【音楽トレンド】「Jersey Club」(ジャージークラブ)とは?特徴やおすすめ曲10選

「Jersey Club」の魅力を深堀り!ニュージャージー発のこのユニークな音楽ジャンルの特徴と、世界を魅了するおすすめ曲10選を紹介します。

音楽シーンにおいて、特定の地域から生まれた独自のジャンルが世界を席巻することは珍しくありません。その最たる例が、「Jersey Club」です。

ニュージャージー州ニューアークを発祥とするこのエネルギッシュでリズミカルな音楽は、2000年代初頭に登場して以来、ダンスミュージックとしての地位を不動のものにしました。

この記事では、Jersey Clubの魅力に迫り、その独特なサウンドやリズム、そして日本中、世界中のファンを虜にするおすすめ曲10選を紹介します。

  1. 最近よく聞くJersey Club(ジャージークラブ)ってどんなジャンル?
  2. Jersey Club(ジャージークラブ)のおすすめ曲

    1. IShowSpeed – F.U.C.
    2. Lil Uzi Vert – Just Wanna Rock
    3. Drake – Sticky
    4. Bad Bunny – WHERE SHE GOES
    5. Ciara – Level Up
    6. NewJeans (뉴진스) – Ditto
    7. LE SSERAFIM – Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife
    8. Creepy Nuts – Bling-Bang-Bang-Born
    9. JP THE WAVY & JIGG – I.Y.A feat. Sik-K
    10. kZm – Jordan 11 feat. Gliiico
  3. お馴染みの曲のJersey Club Remixを探すのも面白い

    1. Whiteberry – 夏祭り (Drill × jersey Club Remix) remix by 888
    2. Black Eyed Peas – My Humps (JBroadway Remix)
    3. SUPER MARIO but its JERSEY CLUB (prod. RaeSam)

最近よく聞くJersey Club(ジャージークラブ)ってどんなジャンル?

Jersey Clubは、2000年代初頭にニュージャージー州ニューアークで始まったエレクトロクラブミュージックのスタイルです。速いテンポ(130~160BPM程度)や、跳ねるようなベースラインが特徴で、シンプルなシンセサイザーやドラムマシンを使用したサウンドが基盤となっています。サンプリングやピッチシフトなどの手法も頻繁に用いられ、独特のリズムとエネルギーを生み出しています。

Jersey Clubは、ダンスミュージックとしての側面が強く、様々なダンスムーブやバトルを伴うイベントにおいて中心的な役割を果たし、ダンスのコミュニティを通じて拡散しました。

また、MySpaceやYouTubeなどのプラットフォームを通じてより広範な聴衆に届けられるようになりましたが、近年ではTikTokなどのソーシャルメディアを通じてさらに人気が爆発。アメリカ国内を飛び越え、世界中で楽しまれています。

Jersey Club(ジャージークラブ)のおすすめ曲

IShowSpeed – F.U.C.

ジャージー・クラブやエクスペリメンタル・ヒップホップなど多岐にわたるジャンルの音楽を展開するミュージシャンIShowSpeedの代表曲。TikTokやYouTubeでのストリーミングを通じて有名になった曲で、特に疾走感の強いのが印象的です。

Lil Uzi Vert – Just Wanna Rock

フィラデルフィア出身のラッパーLil Uzi Vertの曲。TikTokで紹介された後、5億回以上の視聴回数を記録している人気曲です。

この曲のエキセントリックなスタイルとユニークなダンス(腰を動かす独特なダンス)は話題となり、あのビヨンセもツアーの注目し、自身のツアーの振り付けに取り入れたのだとか。

Drake – Sticky

カナダ・トロント出身のラッパーDrakeの、7枚目のスタジオアルバム「Honestly, Nevermind」からのリードシングル。

Drakeの成功の旅路を歌ったこの曲は、どこか切なさも感じさせるクールな曲でもあります。

Bad Bunny – WHERE SHE GOES

「ラテン・トラップの王」として知られるプエルトリコ出身のラッパー/シンガーのBad Bunnyの曲。壮大なパワーを感じるサウンドが特徴です。

MVには、フランク・オーシャン、ドミニク・フィーク、リル・ウジ・ヴァート、ロナウジーニョなどの著名人がカメオ出演しているのだとか。

Ciara – Level Up

シンガーソングライターCiaraの、ビデオゲーム文化からインスパイアされたタイトル「Level Up」。自己成長と実現をテーマにしたエンパワメントのアンセムです。

