ロシアの伝説的バレエ団「バレエリュス」を紹介!独創的な発想で確立

ロシア出身の天才芸術プロデューサーであるセルゲイ・ディアギレフが設立したバレエ団「バレエ・リュス」を紹介します。 伝説的バレエ団と呼ばれる由縁から実際の映像までまとめて紹介しますのでぜひご覧ください。

さいごに

1920年代からはバレエ・リュスの地位を脅かすバレエ団も登場し、後期のバレエ・リュスは「知的にすぎる」「あまりに近代的である」とみなされ成功も一筋縄ではいかなくなりますがセルゲイ・ディアギレフ死去後まで新しいバレエスタイルで公演を続けました。彼は日本の歌川広重や葛飾北斎を美術雑誌「芸術世界」で紹介したこともありました。バレエ界に留まらない芸術に対して優れた目を持ったディアギレフ自身の人物像がとてもおもしろいです。今日でこそ華やかな衣装・メイクをつけないバレエやコンテンポラリーに近いクラシカルな表現の振付、宗教性や神秘性を醸す振付のバレエを見ることも珍しくはありませんが当時のバレエ界にとって大きな反響であったことは想像に難くないですね。バレエ・リュスの存在は今日のモダンバレエの礎となりました。

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