramのオフィシャルアカウントでは、ライヴツアーのドキュメンタリー写真が公開中なのでそちらも併せチェックして欲しい。
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