ドミニカ共和国のダンス「バチャータ」とは?特徴を動画で解説1
ドミニカ共和国で生まれたダンス「バチャータ」とは?こちらでは日本ではまだ認知度の低い新感覚のダンスの発祥や特徴を動画付きで解説いたします。
サルサを踊る方や、サルサを踊るような場所に行く方にとっては最近よく言葉であるらしい「バチャータ」。サルサのようなラテンダンスの中でも、かなりロマンティックで、恋愛の要素が濃いものだといわれていますが、一体どんなものなのでしょうか。
「バチャータ」とは
バチャータ(Bachata)とは、「トラッシュ(ゴミ)」という意味のドミニカの地方スラングから名付けられたと言われています。語源同様元々はドミニカのキャバレーや売春宿で生まれたジャンルだったので、最近まで中上流階級の人々にはあまり認められていませんでした。音楽は、ギターがトレードマークと言えるほど中心的な役割を果たしていますが、80年代に入ってからアコースティックギターからエレクトリックギターに変わったので、近代のバチャータは50年前の元のものと比べるとかなり違っているそうです。テーマはラテンアメリカのギター音楽の多くのように、失われた愛のもの悲しさを謡った話が多いです。バチャータはタンゴと同じように、大人の男女の駆け引きを表現したものと言われています。
長らく、都会のレストランや大きなホテル等で働く田舎から出てきた使用人達が、一日の長い仕事が終わった後の深夜、トラッシュ缶の集まる裏地等で、歌い踊るものだったのですが、男性歌手があまーい声で伸びやかに歌うメランコリックなメロディーに合わせて踊るので、パーティーピーポーたちがパーッと騒ぐ感じにはなりません。歌詞の内容も、片思いとか、失恋とか、ちょっぴり切ないものが多いです。ダンスはとにかくホット!ぴったり引っ付いた男女が、波がうねるように左右に体を揺らせながらくねくねくねくねと踊るのですが、とにかく密着度が高く、日本人はなかなかその距離感に慣れることができないかもしれませんね。
バチャータの動画
めちゃくちゃセクシー!というところまではいきませんが、日本人の踊るバチャータも素敵ですね。特に、手前の男性は楽しそう!相手とともに相手を思いやりながら踊るというのが、ペアダンスの魅力。自分だけが楽しく上手く踊ることができればいいというものではないのです。特にバチャータの場合は、ヒールを履いて踊る女性に対する、男性の思いやりあふれるサポートがとても大切!サポートがいかに上手かが、バチャータが上手かどうかのカギを握っているのかもしれません。
「バチャータ」の特徴
4拍子の音楽でステップとして4拍目にアクセントを置くのが一般的な踊り方。スローテンポな曲が多く甘いラブソングが多いのが特徴です。
甘くやわらかな音楽に合わせるのが特徴的で、情熱的ではありますが、やかましくはありませんね。柔らかでセクシーな印象を見る者に与えるところが最大の特徴と言えるのかもしれません。海外の方はやはり、さまになりますねー!
集団で踊るとまた、印象が変わります。衣装のカラーや、空間の暗さも相まって、セクシーなだけでなく、カッコいいという感じがしますね。
バチャータの音楽は、聴くだけで心が安らぐという側面もありますね。こちらのPrince Royceの「Darte un Beso」なんて、バチャータを踊らなくても、ドライブしながら聴きたい音楽です。爽やかなのにあたたかみがあって、やっぱりロマンティックですね。
「バチャータ」のステップ
基本的にはラテンダンスなので、そのステップは音楽のリズムととても深い関係があります。音楽を、ワン、ツー、スリー、フォーと数えながら(カウントしながら)ステップをすると音とステップの関連性が分かりやすくなるのでおすすめですよ!
サルサダンスの「ベーシックステップ」と呼ばれるステップは、前後に動くことが基本です。
前に動くときは左足が一歩前へ、後ろには、右足が一歩後ろへ。
この前後に一歩ステップすることを「ブレーク」と呼び、このブレークするタイミングを音楽のカウントに合わせ、カウント・ワンでブレークすることを「On1(オンワン)」と呼びます。そしてカウント・ツーでブレークすることを「On2(オンツー)」と呼んでいくのですが、バチャータもこの理論を適用してステップを踏むことがあります。
意外と運動量が多いので、ダイエットむきのダンスだともいえます。特に女性は、腰をかなりくねらせるので、ウェストにききそう!ステップや回転も鮮やかでかっこいいですね。ふくらはぎやヒップもきゅっとしまって、動画の女性のような姿勢になれるかも!
「バチャータ」を習うには?
サルサを教えている教室で「バチャータ」をやってみたい!というと、教えてもらえることが多いようです。
動画を参考にして、自分で鏡を見ながらやってみるという手もありますね!
こちらの教室には「バチャータ」のクラスがあるようですよ!レッスンも楽しそうです。
まとめ
まだまだ日本ではなじみのないバチャータですが、これから大流行するかもしれませんね!