ガンを乗り越えて夢を叶えたい!!ダンサー『Kanako』インタビュー

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全国青春ダンスカップ By GENERATIONS高校TV_シングル

久保田 利伸、JUJU、EXILE AtsushiやSMAPの専属ダンサーとして全国規模で活躍するダンサー「Kanako(カナコ)」。
実は昨年、乳がんが発覚し、2度に渡る摘出手術を経験していた。彼女ががんと宣告を受け、それまでまるで縁遠かった「死」の可能性と直面したことにより浮き彫りになった夢。

「アメリカで本物のダンスを学びたい」

ということ。これは彼女の初期衝動に沿ったシンプルな物だった。

命が限りのある物だと体感した事によって、一度諦めかけた想いはむしろ日に日に強まった。

そんなダンサー「Kanako」が、不意に自分の身に降り掛かった病の治療費の為に失ってしまった留学費用をクラウドファンディングにてそのひたむきな熱意と共に協力者を募集している。

病の事実を公表する勇気と前向きな姿勢。彼女のメッセージと共にご紹介しよう。

癌が発覚した時の状況、またその時の心境はどのような物だったのですか?

昨年、近所のブレストクリニックへ行き、乳がん検診をしてもらいました。エコー検査で先生があれ?ってなって影が見えるから、針検診しておきましょう。となり、若いから乳がんではないだろうね。と先生も言ってくれたのですが、後日、針検診の結果が出て、先生に

「乳がんです」

と告げられました。大きい病院を紹介してもらい、去年の10月から通院が始まりました。

癌宣告を受けた瞬間は

「マジか。。。」

と思いましたが、くよくよ落ち込んでいる時間がもったいなかったのですぐに早期治療に向けて動き始めました。クリニックから出てすぐに親に電話して、「ママ、癌になっちゃった」って、親の声を聞いて安心したのか泣きそうになったんだけど、突然の報告に親の方が戸惑っているだろうと思って、私は大丈夫だから!と、親を落ち着かせて今後の治療の話し合いをしました。

癌は病巣を取ったら終わりの病気じゃないので、私自身も手術して取るのが正解なのか、取らずにこれ以上大きくならないよう気をつけて生きていくのか。とか、いろいろ悩みました。東洋医学、西洋医学、自然治癒療法いろいろ調べて、インドにデトックス療法しに行くことまで考えました。笑

最終的には親の意見も聞いて手術を決めましたけど、手術内容も、乳房の全摘出か、部分摘出乳房温存にするのか選べたので、悩んだ末、再発のリスクは全摘出より高いが放射線治療と併用することで同じくらいの効果の得られる乳房温存を選びました。

ガンを乗り越えて夢を叶えたい!!ダンサー『Kanako』インタビュー※全身麻酔摘出手術直前の写真です(手術は昼でした)手術室前でパパが撮ってくれました。隣がママです笑

まさか自分の身にこんなことが起きるなんて想像もしてなかったけど、癌だということを告げられて、私、死ぬの!?って死を想像した時には不思議と絶望感や後悔の念はありませんでした。

きっと、今までの私の生き方がそう思わせてくれたのだと思います。

大好きで憧れだった世界で仕事ができてて、好きな音楽、好きな人たちと過ごす日々。

やりたいことがあれば、挑戦してきたし、行きたいところがあれば、時間を作って行きます。今日食べたいものを食べて、飲みたいだけお酒を飲んでいました。だから癌と宣告を受けても、もっと、あれをしておけばよかった。あそこに行っておけばよかった。とかそういう後悔はあまりありませんでした。

なんなら「そうだよねー、これだけ好き勝手生きてきたんだから癌にもなるよねー」って感じですんなり受け入れてじゃあ今の私に何ができるかな?と頭の中がこれからできることにシフトしていきました。

私よりも、離れて暮らす家族の方が心配で気が気じゃなかったんじゃないかな。家族の支えがあったからこそ、不安もなく治療できたのだと思っています。

そのような病気を予防する為に役立つことは?

私も色々調べましたが、これ!といったものをまだ見つけられず、添加物のない食生活、と日々の規則正しい生活しかないのかなーと思います。でも、いくら健康な生活で、食事を気をつけてても、なる人はなるらしいですよ。健康的な生活をすることに越したことはないですけどね。

死ぬ時は死ぬし、なる時は、なるのなら、今やりたいことを全力でやる!シンプルにこれに尽きます。

検診に行き、健康を確認しながら、自分の願望に貪欲に生きましょう。

現在の経過はどうですか?

