“ワンランク上の学生になる”高い目的意識で誕生した新学生団体「東京六大学ストリートダンス連盟」とは?現会長にインタビュー

Category :

DUP BANNER

スーパーキッズ第一世代も大学生の年齢になり、さらなる盛り上がりが期待される大学生ダンスシーン。
ここ数年でも、学生ナンバー1を決めるコンテスト、、ナンバーイベント、学生限定バトルなど様々な学生向けコンテンツを取り入れたイベントが増加傾向にある。

その開催者の中には、企業やオーガナイザーではなく、学生だけで組まれた団体も存在する。
関東で一番の老舗であり、最大規模を誇る関東大学学生ダンス連盟Σ(以下シグマ)をはじめ、関東医療系大学によるダンス連盟UDMなどその形も様々だ。
そんな中、去年「東京六大学ストリートダンス連盟」という学生団体が新たに誕生した。 彼らは、イベントを開催するだけではなく、自分たちで営業に行き企業にアプローチをかけるという。

高学歴学校のみで組まれた新組織が目指す大きな目標とは?発足のきっかけから活動内容、最終目標までを現会長である作左部力(以下ちから)に話を伺った。

「ダンサーの社会的地位の向上」明確な目標と高い意識で生まれた東京六大学ストリートダンス連盟

IMG_1480

——まずはじめに東京六大学ストリートダンス連盟の発足と設立のきっかけについて——

ちから
一昨年(2014年)に史上初のストリートダンス早慶戦が開催されて、去年(2015年)に初めて東京六大学ストリートダンスリーグミスカレッジダンサー全日本大学ストリートダンス選手権を開催しました。

この四大大会を実施する団体として、今年から東京六大学ストリートダンス連盟として設立して活動を始めています。

小規模ながら実質的には去年から始まっていたので、僕が二代目の会長という形になります。

東京六大学ストリートダンス連盟が何故出来たかというと、僕たち学生ダンサーの多くが、ダンサーの社会的地位だったり、ダンスやっていても未来がないというのを感じていて、それを解決したいという思いがあったからです。

例えば学生でもダンスをやっている人は多いですけど、就職活動の際にダンスをやっていたことがプラスに働くことはそこまでないかなと思っています。

一昔前よりはイメージアップもしているとは思いますが、それでも「ちゃらちゃらしてそう」などのような印象はまだ強くて、それだったら自分たちで学生ダンサーの印象だったりとか熱量のすごさとかを伝えて学生ダンサーの「社会からの評価」を高めて、それがダンスシーンの地位向上にもつながればという思いから始まっています。

あとは、今のシーンでは、ダンスシーンだけでイベントが回っていることがほとんどなので、一般の人も巻き込んでいきたいと思っています。
そのためにはどうすればいいかってなった時に、野球でもある通り、六大学って一般の人でもわかりやすいと思うんですね。学力的にもイメージがいいと思うので、一般の人も興味を持ってくれるのかなと思っています。

——メンバー構成はどのように組まれているんですか?——

ちから
基本的には「野球と同じ東京六大学」(早稲田・慶應・明治・法政・東京・立教)のサークルのOBで活動しています。
13235359_1018677624846661_3131142054570031317_o

各大学(全サークル含んだ)から代表者を一人づつ出して「大学マネジメントチーム」の幹部を決めてその幹部の中から会長、副会長を決めます。

会長、副会長を含む大学幹部が六人いて、そこからさらに各サークルごとに二人づつスタッフを出してもらっています。

大学幹部と別で、横断組織の「代理店営業チーム」というものがあるんですけど、彼らはイベントを引っさげて企業の方にアプローチしにいきます。

——営業といっても全員学生だけでやっている中で、そのノウハウはどこで習うんですか?——

ちから
顧問という形でダンスをやっていて就職した人などにも携わっていただいていて、その方が電話のかけ方やメールの送り方などのアポの取り方からスタートして、営業のノウハウを一から教えてくれています。
かなりサポートしていただいているので本当に助かっていますし、この連盟に入って学ぶことがたくさんありました。

