シカゴ・ソウルを切り開いた男「カーティス・メイフィールド」を紹介

カーティス・メイフィールドについて紹介いたします。カーティスのプロフィールや経歴(これまでのカーティスの活動について)や、彼の名曲10選を動画とともにお送りしていく内容となっています。

カーティス・メイフィールドの名曲10選

People Get Ready

1965年リリース。この曲はカーティスが所属していたグループ・インプレッションズのアルバム『People Get Ready』に収録された曲です。経歴部分でも触れていますが、この曲は当時の公民権運動の非公式アンセムとして世間には取り入れられていたそうで、現代で言うとケンドリック・ラマーの「Alright」のような位置づけの曲だったのではないかと予想されます。

The Makings of You

1970年リリース。アルバム『Curtis』に収録の一曲。柔らかさのあるこの曲は、様々な有名アーティストにサンプリング、カバーがされている一曲です。

Move on Up

1971年リリース。アルバム『Curtis』に収録。ソロ活動を開始したカーティスのデビューアルバムからシングルとしてリリースされた一曲で、ソロ初期の人気曲です。日本ではテレビCMなどにも起用されているので、聴いたことがある方も多いのではないでしょうか。

(Don’t Worry) If There’s a Hell Below, We’re All Going to Go

1971年リリース。こちらもアルバム『Curtis』に収録。この曲は人種問題や、アメリカ国内で起きている問題への警鐘を鳴らす意味が込められている一曲なのだそうです。

Superfly

1972年リリース。アルバム『Superfly』カーティスの経歴部分でも少し触れていますが、この曲は1972年の映画『Superfly』のサウンドトラックとして起用されている曲で、「サントラが映画を超えてしまった」なんて話も出るほどの一曲です。

Freddie’s Dead (feat. Craig McCullen, Joseph ‘Lucky’ Scott, Henry Gibson)

1972年リリース。こちらもアルバム『Superfly』に収録。USビルボードホット100では4位、R&Bチャートでは2位という好成績を出した「Superfly」に並ぶ一曲で、この曲は映画の登場人物ファット・フレディが車に轢かれて死んだことを嘆いている一曲なのだそうです。

Pusherman

1972年リリース。こちらもアルバム『Superfly』に収録。この曲は麻薬取引を題材にしている一曲で、ラッパーIce-Tはこの曲を88年の楽曲「I’m Your Pusher」でサンプリングし、麻薬ではなく音楽をプッシュするという粋なサンプリングを披露しています。

Give Me Your Love

1972年リリース。こちらもアルバム『Superfly』に収録。この曲はSnoop Doggの1993年の曲「Bathtub」や、Mary J. Bligeの1994年の曲「I’m the Only Woman」でもサンプリングされた一曲です。

She Don’t Let Nobody (But Me)

1981年リリース。アルバム『Love Is the Place』に収録。アルバムからのファーストシングルとしてリリースされたこの曲は、ビルボード・ホットソウルシングルチャートで15位を獲得した一曲です。

Here but I’m Gone

1996年リリース。生前のラストアルバム『New World Order』に収録された一曲で、彼のオフィシャルサイトでは

「彼の最後の名曲「Here but I’m Gone」は、大きなプレッシャーの中、自宅のスタジオで録音されたオリジナル曲だった。」https://www.curtismayfield.com/

と語られる重要な一曲です。

おわりに

カーティス・メイフィールドについてお送りしました。現在も深刻な状況にある人種の問題というのは、彼が生きた昔の時代から問題視されていることで、簡単に忘れず目を向けるというのを考えさせられました。
これを入り口にリリックの内容なども深堀りしてみると、こうした問題の理解が深まると思います!

参考

curtismayfield.com

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