【緊急インタビュー】Toyotaka(Beat Buddy Boi)とカリスマカンタローがそれぞれの目線から今の高校生ダンス部にメッセージを送る。

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1月17日に開催された高校生のダンス部の頂点を決めるダンスコンテスト「HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION」の関東大会。

HSDC 関東大会

そこに審査員として参加したToyotaka(Beat Buddy Boi)とカリスマカンタローの特別対談が実現。
HIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONにて繰り広げられた高校生達のダンスへの率直な感想や高校生ダンサー達へのアドバイスやメッセージとは?
今後ダンス部で作品を作るにあたって是非とも参考にしていただきたい。


Toyotaka
僕自身がストリートダンスシーンの中でもバトルやカルチャー寄りのコンテストを見てきましたが、今回のHIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONで今の高校ダンス部のストリートとは違った雰囲気を感じさせていただきました。大人数できっちり揃えたり、制服を着てコンセプトを作ったり、宇宙服を着てロボットみたいなイメージをしたり。ストリートダンスというよりかは、舞台の一部を切り取ったような作品が多かったです。何かを表現したい、一つのテーマや世界観を表現したいというチームが多いんだなと思いました。だから僕の希望としては、その中に自分たちが今やっているストリートダンスとはどんな音楽から生まれ、どのように進化し流行が作られていったのか、そういうバックグラウンドみたいなことを理解出来てくるとまたアプローチの仕方も変わってくるのかなと思います。今後も僕自身がそれを伝えていける機会があればいいなと思いました。だから今回のこういう対談の場はすごく嬉しいです。

カリスマカンタロー
僕自身は何度かこういう大会を見てきて、審査する人をダンサー中心にしても勝つチームは一般の人が審査員として入っている大会と変わらないだろうと思いました。自分のSNSでも発信したんですが、高校からダンスを始めた子達が多いので、ダンスのスキル、テクニックの部分で言うとそれぞれのチームで大差ないと思います。そうなると揃えるってことが一番の作品の良さに繫がると思います。そこからさらにどういうコンセプト、曲、衣装となるかだと思います。なので、審査員がダンサーだろうが、そうでなかろうが結果として一緒になってきていると思いました。
先日のHIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONもそうゆう意味で揃ってて、自分達がやりたい事が見えていたのが入賞作品だった気がします。ダンスシーンであるとダンス部の今のパワーバランスがわからないので名門校や無名校かが知らない状態で公平に見てました。その中で作品能力、衣装センス、ダンススキル、構成力、揃える力や統率力など、それぞれのチームが違う武器とアプローチで競い合いあった結果だと思います。ただテクニックでダントツで抜けているという所やそこを突き詰めているチームはなかったと思います。指導者も含めて、この大会に関わっている部活の先生や先輩とかも、ダンスというものをどうゆう風に考えているかで、この大会は大分変わってくると思います。今回の結果を踏まえてこのHIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONはあくまでも部活の大会の1つで、揃えるのが大事、大人数にすればいいというのがこの大会なんだという意識をもつのであればそこからの成長はないと思います。僕達でしかみれないダンスの価値観とかテクニックがあります。ダンスに関しては四六時中考えている審査員を選んでいるので、もっといろいろなアプローチをしてきてください。例えばテクニックだけで押してくるチームも他のチームから抜き出ていれば必ず僕たちはそこを見ることが出来ます。

Toyotaka
今回のHIGH SCHOOL DANCE COMPETITIONにHIPHOPのスタイルで出ていたチームのパフォーマンスが、入賞校を脅かすくらいテクニック的にもパフォーマンス的にも上回ったかと言われると僕はそうは感じませんでしたし、HIPHOPの人たちにはもっと色んなパフォーマンスを見て欲しいと思います。例えば海外のチームでJabbawockeezは独特のアプローチでお客さんに凄く刺さる作り方をしています。パフォーマンスを作るのに色んな方法があるのに、日本のHIPHOPスタイルの人たちはみんな同じような作り方をしているイメージがあります。Beat Buddy Boiでコンテストに挑戦した時も、揃えるのも大事だし、個人のアプローチも大事だし、音楽性も大事だし、全部に貫けて頑張ろうと言って本気で頑張ってきました。もちろん皆さんも頑張っていると思うのですが、まだまだ頑張れると思います。

