実は遅咲き?!新国立の絶対的プリンシパル小野絢子
17歳までプロになることなんて考えたこともなかった…という遅咲きのバレリーナ小野絢子さんについてご紹介します。 プロフィールや経歴から現在の活動までまとめておりますのでぜひご覧ください!
弾むような動きなのにどこか一種落ち着いた印象を受けるのは、彼女が幼少の頃に日本舞踊を習っていたことにもよるのかもしれませんね。インタビュー等で、日本舞踊を習い続けるかバレエを続けるのかを迷ったこともあったと語っておられるので、日本舞踊が彼女のバレエに影響を与えていることは大いにありそうですね。
小野さんがいかに丁寧に、そして真摯にバレエに向き合っていらっしゃるのかが良くわかる動画ですね。バーレッスンもセンターレッスンも、指先が床から離れる瞬間にぐっと伸びていて見惚れてしまいます。また、常にアンディオール(足が外側をむいている状態)されている脚は、バレエをしていない人から見ても、長くて美しいことはわかるはず。鍛え自分を磨き続けているバレエダンサーの生きざますら垣間見えてしまう貴重な動画ですね。
小野絢子の魅力が伝わる厳選動画
マノン
少女から大人になっていく姿を踊り演じきる小野さんは、普段の少女っぽさをかき消し、インタビューに答えている時すら妖艶な気配を漂わせていらっしゃいます。ただし、多くのダンサー達が妖艶さを重視して踊りがちなこの役柄を、小野さんは最後の最後まで妖艶の中に残る純真を失わずに踊りきり、小野絢子にしかできないマノンを生み出したといえるでしょう。デグリューといる時のマノンは、妖艶さなんて纏っていなかっただろうということに気づかせてくれる彼女のマノンはもっともっと評価されるべきだと、私は思います。
まとめ
小野絢子さんの魅力は制御に制御を重ねた奥から溢れ出るもの。是非新国立劇場においでになって、生で彼女のバレエを味わって下さい。
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