ラッパー「 LL・クール・J」のプロフィールを紹介!名曲選やキャリアについて
ヒップホップアーティスト「LL・クール・J」についてご紹介していきます! プロフィール・名曲・俳優としてのキャリアなど、様々な顔を持つ LL・クール・Jの魅力へと迫っていきます!
ヒップホップアーティストとして80年代から頭角を現し、瞬時にしてトップアーティストへ上り詰めた後、新たなファッションアイコンとしての活躍や、役者としての活躍など多彩な動きをみせるアーティスト LL・クール・J。
彼のこれまでの功績と、最新の情報などについてプロフィールとともにご紹介していきたいと思います!
LL・クール・Jとは
本名はジェームス・トッド・スミス(James Todd Smith)。1968年生まれ。ニューヨーク州ベイショア出身クイーンズ育ち。ラッパー、俳優、作家、起業家など沢山の顔を持った人物です。
アーティスト名の”LL Cool J”の由来は「Ladies Love Cool James(女性たちに愛されるクールなジェームス)」というものを略したところからきているといわれています。
9歳でラップを始め、自身で作ったデモテープを武器に若干16歳でデフ・ジャム・レコードからのデビューを果たしています。
84年のデビューシングル「I Need A Beat」のリリースを皮切りに、翌年85年には1stアルバム『Radio』をリリース。このアルバムはプラチナディスクへと認定され、デフ・ジャムの第一号アーティストとして成功を収めました。
その甘いマスクと鍛え上げられた肉体、また2ndアルバム『Bigger and Deffer』のヒット曲「I Need Love」などのバラードラップによって女子人気が大爆発します。
そういったことから、他のラッパーのディスの標的ともなりやすく、苦難する時期もあったようですが「Mama Said Knock You Out」などのヒット曲も数々生み出し、現在もヒップホップのパイオニアとして称賛を受けることも少なくない人物です。
また役者や起業家としての顔もあわせ持った多彩な人物であることも有名です。
LL・クール・Jの名曲
Mama Said Knock You Out
I’m Bad
I Need Love
Paradise ft. Amerie
Headsprung
ファッションアイコンとしての活躍
LLクールJのトレードマークといえばカンゴールのハットです。
カンゴールは元々JACQUES SPREIREGENという人物が1918年に開業した帽子業が始まりで、”KANGOL”という名前が実際に生みだされたのが1938年。競合他社との差別化を計るために生まれたそうです。
1960年代に差し掛かり次第に音楽のシーンへとその名前は広がり始め、ヒップホップのシーンへの普及のきっかけとなったのがLLクールJがリリースした2枚のアルバム(『Bigger and Deffer (1987)』、『Walking with a Panther (1989)』)ジャケットの影響でした。
I’m Bad
I Need Love
また、冒頭でもご紹介した曲「I’m Bad」や「I Need Love」のMV内でも着用され、カンゴールは若者たちのヒップホップファッションアイコンとして広く知られるようになりました。
当時LLクールJへ痛烈な批判をしていたラッパー”Kool Moe Dee”は87年リリースのアルバム『How Ya Like Me Now』のジャケットにて、カンゴールハットを車の下敷きにするというディスも行っています。
肯定・否定はどうあれど、それほどに当時のカンゴールハットというのはLLクールJの代名詞的なものであったということが分かります。