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エンターテイメント神髄を教えてくれたハイパーサラリーマンに歓喜!Team Black Starzの10周年記念LIVE~笑って泣いて驚いて笑って笑った至高の時間~

キラチャレ_single

開催日
2016年 05月 22日
場所
川崎CLUB CITTA
ジャンル
ライブ

“Team Black Starz“、通称”ブラスタ”はメンバーの殆どが優秀なサラリーマンであることで有名なパフォーマンス集団。メディア出演も数多くこなし、各種企業イベントや動画投稿サイトでも爆発的な人気を誇る彼らは、今年めでたく10周年を迎えた。記念すべき節目に1日限定の単独公演”三十路ついでにCITTA借りCITTA”が開催されるニュースが駆け巡ったのが2月の頭。

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毎回度肝を抜くパフォーマンスをしてくれる彼らのこと、約2年ぶりとなる単独公演ともあれば見に行く人の期待もいやおうなしに高まることは間違いない。しかしその内容は著者の予想を痛快に、そして小気味良く超えていくものだった為、当日の様子をレポートする両の指がキーボードの上を滑る滑る。

少々長くなるが是非見てほしい。働きながらも何かに打ち込む人間にとっての“灯”になることは予想に難くない。

まず今回の単独公演の前情報としてメンバーが全員揃わないという事実を前置きしておきたい。サラリーマン所以の海外出張というトホホな理由と、体調不良により11名いるメンバーのうちYutakaとJunyaの2名が欠勤(ブラスタのLIVEでは出演のことを出勤と呼んでいる)という状態だった。

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少々の不安を抱えて会場入りすると物販グッズを大量に購入したと思しき群衆がタオルやTシャツを思い思いに身に着け既に戦闘態勢に入っていた。今か今かと待ちわびているその表情にこちらも高揚してきてしまう程、はち切れそうな期待に満ちた会場の空気に身が引き締まる。会場である川崎CLUB CITTAは開演を待たずして1000人程のお客さんで満員であった。

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ゆったりとした足取りでステージを歩く人影が見えたかと思うと、白髪を美麗に撫でつけた初老の男性が登場。この謎の男性が朗々と開会の挨拶口上を読み始めたではないか。自らを「黒星商事株式会社相談役のMasa」と名乗り、粛々と嘘としか思えない爆笑エピソードを披露し開演を宣言。中でも著者はセレブリティの極みであるMasaだけが持っているというiPhone11のくだりが非常に好きだった。謎の男性Masaに会場中から好意的な歓声が上がった。

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オープニング映像は静かでありつつも重厚でハリウッド映画を思わせるような音楽。メンバー全員の顔写真がモニターに映し終わるとオフィシャルロゴと共にカウントダウンが。

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0の表示とともに白幕に照明が射し、ブラスタのシルエットが映し出された、と思った。MCを担当する美声メンバーの「テキーラさん」の掛け声で白幕があがり観客の大声援が響く中、幕の裏から出てきたのは何と紳士淑女の皆様・・・。WHAAAAAAAAT‘S!!

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続いてテキーラさんによる「Team Black Starzのお父さんとお母さーん!」という掛け声で謎は解け会場が爆笑に包まれる。はにかみ、もじもじしながらも、ブラスタのマストアイテムであるサングラスをかけ、まんざらでもない様子のご両親各位。唖然とした後にできることと言えば笑うことしかなかった。そしてそのご両親各位の中に先ほどのMasa氏も不敵に笑みを浮かべて立っているではないか!小憎い演出である。

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ご両親が捌けていくとブラスタの面々が客席やステージ下など様々な場所から三々五々に集結しオープニングが始まった。観客のボルテージも一気に上がり息もつかせぬハイパフォーマンスでオープニングを駆け抜けた。

今回のLIVEはブラスタの10周年を振り返り、ランキング形式で彼らの2兆個あるパフォーマンス(本人談)のベスト50を紹介するという内容だった。このランキング映像も様々なテレビ番組のパロディーだったりアテレコだったりで、非常にくだらなく、いちいち面白い。30過ぎの男性が集まって夜な夜なしょうもないアテレコをしているのかと想像すると、日本の未来は明るいなァと思ってしまった。

さて公演の内容は盛りだくさん過ぎてとても記すことは出来ないのだが、パフォーマンスとパフォーマンスの間にある茶番寸劇(勝手に命名)も含め印象に残ったシーンを写真と共にピックアップしていく。

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ドラゴンボールのパフォーマンスでは息もつけない展開に目を奪われまくり。

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個人的には悟空とフリーザ様をステージ上に連れてきた佐○急便の人は何者なのか気になって仕方なかった。恐ろしいキレで会場の注目を一身に浴びるフリーザも当然圧巻。

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運動会の演目のあとには観客一体型のボートレースが。アイドル「Tasuku」と影の司令塔「Hatch」の対決はHatchの勝利。

