ミュージックレビュー
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Kalbata & Mixmonster feat. Major Mackerel / Congo Beat The Drum

lol-エルオーエル-「 bye bye」single

Soul Jazzレーベル等にも作品を発表してきたイスラエル出身のプロデューサーであるカルバタと、ミックスモンスターが手を組んだレゲエ・アルバム。先行シングルとなったリトル・ジョンとの“Prisoner In Love”を始めとするメロウ・サイドも最高だが、力強い太鼓とともにトライバルな展開を見せるタイトル曲は踊るのにばっちりな強烈ビート。100%アナログ技術で制作されたというコダワリの楽曲群は、ジャマイカ産のレゲエでもなかなか味わえないスリリングな魅力が詰まっている。

Recomend New Blast

Schlachthofbronx feat. Nicky Da B / Bump And Grind

何年経ってもグループ名が覚えられないことでお馴染み(?)ミュンヘン発のぶっとび系DJデュオ、シュラハトホーフブロンクスの新作『Rave And Romance』からの1曲。ディプロ“Express Yourself”で一躍有名になったニッキー・ダ・Bを迎え、ダンスホール〜ジューク〜トゥワークまでをあっさりと行き来しながら、気持ちよく下品な出来映えに。アルバム丸ごとwavファイルでフリーダウンロード公開してしまう太っ腹具合もあっぱれ。

Skream feat. Sam Frank / Rollercoaster (Dimitri from Paris Remix)

去年末にリリースされ話題になった英国のダブステップ王子によるディスコ・チューンをディミトリがエディット。原曲よりも更にドラマティックな展開で現場での使用頻度は倍増しそう。これさえあれば一瞬でダンスフロアがキラキラに。ダフト・パンク“Get Lucky”やディスクロージャー好きのダンサーは知っておいて損のない一枚。けれどもかつての攻撃的なスクリームも恋しいという声もあったりなかったり。

Calvin Richardson / We Gon' Love Tonite

近年はシャナチーからボビー・ウォマック(R.I.P!!!)のカヴァー・アルバム等をリリースし話題を集めていたR&Bシンガー、カルヴァン・リチャードソン 。今春に移籍したエリック・ベネイが立ち上げた新興レーベル、ジョーダン・ハウスからの復活シングルは、無骨な印象もあった歌声が都会的に洗練された2014年屈指の美メロ曲。これで唸らなきゃ嘘でしょう。
熱くなり始めた初夏の夜にピッタリです。なお、ベネイのレーベルに同じく移籍したゴアペレの新曲も素晴らしいです。

Robin Thicke / Paula

『Blurred Lines』で一躍世界中でスターになったロビン・シックのニュー・アルバムは、遊びすぎて離婚の危機が迫っているモデルの妻ポーラ・コットンに捧げた作品。そんなわけで前作のおちゃらけモードは一切なし、歌詞も未練モノが大半だが、サウンドはラテンからJB風まで幅広く内容も相当濃い。代表作にはなりそうにないが、一人の女性に自身のアートを力の限り尽くす姿にマーヴィン・ゲイ『離婚伝説』の影を見る人も多いはず。
やはり、この男は根っからのソウルマンなのだ。