術直後は、めちゃめちゃ痛かったです!!!右ワキ腹から右ひじにかけての痛みを例えるならば、皮膚の痛みは表面の皮膚を剥がされた感じで洋服がちょっとでも擦れたり、肌同士が触れるだけで尋常じゃないヒリヒリ感がありました。内側の痛みは究極のツッパリで、せっかくくっつき出した組織達が腕を動かすたびにプチプチと切れていく感じ。こんなに痛いのに見た目には何も変わらないから、人に伝わらないのが悔しかったです。

そんな時は、アクション映画や、サバイバル映画を見て、スタローンはこんな体になってまで戦っている。。。ザロックは骨が折れてまで仲間を救いに行く。。。わたしには十分な水と、食料があるじゃないか。。。それなのに何をわたしはこんな痛みにメソメソしてるんだ!と自分を鼓舞してました。笑 
  
現在は、手術から5か月が経ち、傷口もだいぶ治ってきています。右腕も少し突っ張るけど痛み無く上がるし、右上半身の麻痺もだんだんなくなってきました。日常生活、ダンスにも今の所支障ないです。硬くなっていた術後の胸も、だんだん柔らかくなり、違和感も少なくなってきてます。

今後は夏に放射線治療が始まっていく予定ですが、放射線や、抗がん剤の賛否両論を調べてて、どうするか考えているところです。

私には明確なものから、ふわっとしたものまでいっぱい夢があります!夢があるからワクワクするし、病気に負けることなんてありません。

入院中にもたくさんやりたいことリスト、行きたいとこリストを書きました。

時間がある時は書き増やしたり、読み直したりして気分をあげてます。笑

同世代、特にダンスに携わる女性に何かアドバイスはありますか?

今日もダンス楽しかったなー

欲しかった服ゲットできたー

限定のジョーダン買っちゃったー

マツエク行ってネイルしたー

イベント楽しかったなー

とか、目まぐるしくすぎる日々の中で、楽しい事、欲しいもの、ワクワクする事ってたくさんありますよね!?

想像してみてください。健康じゃなくなって、動けなくなったら…そんな物、何の意味も持ちません。
欲しいものを買う前に、好きな音楽で踊る前に、マツエク行ってネイルするお金で乳癌検診に行ってみてください!

すべてのことは健康である限りできます!

私は癌になり、初めて「健康第一」その通り!と思えました。自分の健康を過信せず、体と向き合っていきましょう!

読者に対してメッセージをお願い致します。

ずっとエンタメ界で仕事してきた私は、自分が癌になったからには、ただ、なりました。と伝えるんじゃなくて、もっとインパクトのあるやり方で公表したいと思い、プロジェクトの開始と同時にSNS上で公表することにしたんです。

ガンを乗り越えて夢を叶えたい!!ダンサー『Kanako』インタビュー※手術直後、病室に運び戻され全身麻酔から覚める前の写真です。

でも、癌であることを公表するまでには私なりにいろいろな葛藤がありました。癌であることを言ったら、もう踊れないと思われて仕事がこなくなったらどうしよう。とか、おちゃらけキャラなのに急にみんなにかわいそうとか同情されてみんなの態度が変わったら嫌だな。とか笑
一番大きかったのは、超早期発見で摘出手術と放射線治療だけで済む私が、一丁前に

「乳がんになりました!応援してください!」

なんて言っていいのだろうか。もっと大変な治療をして、助けが必要な癌患者はたくさんいるのに。って思い、(クラウドファンディングの)プロジェクトは完成していて、あとは投稿するだけの状態なのにプロジェクト終了期間が迫る中、投稿のアイコン?をクリックできずにいました。

しかし、市川 海老蔵さんの会見を見て、勇気をもらいました。私の友達やその友達は、私が乳がんであることを知り、自分の身近でも起きていることで、著名人のニュースよりもっと乳がんを身近に感じるんじゃないかと。身近な人が助かるかもしれない!って。

矢沢(永吉)も

どんな時代もやる奴はやる、やらない奴はやらない

って言ってます。笑

実際、公表してからたくさんの方に応援のメッセージをもらい、プロジェクトの成功、失敗関係なく、公表してよかったと思っています。公表したことで私の方がみなさんに背中を押され、自分にできることはもっとたくさんある!と思うようになりました。

超早期発見だった私にできることは、早期発見がどれほどラッキーかを伝えていくことです。現に、手術からわずか一ヶ月で私は踊ることができました。手術からわずか二ヶ月でJUJUさんの全国ツアーに参加しています。ツアーのメンバーや、振付師、アーティスト本人まで私が公表するまで全員乳がんであることを知りませんでした。ライブを観に来るお客さんなんてまさか癌患者が踊ってるなんて思いもしません。

ガンを乗り越えて夢を叶えたい!!ダンサー『Kanako』インタビュー※術直後の午後、全身麻酔から目が覚めたときには病室に運びもどされてて点滴が繋がれていました。

検診に行かず、発見が遅れたら私は今このインタビューを受けることもなく、この世界にもいなかったかもしれないですね。私は今、大好きなダンスができて、素晴らしい仲間に囲まれて、夢実現のために毎日キラキラした生活を送れています。これが早期発見、早期治療の現実です。

一人でも多くの方が早期発見できる事を願います!

そのためにみんな検診に行ってね!!

私は、癌の完治、夢の実現のために進み続けます!インタビューを見て少しでも私に興味を持っていただけたら、プロジェクトも読んでほしいです。夢への思いや、手術の詳しい状況、プロジェクト発足に至るまでの詳しい内容を書いてあります。


「Kanako」を応援する為のクラウドファンディングのページはコチラから

誰しも他人事で済まされる問題では無いだろう。本文中にも見られたが、ここまでの体験談を公表するには相当な覚悟が必要だと推測される。貴重な体験談を語ってくれた彼女に感謝します。