Toyotaka
印象に残っていたチームをパッと思い出すと、コンセプトがはっきりして衣装も押しているので、ポップコーンを表現していたチームや、お風呂を表現していたチームですね。良い悪いではないですが分かり易く印象には残りますね。ダンスやカルチャーや音楽というものがちゃんとあったうえでの、あのエッセンスがあった方が好きですね。例えば梅棒さんの公演なんかも、コンセプトに乗っ取ってやっていますし、ダンスを見ても、演技を見ても伝わってくるバランス感も一つの例だと思いますので、もっと研究してその尖り方をもっと磨いて審査員と観客をアッと驚かせて欲しいです。

カリスマカンタロー
印象に残っていたチームは僕はシルバーの衣装のチームが印象に残っていました。ただストーリー展開が早すぎてもったいないなと思いました。
安中総合学園もHIPHOPのスタイルベースのチームでは抜けていたと思いました。
曲の流れで一番多かったのは、最後に爆発音などで終わることです。もっと色々な終わり方があるのでそのあたりも研究するとよくなると思います。今までに沢山あったコンテストとか、どうゆう子達が入賞しているのかも含めてダンススタジアムとかでもいいし、DANCE DELIGHTでもいいし、いろいろなコンテストを勉強していった方が作るのも楽しくなると思います。あとは、僕たちは負けていないと思うチームもいたと思うのですがそれはそのままで良いと思います。コンテストでダメだったとしても、俺たち優勝していたと思えるくらいまで考えてきた証なのでそれはそのままで欲しいです。ただ結果が出ていないのは客観的に自分達の作品が見れていないと思うので、そこは改善と練習を重ねながら結果を素直に受け止めて、音楽や衣装や踊りのセンスを頑張って磨いて欲しいです。なぜなら皆さんがやっている部活動のダンスは、大会があり結果を残して後輩に残していく道だと思います。親や顧問の先生に自分たちの成果を形で返したいとみんな思っているはずなので、仲間との強い友情の気持ち、サポートしてくれる親や顧問の人への感謝の気持ち、後輩への思いやり、先輩への敬意、チームとして学校としての強い絆をもって、勝負にとことん拘り、勉強もして次の作品を作っていって欲しいと思います。今後もダンス業界に入ったのならダンスを続けて欲しいですし、ダンスを好きでい続けて欲しいです。こんなにたくさんの年代の人や性別、国境をこえて一緒に作品を作り、泣いたり笑ったりできるものはダンスしかないと思います。

Toyotaka
見るモノを増やして欲しいですね。大人のコンテストや、尊敬するダンサーが参考にしているもの、MVや映画等。僕も高校生の頃はいろいろとチャレンジしていたので、研究したものは絶対に作品に活かすべきだと思います。高校生ダンス部として、クリエイティブで高校生にしか出来ないものを見たいし、レベルアップして欲しいです。今、世界的に日本のキッズが「ヤバい!」といわれていますが、それに負けないくらい日本の高校生も「ヤバい!!」と言われるようになって欲しいです。キッズが大人を脅かす程盛り上がっているように、例えば高校生が大学生を触発するような存在になれると、ダンスシーン全体が盛り上がると思います。
先日は本当にみなさんお疲れ様でした、皆さんがどう努力してきたのかと思いながら真剣に1チームづつ見させて頂きました。音楽と仲間とダンスを大事にしながら、高校を卒業してもダンスを続けて欲しいです。ありがとうございました。

カリスマカンタロー
高校3年間、悔いのないようにしてほしいです。ダンスは楽しむ為にやるものだと思いますし、音楽が好きでやる部分もあると思います。
今のスーパーキッズダンサーが、高校を選んで勝手に1人でやるのではなく、ダンスの名門校に行って、ここで優勝したいと思う一つの高校の部活になって欲しいです。モテる部活がダンス部であって欲しいですよね。高校のダンス部を通過して大学のダンス名門校に行ったり、さらにはプロダンサーにつながる部活動になって欲しいです。