【衣装解説】ROUND.3|FULLCAST RAISERZ
ROUND毎に様々な想いが込められたパフォーマンス衣装。ディレクターのTWIGGZ “JUN”と、デザイナーのMASATO氏の解説を掲載する連載第3弾。
今回はROUND.3の衣装について解説していただきました。
ROUND.3『HARD WORKER!』
【DIRECTOR : TWIGGZ “JUN”】
社会人から一転、Dリーガーとして生活が激変したINFINITY TWIGGZをメインにした作品だったので、働くサラリーマンの象徴であるスーツを衣装にしました。それを衣装担当のMASATO氏が、日本独特の文化でもあり、イメージしやすい昔ながらのサラリーマン風のスーツをチョイスしてくれたので、作品がより一層伝わりやすくなったかなと思います。
スーツと革靴でバチバチのKRUMPを魅せるギャップと異色さが逆に上手いことマッチして、最高得点も叩き出すことができました!
【DESIGNER:MASATO氏】
監督から汗水流して働くサラリーマンというテーマを伺って、日本の80年代90年代のシルエットを目指して、現在主流の綺麗なスリムスーツにはならないように気を付けました。
80年代後期の時任三郎さんのリゲインのCMのイメージを目指して、日本のスーツの古着屋をたくさん回って揃えました。
スーツはなるべくシンプルな色で、シャツとネクタイを派手目にして衣装感を意識しました。KRUMPを踊れる様に一部を解体して加工しているのですが、解体した服の裏側を見たら現在のスーツでは考えられない丁寧な縫製がしてあり、いかに当時の日本のスーツの仕立てが素晴らしくて手の込んだ物だと実感する素敵な発見もありました。
直前のリハで加えたメガネも働く男のストーリーを盛り立ててくれて、素晴らしくて男臭いショーになって感動しました。
次回はROUND.4のパフォーマンス衣装を解説します。
お楽しみに!
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【FULLCAST RAISERZ】
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