柄本 佑、満島ひかりがコンテンポラリーダンス!芥川龍之介の世界を舞台で表現。

「羅生門」「藪の中」「蜘蛛の糸」「鼻」といった芥川の代表作が一つの物語に。今回は森山未來が拠点を置いていたイスラエルのダンスカンパニーのインバル・ピント&アブシャロム・ポラックが演出、振付、美術、衣裳を手掛ける。

そんな舞台に個性派かつ演技派キャストが大集結。「羅生門」の下人には柄本佑、そして下人が象徴する芥川に多大な影響を与える女性には満島ひかりが出演。

なんと歌って踊るということに初挑戦の柄本佑。現在はボイストレーニングや、柔軟やコンテンポラリーの基礎をかためているという。実は高校生の時に3ヶ月程度であるがブレイクダンスにチャレンジしていたという。他にも「WATER BOYS 2005」にてシンクロを披露していたが、本格的なダンスは初めてだという。

また、満島ひかりといえば元Folder5でもあり、最近ではMONDO GROSSOのシングル「ラビリンス」のMVでの歌とダンスが話題となっている。

一体どんな舞台となるのか。

あらすじ

いつか遠い昔、あるいは遥かな未来。
朽ちた門楼で雨宿りをしている下人。森羅万象であり永遠を生きる百鬼たち、そんな下人を見つめていた。下人は楼上で、女の死体から髪を抜く老婆に出会う。
「生きるためなら罪を犯してもいいのか?」
太刀を抜くが、心に一瞬の躊躇がよぎる。そして、気づく。死体の女に見覚えがあると。
その瞬間、百鬼の歌が響き、死体の女が目を開く。
「あたしが欲しい?」
無限に引き延ばされる一瞬、百鬼の導きで、下人と女の過去と未来のヴィジョンが展開する。
「分からないんだ、自分でも、なんでこんなに惹かれるのか」
巡り合いを重ね、もつれあう無数の糸。その交点に火花が散る。
百鬼は下人に問い続ける。――「おまえは生きてるか? 死んでいるのか?」
芥川龍之介「羅生門」の世界に、「藪の中」「鼻」「蜘蛛の糸」のエッセンスを加えて編み上げる、生きるための魂の旅。かつて人を愛した記憶があった。まだ果たされない約束がある。旅の終わり、下人と女が見つけ出す答えとは。

引用 : bunkamura

百鬼オペラ「羅生門」スポット動画がこちら。

<百鬼オペラ「羅生門」 概要>

原作:芥川龍之介
脚本:長田育恵
作曲・音楽監督:阿部海太郎
作曲・編曲:青葉市子、中村大史
演出・振付・美術・衣裳:インバル・ピント&アブシャロム・ポラック
照明:ヨアン・ティボリ
音響:井上正弘
ヘアメイク:宮内宏明
稽古ピアノ:大塚 茜
演出家通訳:角田美知代
振付助手:皆川まゆむ
演出助手:西 祐子
舞台監督:山口英峰

Cast
柄本 佑、満島ひかり、吉沢 亮、田口浩正、小松和重、銀粉蝶
江戸川萬時、川合ロン、木原浩太、大宮大奨
皆川まゆむ、鈴木美奈子、西山友貴、引間文佳

Musician
青葉市子、中村大史、権頭真由、木村仁哉、BUN Imai、角銅真実

公演日程
2017/9/8(金)~9/25(月)

会場
Bunkamuraシアターコクーン

チケット情報
S・¥10,800 A・¥8,500 コクーンシート・¥6,500(税込)

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