WAACK (ワック) |ワックダンスの種類や歴史を徹底解説!

WAACK(ワック)とは

70年代半ばの音楽に合わせ、主に腕を鞭のように振り回したり、胸の前後のしなりやツイスト、腕を巻きつけるような動きが特徴的。多くのゲイダンサー達はクラシックバレエやジャズダンスをやっていたため、ターンもよく繰り出される。タイロン・プロクター(Tyrone Proctor)というダンサーにより「WAACKING」という呼び名がつけられました。

WAACKの歴史

WAACKは70年代初期にゲイクラブで生まれたダンス。
初期の頃はポージングをしていくダンスで、ゲイダンサー達がドラッグクイーンや当時の女優Greta Garbo(グレタ・ガルボ)、Rita Hayworth(リタ・ヘイワース), Marilyn Monroe(マリリン・モンロー)などのイメージや古い女性スターの静止画やミュージカル等を真似てダンスとして表現していた。次第に腕を巻きつけるような動きを使ったダンスになっていく。

WAACKとPUNKINGの違い

当時、ストレートなダンサーはWAACKを踊る際に差別的に「PUNK・PUNKING」と呼んでいて、動き自体は同じような事をしているがWAACKINGは、より感情的。 PUNKINGは滑らかで精度を高める方向に向いていた。
現在どちらの言い方もダンスとして定着しているが、自分はゲイではないのでPUNKINGをやっていると言う人や「PUNK・PUNKING」はゲイへの差別用語なので言わないで「WAACK・WAACKING」と言うなど意見が分かれるとのこと。
O.G.SのMASAO氏もFUNK SUMMITにてその2つの違いについて「人によって意見が違うので、正解はわからない」と語っている。

WAACKの広まり

Tyron Proctor等は当時のダンサー達とWAACKを定着させる為にThe Outrageous Waack Dancersを結成してテレビ番組ソウルトレインでこのスタイルを踊ったりツアーを行い、世に広めていく。
その他にも当時のダンサーであるTinker, Andrew等を起用したDiana Ross(ダイアナ・ロス)リンカーンセンター1979年ショー。

ソウル・トレインから生まれたグループShalamar(The Outrageous Waack DancersのメンバーJeffrey Daniel, Jody Watleyが所属)

等から徐々に世に認知されていく。

日本のシーン

日本では、BE BOP CREW、Rm Sister等、日本でWAACKを踊りシーンを築いてきたダンサー達のお陰もあり、日本のWAACKダンスシーンは世界でも非常にレベルが高いものといえるだろう。近年でもYOSHIE氏率いるebonyや、キッズダンサーのWAACKダンスブームの火付け役とも言えるであろうBAD QUEEN、東京ではオリジネーターに師事し、学生を中心に人気を集めるmizuki flamingoなど、カリスマ的なダンサーが多数存在し、女性に人気のジャンル1つである。最近ではWAACKオンリーのバトルも開催されている。