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心震えるバレエ漫画!『ダンス・ダンス・ダンスール』の見所を解説

バレエを題材とした漫画『ダンス・ダンス・ダンス―ル』はご存知でしょうか? こちらでは「男子中学生 × バレエ」という今までにない組み合わせの青春漫画『ダンス・ダンス・ダンス―ル』の内容と魅力をご紹介いたします!

数ある青春マンガの中で、ひときわ異彩を放っているのが『ダンス・ダンス・ダンス―ル』です。
レビューには”期待した以上に面白い!”とか”熱くなれる”とか”主人公の男子中学生の気持ちが分かる”なんて共感の意見もちらほら…。

果たして、ダンス・ダンス・ダンス―ルとはどのようなマンガなのでしょうか?それでは早速、中身をチェック!

『ダンス・ダンス・ダンス―ル』はどんなマンガ?

ダンス・ダンス・ダンスール (14) (ビッグコミックス)
ジョージ朝倉の注目作である『ダンス・ダンス・ダンス―ル』は、2015年に小学館の『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載が開始されました。その一風変わった青春マンガは瞬く間に反響を呼び、2016年2月に単行本化されています。(2018年現在も連載中です。)

あらすじ

『ダンス・ダンス・ダンスール』の主人公は、男子中学生の村尾潤平。潤平は、幼いころに見た男性バレエダンサーの演技に魅了されるも、父の急逝により“男らしくない”バレエの道を断念しました。

アクション映画監督だった父の意を汲み、男らしさを手に入れるため格闘技・ジークンドーの道場に通っていた潤平。その一方で、バレエへの想いを完全には断ち切れない日々を過ごしていました。そんな彼の前に現れたのが、美少女転校生である五代都です。

都は、教室で男子バレエの大技「バレエ540(カジョール・リヴァルタット)」を見せた潤平を見て、潤平がバレエに興味があることを察します。そこで、都の母が営むバレエスタジオにスカウトするのですが……。

見所

『ダンス・ダンス・ダンスール』の見どころは、何と言っても男子中学生×バレエの異色のコラボでしょう。
ダンスを題材にしたマンガは数多くありますが、男子中学生とバレエをコラボさせたツワモノはジョージ朝倉だけではないでしょうか!!

いまや日本にも男性のバレエダンサーは多く存在しますが、バレエ教室にはやはり女の子が多いのが現状です。男性バレエダンサーの白いタイツや濃いメイクは、大人になると格好よく思えるのですが、子どもは「女みたい」の一言で片付けてしまうことが多いですものね…。

主人公・潤平も、同級生の「女みたい」の一言や、父を含めた周囲の大人の「男らしさ」の言葉に苦悩します。『ダンス・ダンス・ダンスール』は、単なるスポ根マンガではなく、ジェンダーについても改めて考えさせられる内容になっています。

『ダンス・ダンス・ダンス―ル』の著者”ジョージ朝倉”って?

つづいて、『ダンス・ダンス・ダンス―ル』の著者である”ジョージ朝倉”さんについてご紹介します。
ジョージ朝倉は、1995年に『パンキー・ケーキ・ジャンキー』でデビューした女性漫画家です。まず気になるのは、男性を思わせる不思議なペンネームですよね。ジョージ朝倉というペンネームについて、ご本人は『科学忍者隊ガッチャマン』に出てくるコンドルのジョーの本名(ジョージ浅倉)に由来すると語っています。

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