【動画】強豪ダンス部 強さの理由「大阪市立汎愛高校」闘いのダンス!

ダンスク!より転載/文:石原ヒサヨシ

大好評の練習レポート動画シリーズ「強豪ダンス部 強さの理由」は、大阪市立汎愛高校を紹介!
プロダンサーがコーチにつく強豪校が多い中、汎愛高校はコーチなし、自分たちの振り付けにこだわります。

その振り付けは、動物をテーマにしたものが多く、イメージしやすさとユニゾンの力強さが印象的です。

2021年は「風神雷神」をテーマにした意欲作。
鮮烈な衣装に、情熱的なダンス、畳み掛けるような構成力で、ダンス部大会ではインパクトを残しました。

生徒の振り付けとは言え、中心になるのはダンスリーダーの部員。
2021年は実力派の2人が担当し、目指す振り付けを可能にする基礎練の修正なども行いました。

ダンスの表現力をあげるために、テンションを振り切った部員から抜けていく踊り込みも。
まだまだ!もっともっと!」という掛け声で、群舞のテンションを上げていきます。

振り付けのこだわりについても聞きました。

高校ダンス部の作品でよく見られる「下移動」と「出ハケ」を使わないのがこだわりで、あの迫力はメンバー全員がステージに正対し続けているからこそ出るのだと納得します。

インタビューではダンスリーダー2人の苦労や友情なども語られました。

また「生徒主導」の伝統を持つダンス部だけに、後輩たちにつなげたいこともたくさんあります。

1、2年生のダンスリーダーにとっては、2人は憧れの存在。熱いアドバイスを送りました!


詳しくは動画で見てください!

石原編集長:取材MEMO

はじめて取材に行ったのは2018年。
とても大阪らしいダンス部だな、という印象です。
ダンスのパワフルさと表現力はもちろんですが、練習の時から彼女たちは「強気」でした。

そこ違うんちゃう?

「あんたの方こそ、ずっと間違ってるで!

「その言い方、ないやろ〜

…みたいな遠慮のないやりとりが、狭い練習場に響きわたっていました。
部員へのインタビュー時に私が

「東京のダンス部は、入部したらまず腹を割らせるために徹底的に話し合いをして、よく泣いてしまう」みたいな話をしたら

ホンマですか? ウチらはいつも言いすぎてしまうから、それで泣いてしまいます!」

と豪快に笑っていました。

東京と大阪の違いをわかりやすく現したハナシです。
今回の取材は、あの時の部員さんほどチャキチャキではありませんでしたが、内に秘めたる強気、というか闘志みたいなものは沸々と感じさせます。
そう、汎愛高校のダンスはいつも「闘っている」のです。
「踊ってるんじゃない!闘ってるんだ!」なんてダンス映画のコピーが昔ありましたが、その意味で2021年の汎愛高校の作品「風神雷神」はしっくりくるものがありました。
彼女たちの「闘い」を今年も見ていきたいと思います。

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