柔軟性を高める「陰ヨガ」とは?効果的なやり方や陽ヨガとの違いを解説

ヨガの中で最も運動量の少ない「陰ヨガ」。1つのアーサナを3~5分間キープする陰ヨガは、柔軟性が高まるリラックス効果の高いヨガスタイルです。そこで今回は、陰ヨガの特徴や歴史をはじめ、やり方や陽ヨガとの違いを解説します。

「グラウンディング」「ホールディング」「リラクゼーション」の3つの柱に重きを置いた、中国の陰陽五行思想がルーツの「陰ヨガ」。柔軟性アップやリラックス効果、睡眠の質を高める働きをもつ陰ヨガは、年齢問わず行えるヨガスタイルとして注目を集めています。

本記事では陰ヨガの歴史や特徴から、口コミからみる効果や陰ヨガのやり方まで詳しく解説します。

  1. 陰ヨガとは
  2. 陽ヨガとの違いは?
  3. 陰ヨガの効果
  4. 陰ヨガのやり方

陰ヨガとは

「陰ヨガ(いんよが)」とは、数あるヨガの中で最も運動量の少ないヨガスタイルです。中国の陰陽五行思想がルーツの陰ヨガは、座位のアーサナを中心に深い呼吸を繰り返します。1つのアーサナを3~5分間キープし、じっくりと心を整えていくヨガです。

歴史

陰ヨガは1980~90年代のアメリカで誕生しました。陰ヨガが注目され始めたのはその少し後、インターネットが普及した2000年代に入ってから。1990年代のヨガブームで注目されたのは、エクササイズ要素の強い陽ヨガでした。アクティブな陽ヨガにはリフレッシュ効果がありますが、ヨギたちは「情報過多によるストレスで心身のバランスが崩れた現代人に欠けているのは、陰のエネルギーではないか」と気付きます。

そこで注目され始めたのが、中国の思想「陰陽五行思想」に基づいた陰ヨガです。陰陽五行思想では、陰と陽のバランスを崩してしまうと心身ともに調子が悪い状態に陥る、と考えられています。多忙な現代人が陰ヨガに注目したのは、必然といえるかもしれません。

特徴

陰ヨガの特徴は、1つのアーサナを3~5分間キープすることです。座位や仰向けのアーサナが多いので、体と心をリラックスさせる効果があります。他のヨガと違って運動量が少ないので、年齢問わず取り組めるヨガスタイルといえるでしょう。

陽ヨガとの違いは?

アシュタンガヨガ、パワーヨガ、ハタヨガ、ヴィンヤサヨガなど、エクササイズ要素が強くアクティブな動きが多いヨガを「陽ヨガ」と呼びます。陽ヨガはボディメイクや筋トレ向きのヨガスタイルで、発汗作用やリフレッシュ効果が期待できるヨガです。

一方で、陰ヨガやリストラティブヨガは運動量が少なく、リラックス効果のあるヨガスタイルです。陰ヨガにエクササイズ要素はなく、体の柔軟性を高める働きや自律神経のバランスを整える効果があります。

時間に追われる日々を送っている人は「陰ヨガ」、寒い季節や心がどんよりした状態にある時は「陽ヨガ」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

陰ヨガの効果

「レッスンが進むにつれて眠くなる」「癒される」と話題の陰ヨガ。ここからは、実際に陰ヨガを行っている人の口コミをチェックしてみましょう。

リラックスできた

アーサナの保持と深い呼吸によってリラックス効果を得られる陰ヨガですが、じつは先生の声にも癒しの効果があるんですよね♪

睡眠の質が向上した

睡眠の質が向上し、目覚めがよくなったという嬉しい声を発見しました!

股関節が柔らかくなった

体の隅々までストレッチできる陰ヨガを続けていると、とくに股関節が柔らかくなってきます。

自分にも人にも優しくなれる

陰ヨガを体験した私が感じたのは、「今なら自分にも人にも優しくできる!」ということでした。同じように感じている人の口コミを見つけたので、なんだか嬉しくなりました♪

陰ヨガのやり方

寝たままできる陰ヨガ

バナナのポーズから始まる「寝たままできる」の動画です。3~5分間ホールドして、じっくりと体の奥深くをほぐしていきましょう。シンプルなアーサナばかりなので、ヨガ初心者やシニア世代の人にもおすすめです。

【寝たままできる陰ヨガの流れ】
1. バナナのポーズ
2. ねじりのポーズ
3. スターラップのポーズ

ストレスを解放する陰ヨガ

チャイルドポーズから始まる「ストレスを解放する陰ヨガ」の動画です。長時間ポーズをとっても負担にならないように、ヨガマットや布団の上など柔らかい場所で行いましょう。クッションやヨガブロックなどがあれば、サポートとして使ってもOKです。

まとめ

仰向けのポーズや座位のポーズで進んでいく陰ヨガは、体力に自信のない人やヨガ初心者でも気軽に試せるヨガスタイルです。陰ヨガでほっと一息つく時間をもち、心身のバランスを整えてみませんか?

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