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罰ゲーム中に流れる切なすぎるBGMは森田童子さんの「ぼくたちの失敗」。勝ち負けに関係なくイジられキャラである「アレさん」と「ID」の二人がパンストを顔にかぶって引っ張り合う展開に。笑撃。

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ジャニーズメドレーではかなり危ない橋を渡り、パロディも豊富にお届け。ダンサーとして各方面で名を馳せる「Zabu」と、器用と巧妙が売りの「TKO」によるクオリティが高いのか低いのかよくわからないモノマネも披露。

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ギネスチャレンジのコーナーでは茶番のチャレンジャー2名の後に、ブレイクダンス界でも存在感を放つ「Bob」が本気でギネスチャレンジ。エアチェアスピンで16周以上という挑戦、惜しくもこの日は失敗に終わったが、なんとすでにBobは18周を達成しているそうで、今その映像をギネスに申請しているという。うーむ、茶番のみならずスキルも相当なものだ。

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個人的にはチャレンジが失敗すると出てくるサンバガールに扮した(扮せてない)TKO、Hatch、アレさん、助っ人メンバーのSo-taのシーンが面白すぎて涙目になり、景色が曇ったものである。

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恐らく本邦初公開?のスラムダンクの再現度は世代の人間なら興奮間違いなしの内容

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彩子さんに扮したゲストシンガー「Kelpie」の扮装具合は満点だった。

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ゲストDJ/作曲家でもあるRumb氏とのセッションSUPER LIVEは単純にひたすらかっこよく、

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上海駐在中のYutakaのまさかの登場に会場は爆沸き。シルエットで魅せる小憎いカムバック。

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ホストみたいな二人が絶滅危惧種のゴングロギャルを引き連れてパラパラしたり

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そしてランキング第1位はもちろん彼らをスターダムに押し上げた「エヴァンゲリオン」より「残酷な天使のテーゼ」。ボルテージもMAXでメンバーは少しも疲れを見せない。すごい。

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締めの挨拶よろしくメンバーが全員ステージ上に。欠勤で涙を飲んだメンバーである貴公子/プリンスである「Junya」も爽やかに手を振りながら登場。ファンの泣き崩れる姿も。

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アンコールは照明が付くとステージいっぱいにチアリーダーが!どこから呼び寄せたのだろう。彼らの人脈にもひたすら驚愕である。華やかだ。ドリフの曲でメンバーもチアに挑戦。

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リーダーである「Zuke」を頂点にしたタワーは完成。
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ラストのラストは勢いと破壊力そして盛り上げには打ってつけの「SKILL」のチューンで会場中を一つにする。物凄い、ひたすら凄まじい熱量にただ圧倒された。リーダーZukeの挨拶に巻き起こる拍手の嵐は称賛の心で満ち満ちていた。

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いかがでしょう。歌あり踊りあり豊富な特効(炎やCo2などがふんだんに使用されていた)あり、写真だけでもその躍動感が伝わってくるだろう。著者はもう1度とは言わずあと2,3回は見たいと思った。正直見所が多すぎて色々と見逃している気がしてならない。期待を遥かに超える内容、緻密に計算された構成。見る者の予想を見事になぎ倒すこの「裏切り」こそが“エンターテイメント”の神髄だと感じた。

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サラリーマンがこれだけのことをするに当たって、どれだけの時間と知恵を集結させたのだろうか、と思いを馳せずにはいられない。しかしそれだけのエネルギーを使いながらもお涙頂戴の公演にしないところがブラスタらしい。ひたすらに自分たちのしたいことを詰めこみ、笑いと驚きにフォーカスした公演はあまりに彼らの意思に充ち溢れ、結果として意図せずして観客の感動を呼び起こした。膨大な笑いと少しの涙がTeam Black Starzの10周年に華を添える形で素晴らしい空間を創り上げていた。

是非ともこの至高の公演をより多くの人に見てもらうべく映像化を望む。
ますます進化するTeam Black Starzから目が離せないことは言うまでもない。この次はどれだけ“幸福な裏切り”を見せてくれるだろうか。

Photograph by Daisuke Urano, 星野美子

Team Black Starz

「Team Black Starz」 「ブラスタ」 「チームブラックスターズ」とは、エヴァ、一世風靡、ジブリなどをはじめとする楽曲を使ったエンターテインメントパフォーマンスをする集団 を装った ただの サラリーマン集団 である。
日本テレビ系列「スタードラフト会議」「スッキリ!!」出演。「完コピ!名曲ダンスNo.1決定戦」優勝など、多数メデイア・イベント・学園祭など出演の他、全国でのLIVEを中心に活動中の働くエンターテインメント集団「Team Black Starz」通称「ブラスタ」。Youtubeでの総再生回数は1,000万回を突破!!
サラリーマン集団として異例の「赤坂BLITZ」ワンマンライブを行い、超満員にて大成功をおさめる。

HP : http://teamblackstarz.com/