ストリートダンサーの練習場所の使い方・マナーとは?

日本にストリートダンスの文化が入って来てから、練習場所として皆に愛され親しまれて来た場所がいくつか存在する。

そんな中でも都内で指折りの有名な練習場所に於いて度々問題になるのが、「練習場所でのマナー」である。

基本的に、物件所有者のご好意で場所を「お借り」しているという認識がストリートダンサーにあるのだろうか?

元々は「不良の文化」としての色合いが強かったストリートダンスも、今や時代が変わり人気の習い事ではナンバーワン。だからこそ今一度、大人のダンサーが若い世代のダンサー達に、そして一人一人の意識でダンサーの居場所をより良い物にして行く必要があるのでは無いだろうか?

今日は絶対に「大事にしなければならない」、不本意ながらも度々警告を受ける有名スポットを紹介。もちろんここ以外にも沢山の練習場所が存在するが、ダンサーが「カッコいい」と思われる様にこそ、皆で注意して使用しよう。

新宿:損保ジャパンビル(通称:安田)
新宿西口徒歩5分程度、下から上に向かって富士山の様な形をした損保ジャパン本社。その半二階に位置するビルの外周は古くからダンサー達に親しまれる。その昔、テナントが安田火災だった時代から使用させて頂いている事から今でも呼び名は「安田」で通っている。

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中野:中野ゼロ
中野駅南口徒歩5分程度、ストリートダンスに理解の深い中野区が公認で練習場所を提供している。ダンサーのみならず、芸人がネタ合わせをしたり、俳優が演技の練習をしたり、芸能を目指す若者で賑わう。
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溝ノ口:溝ノ口駅構内
言わずと知れたBREAKダンサー御用達の練習場所。その昔、とあるダンサーが永きに渡って駅員さんと交渉し、やっとの思いで使用を許可してくれたという逸話が残る場所。今でもブレイカーを始めとしたダンサーが多く存在する。
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渋谷:宮下公園
こちらも公園側の好意で解放されている。屋外ながらも鏡と屋根付きで、使用時間も8:30〜22:30と制限されている。ストリートダンスの練習場所としては珍しい形態だ。渋谷区、管理会社、及び宮下公園の懐の深さがなし得る事だろう。
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これらの場所は、少なからず自分以外のダンサーが、その立ち振る舞いや誠意を見せて来たお陰で現在も使用出来ている。

タバコの吸い殻
ゴミ
騒音
通行人

等々、自分のみならず場所を共有しているダンサーは仲間だと思って、奇麗にルールを守ろう。

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