——普段の活動内容は?——

ちから
基本的に4つのイベントがありまして、

六月にある「ストリートダンス早慶戦(800名以上動員)」
soukei

九月にある「東京六大学ストリートダンスリーグ(1,000名以上動員)」
t6s

十二月にあるダンサーのミスコンイベント「ミスカレッジダンサーコンテスト(投票ページ10万PV以上)」
miss

三月にある「全日本大学ストリートダンス選手権(50大学以上参加)」
alljapan

こちらの開催四ヵ月前くらいから話し合って内容を詰めていきます。

今は「ストリートダンス早慶戦」は内容が詰まっているので、「ストリートダンス早慶戦」の方を進めていっています。まだまだ定着化はされていないのでいろいろ考えているという段階です。

[実際の会議の様子]
IMG_1332

頻度でいうと基本的には週一回以上は集まっていますが、自分たちのサークルの活動や就職活動しているメンバーもいるのでそこまで負担がかかるわけではないですね。

数ある学生ダンス団体や学生限定ダンスイベントとの大きな違いとは

IMG_1471

——“学生の日本一決定!”のようなダンスコンテストやイベントは他にもありますけど、六大学ということ以外で他との大きな違いはなんですか?——

ちから
僕たちが謳っているテーマで「ワンランク上の学生になる」というのがあって、他のイベントは企業さんだったりオーガナイザーさんが主催されているとは思うんですが、僕たちは”大人たちからはあくまで指導やサポートを受けるだけ”で完全に学生でハイクオリティのものをプロデュースする力をつけること、その機会を提供することを目標としています。

つまり「学生自身が大きく成長して、学生の価値を高める」ということに重きを置いて活動しているところが大きな違いだと思います。

僕も含め運営陣から出演者のほとんどが学生オンリーなので学生にしかないもの、すべてを捨てて一つの舞台にかけたり、少し馬鹿っぽくもみえる熱さが僕は好きなのでそれを「社会に認められるように」引き出してあげたいっていうのも目標としてあります。

——連盟といえば、有名なものとしてシグマがありますが、シグマとの大きな違いは?——

ちから
大きな違いは何を目標にしているかだと思っています。

おそらくですが、シグマさんは学生のための居場所を提供していくスタンスだと思います。それに対して僕たちは学生の可能性を見出して、価値を社会的にあげていくこと、企業や一般の方にアプローチしていくのを目標にしているのでそこに違いが生まれています。

「ダンス界を変える」学生ダンサーの熱さとかっこよさを一般の方に伝えること

IMG_1513

——東京六大学ストリートダンス連盟としての今後の目標は?——

ちから
大きいことですが、ダンス界を変えるというのが最終目標です。
僕ら学生だからこそ、この立場を使って一般人に広めていくことが出来ると思っています。
例えば東大生もいたりして、中には「東大生がどんな踊りするの?」と学歴で興味をもつという人もいると思うんです。
入りはそれでよくて、実際にダンスを見てみたらすごい熱くてカッコよくて、学生ダンサーってすごい!って多くの人達が思ってくれる状況をこの一年で少しでも多く実現させていきたいです。
そのためにもいいイベントを開催して、盛り上がってとイベントを成功させることが必要になっていくわけですね。

——最後に学生ダンサーに向けて一言——

ちから
僕も昨年、立教大学D-mcで大学生としてのダンサー生活を経験しましたが、本当にサークルダンサーってサークルダンサーにしかもってないものがあるなって思うんですね。
熱苦しさだったり、仲間との絆だったり、イベントに向けて、泣き叫ぶくらい辛かったり、逆に嬉しかったり、そういうのってすごく大事だと思ってるんですよ。
たぶん大人になるに連れて忘れかけていくというか、いずれはこの熱さもなくなってしまうものだと思うので、現役のうちにそういったことの大切さや有り難みに気付いて欲しいですね。
あとは、学生ダンサーの地位の向上という意味でも、マナー面はしっかりして欲しいなと思います。安田も問題になってますけど、イベントでの態度だったり、一般の人から見てもいい大学生で、いい人間であっていいダンサーであって欲しいと思っています。
そこらへんの部分も僕らを筆頭にして盛り上げていけたらなって思っています。

