ダンスの髪型にウィッグは必要不可欠!ウィッグの正しい被り方とは?

ダンサーにとって、ウィッグの被り方を知っておくことは必要不可欠です。特に、子ども向けのショーやパレードでは、ウィッグで揃えることが多くなります。今回は、ウィッグの正しい被り方やお手入れの仕方、保管方法まで一挙ご紹介します!

私自身、ウィッグの正しい被り方を知らずに付けたことで、ショーの最中にズレた経験があります。あのときの冷や汗といったら…(笑)子どもたちの夢を壊さないためにも、きちんとウィッグを装着し、綺麗に手入れする必要があるのです。

ダンスの髪型が急にウィッグに決まっても、焦らず対処できるように準備しておきましょう!

ウィッグの種類

一口にウィッグと言っても、いくつかの種類があることをご存知でしょうか?そこで、まずはウィッグの種類について説明します。

オール(フル)ウィッグ
オールウィッグ(フルウィッグとも言います)は、その名の通り頭をオールでカバーする”被るタイプ”のウィッグです。

オールウィッグを使用する際は、その前に地毛をきちんとまとめておくことがポイントになります。いかに地毛を綺麗にまとめておくかで、ウィッグのズレにくさや、使うピンの本数が変わってきます。

ハーフウィッグ
ハーフウィッグは、後頭部に使用するウィッグです。

地毛の前髪は残しておくため、オールウィッグよりもナチュラルな仕上がりになります。長時間使用しても、痛くなりにくいのが特徴です。

エクステタイプ
最も手軽なエクステタイプのウィッグは、地毛にピンをとめるorコームをさすだけで出来上がり。

前髪ウィッグ
前髪ウィッグは、ダンスの髪型に頻繁に使われるウィッグです。気分を変えてダンスしたい時にもおすすめ♪

ウィッグの正しい被り方

それでは、ウィッグの正しい被り方を説明します。

①まずは、ウィッグネットを被ります。

ウィッグネットを被る際のポイントは、
・ウィッグネットの向きを確認する
・地毛が長い方は、三つ編みなどでゆるくまとめる
・耳ごと仕舞う(耳を出すのは最後)
・髪がうなじの方にたまらないように、整える
です。

②それでは、実際にウィッグを被ってみましょう。

ウィッグを被る際のポイントは、
・つむじの位置を合わせる
・前髪の位置を合わせる(少し前寄りにしておくと、ズレにくいです)
・左右、前後のバランスを整える
です。ダンスをする時は、この後にピンで固定する作業も忘れずに!

ウィッグのお手入れ方法

ダンスをした後のウィッグは、想像以上にバサバサになってしまっているはずです。ここで、面倒だからとウィッグのお手入れを怠ると、後で大変なことに…。ウィッグも衣装の一部として、大切に扱いましょう!

ウィッグの洗い方

ウィッグ用のシャンプー・リンスで洗うのが好ましいですが、普段使用しているリンスを使用しても問題はありません。ウィッグを継続的に使用する場合は専用のシャンプー・リンスを購入し、単発的に使うのであれば、普段使っているリンスで十分でしょう。

ブラッシング方法

ウィッグをブラッシングする際は、必ず専用の金属コームを使用しましょう。そして、無理やり梳かすのはNGです。無理に梳かすと、かなりの量の毛が抜けてしまうため、貧相な見た目に…。面倒でも、ダンスをする度に少しずつ梳かしてあげましょう。

ウィッグの保管方法

ダンスでウィッグを使用し終えたら、次の出番まできちんと保管しておきましょう。

必ず、ウィッグキャップにクッションになるものを入れ、保護用ネットに仕舞って保管しましょう。

ウィッグの正しい被り方をご紹介しました!

ウィッグの種類や正しい被り方、お手入れ・保管方法についてご紹介しました。

ウィッグだって、大事な衣装の一部です。きちんとお手入れをし、いつでも綺麗な状態を保っておきましょう。「あれ?あの子だけ髪の量が少ない…?」なんてことにならないように、日常的にケアを怠らないことです。

ウィッグを被ることによって、演じるキャラクターに幅が出ます。髪型のせいで役柄に合わないと悩んだときは、正しくウィッグを着用することで、観客を楽しませることができるはず!

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