【衣装解説】CHAMPIONSHIP|FULLCAST RAISERZ

ROUND毎に様々な想いが込められたパフォーマンス衣装。

ディレクターのTWIGGZ “JUN”の解説を掲載する連載第13弾。

最終回となる今回はCHAMPIONSHIPの衣装について解説していただきました。

CHAMPIONSHIP 『REVENGE STORM』

【DIRECTOR : TWIGGZ “JUN”】

今シーズンは、G-Star RAWさんが協力的なタッグを組んで下さり、CHAMPIONSHIPには、G-Star RAWさんの発売前の新作アイテムをオランダ本社から間に合うように取り寄せて頂いて使用しました。

白ジャケットに白パンツでセットアップにし、インナーには燃える赤いTシャツと、お決まりのNEW ERAさんの赤いCAPで合わせ、大舞台で映える華やかな衣装になったかと思います。

G-Star RAWさんには、今シーズンを通して様々な場面でお世話になり、大変感謝しています。

ありがとうございました!!!

また、パフォーマンス用の衣装とは別に、入場やSEMIFINAL前のソロダンスパフォーマンス時に着用した青のレザージャケットとパンツは、スタイリストのMASATO氏が苦労しながら揃えてくれて、全員で袖を通して並ぶと、色味も新鮮で、RAISERZとしても新しい雰囲気が出ていてカッコ良かったです。

CHAMPIONSHIPに向けてますます気合いが入る衣装でした!

思い描いた結果を掴むことはできませんでしたが、毎ROUND、作品に合わせた衣装を試行錯誤して準備してくれたFULLCAST RAISERZの衣装チームの皆さんには心から感謝しています。

【DESIGNER:MASATO氏】

CHAMPIONSHIPに向けて、久しぶりに12着揃いの衣装を作ろうということになり、FULLCAST RAISERZといえばレザージャケットだけど、今までとは違う見え方にしたくて、色々なデザインや色を本人達にフィッティングして悩んだ末に、衿付きのブルージャケットをベースに制作することにしました。

各サイズをリースして希望サイズを確認したのですが、夏直前のこの時期に12着希望サイズが手に入る訳もなく、少し大きめのサイズも交ぜながら割り当てるのにかなり苦労しました。

ワッペンをたくさん付けるデザインにするために、全てオリジナルのロゴを制作しなくてはならなく、6種類のデータを短時間で作るのもかなり苦労し、通常不可能な72枚の刺繍を短期間で仕上げてもらうために、差し入れを持ってお願いしに行ったりしたのも面白い経験でした。

ジャケットに合わせるパンツは、当初赤系をイメージしていたのですが、ブルーのカッコいいバイカーパンツを見つけたので、それをチョイスしました。

こちらも12着短時間で揃うわけもなく、FedExを使い海外工場から直接送ってもらいました。

毎日荷物を追跡してヒヤヒヤしていたのですが、無事数日前に届き、泣きそうなくらい安心したのを思い出します。

結果としては最高とは言えなかったかもしれないですが、バトルも含め、本当に素晴らしい演技を見せてもらえて、疲れが一瞬で吹っ飛びました。

ステージから戻って来たメンバーが、FINALに進出できず、FINAL用の衣装を披露する間もなく散ってしまったことに対して、メンバーのみんなが僕に謝ってくれたのがとても記憶に残っています。

その場では平静を装っていましたが、帰ってからウルウルしてしまいました。

僕は初回から関わらせてもらっていますが、2シーズンかけて、メンバーとの距離感も近付けて、同じ位の情熱で作品に関われてきたと感じています。

毎回素晴らしい作品を創ってくれる、心優しくマッチョでカッコいい監督とメンバーに感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました!

D.LEAGUE21-22SEASONの衣装解説は今回で最終回となります。

解説を読んだ後にぜひまたパフォーマンスを御覧いただき、

「この衣装にはこんなエピソードがあったんだ!」と思って見返していただけたら幸いです。

沢山のご声援ありがとうございました!

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【FULLCAST RAISERZ】

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