東京六大学ストリートダンス連盟
Official Website : http://t6sdl.tokyo
Twitter : https://twitter.com/t6sdl
Facebook : https://www.facebook.com/T6SDL/
Instagram : https://www.instagram.com/t6sdl/

メンバー紹介

de_13262189_1017560584958365_287614434_o
六大学連盟での役職:第二代会長 兼 立教大学マネジメントチーム幹部
名前:作左部力
大学:日本大学
学年:4年
所属サークル/役職:立教大学D-mc前会長
ジャンル:HIPHOP
連盟を通して実現したい世界:
ダンス界を学生ダンサーが変える世界。

de_13230711_1017560581625032_372435451_o
六大学連盟での役職:第二代副会長 兼 法政大学マネジメントチーム幹部
名前:柳沢直樹
大学:法政大学
学年:4年
所属サークル/役職:法政大学HSD 元代表
ジャンル:HIPHOP
連盟を通して実現したい世界:
「大学時代ダンスに励んだことが人生の中で大きな財産になった。」と実感する人が増えてほしい。ダンスから得られるものを少しでも多く与えるきっかけをこの団体で作っていきたい。

de_13225096_1017560578291699_1277140795_o
六大学連盟での役職:東京大学マネジメントチーム 幹部/会場統括
名前:中澤光
大学:東京大学
学年:4年
所属サークル:WISH/ジャンル責任者
ジャンル:LOCK
連盟での役割:東大幹部、会場統括
実現したい世界:
これから何十年と続いていくであろうこの団体を、組織運営やイベント運営などの観点から支えられればなと思います。今の後輩や未来の後輩たちに少しでもいい環境を残したいです。

de_13241709_1017560588291698_709438463_o
六大学連盟での役職:早稲田大学マネジメントチーム幹部 兼 広報管理
名前:神宮司秀将
大学:早稲田大学
学年:4年
所属サークル:SesSion
所属サークルでの役職:副幹事長
ジャンル:LOCK
連盟を通して実現したい世界:
広報を通じて一般の人が持つダンサーのイメージを払拭し、ダンサーが持つ探究心、一貫性、そしてそれらから滲み出る人としてのかっこよさをダンサー以外の方に認識してもらえる世界をつくりたい。

de_13230784_1017560591625031_980304149_o
六大学連盟での役職:慶應義塾大学マネジメントチーム幹部 兼 演出
名前:杉山将太朗
大学:慶應義塾大学
学年:4年
所属サークル:dance crew es
所属サークルでの役職:元代表
ジャンル:Lock
連盟での役割と実現したい世界:
大学生ダンサーが、今以上に社会で認められるように、ダンスをやっていることを誇れるように頑張っています。

de_13225255_1017560571625033_1480391962_o

六大学連盟での役職:明治大学マネジメントチーム幹部
名前:上田隼
大学:明治大学
学年:4年
所属サークル:MDD
所属サークルでの役職:代表
ジャンル:POP
実現したい世界:
10年後の社会にとって東京六大学ストリートダンス連盟が当たり前の存在になっている世界。

de_13225176_1017560564958367_1647975056_o
六大学連盟での役職:代理店営業チーム幹部
名前:戸沼要
大学:立教大学
学年:4年
所属サークル:D-mc
所属サークルでの役職:制作統括
ジャンル:Hiphop
実現したい世界:
営業という仕事を通して、企業の方々、社会にダンサーの価値を伝えたい。