発売後24時間でYouTubeでトレンド1位になるなどした人気曲で、ミュージックビデオではパワフルなダンスの群舞を強調しているのも印象深いです。

NewJeans (뉴진스) – Ditto

韓国のガールズグループNewJeansの楽曲。リラックスしたムードなのと同時にダンス・ポップとしての気軽な聴き心地もある不思議な魅力を持っている曲です。

MVは瞬く間にヒットし、YouTubeでは公開24時間で720万回、58時間後には1000万回の再生を記録しました。

LE SSERAFIM – Eve, Psyche & The Bluebeard’s wife

韓国のガールズグループLE SSERAFIMのJersey clubに影響を受けたアップテンポソング。クラシカルな雰囲気も持つエレクトロビートが特徴です。

MVの効果で、韓国のチャートで大きく順位を上げ、様々な評価を受け、世界中で人気を博しました​。ダンスもかっこいいです。

Creepy Nuts – Bling-Bang-Bang-Born

DJ松永とR-指定からなる日本のヒップホップユニットCreepy Nutsが2024年1月にリリースした曲。アニメ「マッシュル-MASHLE-」のオープニング主題歌として起用された曲です。

そのキャッチーな繰り返しフレーズ、言葉の響きなどがユニークで、言語の壁を越えて世界中でヒットしました。

JP THE WAVY & JIGG – I.Y.A feat. Sik-K

新しいジャンルの音楽性とハイセンスなファッションで国内外から注目を集める日本のラッパーJP THE WAVYとプロデューサーのJIGGによる一曲。韓国のラッパーSik-Kとの2曲目のコラボ作品です。

恋愛をテーマにしており、エナジーがありつつも、どこか柔らかさがあるのも特徴です。

kZm – Jordan 11 feat. Gliiico

YENTOWNのメンバーとしても知られる日本のラッパーkZmの楽曲。東京に拠点を置くフィリピン・日本の3人兄弟からなるバンドGliiicoとのコラボ曲です。

ダンストラックの上でkZmとGliiicoがエモーショナルに歌い上げる楽曲で、ヒップホップ、ジャージークラブのみならず、さまざまな音楽要素を感じさせます。

お馴染みの曲のJersey Club Remixを探すのも面白い

Whiteberry – 夏祭り (Drill × jersey Club Remix) remix by 888

90s後半~2000年初期が青春の方には耳馴染みの深いであろう曲、Whiteberryの「夏祭り」のリミックスです。エモさはそのままに、ダンサブルにリミックスされていますね!

Black Eyed Peas – My Humps (JBroadway Remix)

アメリカ・カリフォルニア州出身のヒップホップグループBlack Eyed Peasの2005年のヒット曲「My Humps」のリミックスです。

クールさを纏った疾走感のあるリミックスで、後半にボルテージが上がっていく感じも良いですね!

SUPER MARIO but its JERSEY CLUB (prod. RaeSam)

ゲームをあまりやらない方でも聴いたことがあるであろう、マリオのスター状態(無敵状態)のサウンドがジャージークラブ風にアレンジされています。斬新です。

おわりに

以上、Jersey Club(ジャージークラブ)の魅力とその代表的な曲10選についてご紹介しました。国内外を問わず熱いトラックであふれ、リミックス作品においても斬新で面白い試みがなされていましたね。

Jersey Clubは、ただのダンスミュージックに留まらず、多様な音楽スタイルやカルチャーが交差する場としても機能しているのも興味深いと感じました。

この記事を通じて、皆様が新たな音楽の発見を楽しんでいただけたら幸いです。Jersey Clubの世界に足を踏み入れ、その独特なリズムとエネルギーを体感してみてください。最後まで読んでいただきありがとうございました!

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