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ケンドリックラマーグラミー賞での圧巻のパフォーマンスが話題。彼の魅力とは

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第58回グラミー賞の授賞式が開催され、最多の11ノミネート、5冠に輝いた人気ラッパーのケンドリック・ラマー(Kendrick Lamar)。

グラミー賞でのパフォーマンスが多くの人に感銘を与えものすごい勢いでシェアされています。

アメリカ社会における差別の問題や警察の暴力問題、また最新作『To Pimp A Butterfly』のインスピレーションの源となった南アフリカを意識したライブ・パフォーマンスも圧巻!

そのパフォーマンスがコチラ

Kendrick Lamar's performance blew the audience away at the #Grammys.

Posted by Mashable – Entertainment on 2016年2月15日

1987年生まれと若干20代後半ながらもヌープ、ドクター・ドレー、ザ・ゲームという西のドンたちから「ニュー・キング・オブ・ウェストコースト・ラップ」に指名され、多くの魅力をはなつケンドリック・ラマー。
彼の源を探ってみよう。

まず彼を語る上で忘れてはいけないのが、彼の故郷である。コンプトンは、あらゆる暴力、貧困、そして残酷さを世に知らしめる街として見なされてきたが、彼が道を踏み外し、ドラッグの密売人やギャングの構成員になることはなかった。「日々葛藤する普通のリアルな人間なんだということ、俺たちが何を信じて生きているかっていうことの根本を伝えたかった」と語っている。

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自分でライムを書き始めたのは13歳の時。ジェイ・Zやビギー、NASといったラッパーたちを研究し、そこから10年自分の声のみならず、周りで起きていたギャング同士の激しい抗争から逃れるための避難所としてブースへと逃げ込んだ。

2009年リリースの『Kendrick Lamar EP』や2012年リリースの『Good Kid M.a.a.d City』では、ケンドリックの親友の兄が、ギャングのマッチョな精神性に忠誠心を持ちつつも矛盾を感じながら生き、やがて銃で撃たれて、「俺のストーリーを歌って欲しい」とケンドリックに希望を託した歌や、女性の尊さを教わることもなく売春婦になり、レイプされて殺された女友達(キーシャ)の姉(もしくは妹)に、後の世代までキーシャの苦しみが繰り返されないように、彼女のストーリーを語っている。「コンプトンというマッド・シティ(m.A.A.d city:思春期の屈折した感情やドラッグの誘惑等が詰まったコンプトンを指す造語)のキッズの半分はグッド・キッズ。俺はそのひとりであり、俺たちは素晴らしい道を歩もうとしている」とケンドリックはコメントしている。

ケンドリックラマー,Kendrick Lamar
ケンドリックラマー,Kendrick Lamar

「何を語れば一番クールなのかっていうと、かつてはギャングスタのことだった」「だが今は違う。本当にクールなのは、自分の家族を支えることについて語ることさ」という。
N.W.A.がヒップホップ・シーンにコンプトンの旗を立ててから24年。新たな後継者として現れたケンドリックラマー。

第58回グラミー賞にてマイケル・ジャクソンが持つ12部門のノミネートに次ぐ歴代2位のノミネート数となっていた。その際に「全部門で受賞したい」と語ったケンドリック・ラマー。青少年への支援活動をめぐってオバマ大統領と直に面会するなど、彼の野望が何処まで広がり続けるのか目が離せない。

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出典 : Facebook / bmr / UNIVERSAL MUSIC JAPAN