まず聴いておくべきヒップホップの名曲を紹介!【年代別】

ヒップホップ初心者の方に向けて、1980年代頃から現在までの名曲をまとめて紹介します。 歴史を遡って音楽を知りたい方はぜひチェックしてください!

2015年

年明けに「ASAP Mob」の創設メンバーのエイザップ・ヤムズが26歳の若さで死去したことが世界中に伝えられたこの年は、ウィズ・カリファ、ドレイク、フェッティ・ワップなどのアーティストがチャートの上位に組み込まれました。
アルバムとしては、ケンドリックラーマーの3枚目のアルバム『To Pimp A Butterfly』が話題になり、ケンドリックからアメリカ国民への「自分たちのルーツを自覚し、アイデンティティを保ち続けろ。そして自分を愛せ。」というメッセージは、肌の色や国籍など関係なく、様々な境遇にいる人たちの共感を得ました。
また、ブート・キャンプ・クリックのラッパー、ショーンプライスが死去したのもこの年でした。

Wiz Khalifa – See You Again ft. Charlie Puth

Fetty Wap – Trap Queen Prod. By Tony Fadd

Kendrick Lamar – Alright

2016年

モス・デフの名前で知られるヤシーンベイが1月に引退を表明し、世間に衝撃が走ったところから始まる2016年。3月22日にはトライブ・コールド・クエストのメンバーファイフが糖尿病のため亡くなり、「ゴールデンエラ」と呼ばれた時代に活躍していたアーティストをまた一人失ってしまいました。後にリリースされた『We Got It From Here…Thank You 4 Your Service』は話題を呼び、この年、ピートロック、クールキース、DITC、デラソウル、スヌープドッグが楽曲をリリースするなど、若手活躍に比例して、レジェンド達の活躍も見られました。

Desiigner – Panda

Drake – One Dance ft. Wizkid, Kyla

Smoke DZA x Pete Rock – “Limitless” (feat. Dave East)

2017年

2017年アメリカでは、これまでのロックに代わり、ヒップホップ・R&Bが史上初となる最も売れたジャンルとなりました。
また、動画ストリーミングサービースネットフリックスでは、1970年代末のニューヨークを舞台に、ディスコ全盛期の中で産声を上げたヒップホップの誕生の瞬間にフォーカスしたドラマ『ゲットダウン』がスタートするなど、時代の変化に合わせたヒップホップを学べる環境も増えました。

Migos – Bad and Boujee ft Lil Uzi Vert

Rae Sremmurd – Black Beatles ft. Gucci Mane

Cardi B – Bodak Yellow

2018年

ケンドリックラマー、ドレイク、ミーゴス等の現行人気アーティストの動きによって世間を賑わせるなか、XXXテンタシオンやマックミラーなど、若手の訃報が世間を騒がせました。
最近のヒップホップシーンでは薬物や自殺など、メンタルヘルスによる問題を抱えていて、「強さ・悪さ・反骨精神」というところから、「弱さ・繊細さ」といった内面にフォーカスする考え方、感じ方が増えてきているようです。

Childish Gambino – This Is America

2018年のヒット曲はこちらにまとめたのでさらに詳しく知りたい方はチェックしてください!

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