新国立劇場バレエ

「新国立劇場バレエ団」をご紹介!これまでの軌跡や所属ダンサーも

新国立劇場バレエ団は、日本を代表するバレエ団として海外でもよく知られています。そんな、とても魅力的なダンサーたちや演目を持つ素晴らしいバレエ団をこちらではご紹介致します。

バレエファンが毎年楽しみにしているWorld Ballet Day に、日本のバレエ団としてはじめて登場したのが新国立バレエ団です。ロイヤルバレエ団や、ボリショイバレエ団などにひけをとらないパフォーマンスとダンサーたちの美しさに、海外のファンが増えたとか。いったいどんなバレエ団なのでしょう。

新国立劇場バレエ団とは

新国立劇場バレエ団は、東京都渋谷区本町一丁目にある歌劇場、劇場である新国立劇場専属のバレエ団です。新国立劇場は、日本芸術文化振興会が設置し、公益財団法人新国立劇場運営財団が委託を受けて運営をしており、オペラ劇場、中劇場、小劇場の3つの劇場を持っています。バレエだけでなくオペラ、現代舞踊、演劇の自主公演が行われています。新国立劇場バレエ団は、「白鳥の湖」をはじめとする古典作品から、アシュトン、バランシンといった振付家による20世紀の名作、さらには現代振付家の作品に至るまで幅広いレパートリーを持ち、海外では特に、美しいコール・ド・バレエが絶賛されているようです。

お稽古の風景

レッスン着が素敵な方が多く、皆さん仲がよさそうですね!

新国立バレエ団の軌跡

1997年:島田廣芸術監督のもとに発足
2004年:「ライモンダ」で、朝日舞台芸術賞を受賞
2008年:米国ケネディ・センターにおいて海外デビュー
2009年:モスクワ・ボリショイ劇場に招待され、牧阿佐美振付のオリジナル作品「椿姫」を上演
2005年:「カルミナ・ブラーナ」上演
2008年:新国立劇場バレエ団のために新作の全幕バレエ「アラジン」を英国バーミンガム・ロイヤル・バレエの芸術監督であるデヴィッド・ビントレー振り付ける
2010/2011シーズンよりデヴィッド・ビントレーが芸術監督に就任
2011年:新作の全幕バレエ「パゴダの王子 」を世界初上演
英国バーミンガム・バレエに新国立劇場バレエ団の小野絢子、福岡雄大がゲスト・プリンシパルとして招聘される
2014年:大原永子を芸術監督に迎える。就任の開幕公演は古典の最高傑作「眠れる森の美女」
2015/2016シーズンは「ホフマン物語」で開幕
2017/2018シーズンは「くるみ割り人形」を新国立劇場バレエ団版として新制作
2018/2019シーズンの開幕公演は「不思議の国のアリス」
2019年:所属ダンサーの米沢唯が平成30年愛知芸術文化選奨を受賞
  所属ダンサーの小野絢子が平成30年芸術選奨文部科学大臣賞を受賞

こちらは英国ロイヤルバレエ団の「不思議の国のアリス」ですが、新国立劇場バレエ団のアリスがどんなものになるか、楽しみですね!

新国立劇場バレエ団のバレエダンサーたち

小野絢子さん

プリンシパル
東京都出身。小林紀子、パトリック・アルモン、牧阿佐美に師事。小林紀子バレエアカデミー、新国立劇場バレエ研修所(第3期修了生)を経て、2007年新国立劇場バレエ団にソリストとして入団。 11年プリンシパルに昇格。主な受賞歴に04年アデリン・ジェニー国際バレエコンクール金賞、11年芸術選奨文部科学大臣新人賞および舞踊批評家協会新人賞、14年服部智恵子賞、16年橘秋子賞優秀賞などがある。

彼女のバレエはクリアで清らかです。清楚という言葉がぴったりなダンサーだと言えるでしょう。

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