最強ラップグループ「RUN-D.M.C.」のプロフィールと名曲20選
80年代に大ブレイクしたアメリカの伝説的ラップグループ「RUN-D.M.C.」。 ラップとロックを融合した先駆け的存在として知られている彼らですが、 今回はチーム結成の背景とプロフィールに加え名曲20選を紹介していきます。
RUN-D.M.Cはヒップホップとロックを融合するという新たなラップ・ミュージックのスタイルで全世界に大きな衝撃を与え、数々のヒット曲を生み出しました。彼らのプロフィールや詳しい経歴や有名な楽曲を見ていきましょう。
- RUN-D.M.C.のプロフィール
- RUN-D.M.C.の名曲20選
- It’s like that
- Rock Box
- Hollis Crew
- King of Rock
- You Talk Too Much
- Can You Rock It Like This
- Jam-Master Jammin’
- Raising Hell
- My Adidas
- Piter Piper
- Walk This Way
- You Be Illin’
- It’s Tricky
- Christmas in Hollis
- Mary, Mary
- Run’s House
- Tougher Than Leather
- Ghostbusters
- Down with the Kingft. Pete Rock & CL Smooth
- Faces
RUN-D.M.C.のプロフィール
RUN DMCはアメリカの三人組のラップ・グループ。
エアロスミスのヒット曲「WALK THIS WAY」をモチーフにした同名曲など1980年代を中心に様々なヒットソングを生み出しました。また、アディダスのスニーカー「スーパースター」やカンゴールのハットなどオールドスクール・ヒップホップファッションにも絶大な影響を与えました。
RUN-D.M.C.の経歴
1980年代初頭 ジョゼフ・シモンズ(Run)とダリル・マクダニエルズ(D.M.C.)は高校時代からRUNの兄ラッセル・シモンズのバックアップを受けて活動していましが、82年に高校を卒業したRUNとD.M.C.は友人のジャム・マスター・ジェイ(Jam Master Jay)をチームに参加させ、同年に「RUN-D.M.C.」というグループ名がつけられました。その翌年に、RUN-D.M.Cデビューシングル「IT’S LIKE THAT」がリリースされました。彼らの音楽はこれまでの典型的な滑らかなビートとは違い、重厚なビートを用いたハードロック調に仕上げられたものでした。そういうヒップホップ音楽はそれまでになかったので、黒人以外のリスナーをも魅了し全世界で注目を浴びました。
84年デビュー・アルバム『RUN-D.M.C.』を発売。
85年発売の2ndアルバム『KING OF ROCK』でこれまでにないロック調のサウンドが広がり、大胆なタイトルでアルバムが大ヒット。そのロックやを重量感のあるドラム・ビートを基調としたラップ音楽は、後のパブリック・エナミーやビースティ・ボーイズなど、名の知れたグループに大きな影響を与えました。
86年3rdアルバム『RAISING HELL』で彼らの人気は絶頂に達しました。
アルバム収録曲「MY ADIDAS」ではお気に入りのアディダスについてラップをし、彼らの代名詞ともいえるアディダスのジャージやスーパースター、カンゴールのハットなどはオールドスクール・ヒップホップファッションとして全世界に広まりました。そして特にすごいのが、自分たちの楽曲の為にスティーブン・タイラー、ジョー・ペリーというエアロスミスの中核メンバーに彼らの元曲を吹き込ませたということです。エアロスミスの「WALK THIS WAY」をカバーした同名曲は、ラップとロックが絶妙に融合した画期的な作品となり大ヒット。低迷していたエアロスミスの人気さえも吹きかえさせました。
88年4thアルバム『TOUGHER THAN LEATHER』を発売。。90年5thアルバム『BACK FROM HELL』を発売
90年代に入ると、パブリック・エナミーやニガー・ウィズ・アティチュードから派生したミュージシャンなどさらにハードコアなラップ・グループに世間の注目が注がれ始め、RUN-D.M.Cはそのトップの座を奪われていきました。その後RUNとD.M.C.はとラップ界の一線から退き、宗教活動を行うようになりました。
2002年Jam Master Jayが地元ニューヨークのスタジオで何者かに頭を撃たれ殺害されました。この事件の後、残された2人はグループの解散を発表しました。
RUN-D.M.C.の豆知識
グループ名ははじめRUN-D.M.C.ではなかった
グループ結成当時は「オレンジ・クラッシュ」として活動していました。
オールドスクール・ヒップホップファッションの先駆者
グループ愛用のアディダスのスニーカーやジャージを、若者文化の最新流行へと担ぎ上げファッションにも強い影響力をもっていた彼ら。アディダスのシューズを紐無しで履くスタイルは、新しいスニーカーを買ったばかりでいち早く履いて見せびらかしたがったD.M.C.が紐を付ける間も惜しがって、紐を首にかけたままシューズを履いていたという微笑ましい様子から生まれたそうです。
ロックの殿堂入りをした伝説のグループRUN-D.M.C
2009年に、RUN-D.M.C.はロックの殿堂入りを果たしました。授賞式でプレゼンターを務めたエミネムは、彼らに敬意を払って黒のレザージャケット、シャツ、パンツに黒のフェドーラ帽のファッションで登場したそうです。
RUN-D.M.C.の名曲20選
RUN-D.M.C.の名曲の数々を一気に紹介します。
It’s like that
RUN DMCのデビューシングル。衝撃的なスタイルでR&Bチャートのトップ20入りを果たしました。
Rock Box
3rdシングル。「ラップメタル」の先駆け的な楽曲です。サンプリングは使わずに、オリジナルのサウンドのみで仕上がっています。
Hollis Crew (Krush Groove 2)
5thシングル。アルバム『Run–D.M.C.』に収録されています。
King of Rock
2枚目のアルバムに収録の6thシングル。HIPHOPとROCKの壁を打ち破ったそのスタイルは聴衆に絶大なインパクトを与え、大ヒットに至りました。
You Talk Too Much
7thシングル。アルバム『King Of Rock』に収録されています。