ホットヨガのデメリットとは?適切な頻度を解説
ダイエットやデトックスにもってこいのホットヨガですが、やりすぎると逆に悪影響を及ぼしてしまうリスクがあります。ここではデメリットを知った上で、ホットヨガを適切に受けるコツを解説していきます!
ヨガインストラクター:miwako 大学生の頃にヨガに出会い、心身や生活がより豊かに変化していくのを感じ、ヨガの奥深さに魅了されていく。現在は伝統的な教えや哲学を学びながら、ハタヨガとヴィンヤサヨガの練習を続けている。実践から得られる気付きを大切にし、その学びや恩恵を伝えている。 |
蒸し暑い室内から解放されたときに何とも言えない爽快感を感じることができるホットヨガは、一見健康や美容に良いことばかりのように見えます。しかし、実はやりすぎてしまうと逆効果になってしまうリスクもあるんです。そこでここでは、ホットヨガをやりすぎるとどんな危険があるのか、一体どのくらいまでならOKなのかを詳しく解説していきます。
*あくまで可能性があるという意味ですので、必ずしもなるというわけではございません。
ホットヨガを行う上で起こる7つのデメリット
ホットヨガを受ける上で頭に入れておきたいデメリットは次の7つ!
脱水症状になる
水分が抜けると体重が減るので、やせたと勘違いして健康に悪いのにやり続けてしまう。これは、ホットヨガをする上で最大の落とし穴です。体の水分が不足すると血液がどろどろになってしまい、必要なミネラルや栄養素が全身に行きわたりません。汗をかいても水分補給を行わなかったり、逆に塩分(ナトリウム)が含まれていない水のみを大量に摂取すると、体の電解質バランスが崩れ、肌荒れや貧血、情緒が不安定になるなど、危険な状態に陥るリスクがあります。
自律神経が乱れる
高温多湿のスタジオと、冷房の効いたスタジオの外を急に行ったり来たりすると急激な温度変化に身体が応えられず、自律神経を乱してしまうおそれがあります。1日に何度もホットヨガのクラスを受けると、温度変化を何度も体感することになるので、自律神経への負担が大きくなり、バランスが悪くなってしまいます。
伸ばしすぎて筋肉を傷める
40度近いホットヨガの環境では、温まった筋肉や靱帯が限界以上にひきのばされる危険があります。筋肉や靭帯が限度を超えて伸びてしまうと、筋肉が傷ついて痛みが発生します。特に内側の筋肉は一度傷つくと治りにくくなるので、自分は大丈夫だと思っても、伸ばしすぎないことが大切です。また、ホットヨガではいつもより意識がボーっとしやすく、体の状態に気づけない場合もあります。100%の力でやってしまうと、万が一ふらついた場合などにリカバリーできず転倒し捻挫したりする危険もあります。
肌が荒れる
メイクをしたままホットヨガをしたり、かいた汗をそのまま放置したりすると、肌荒れの原因になります。皮脂汚れの含まれた汗で毛穴が詰まってしまったり、皮脂に雑菌が繁殖してあせもやニキビができてしまう危険性があるのです。ホットヨガを受けた後はすぐにシャワーを浴びることが大切ですが、シャワーを浴びた後も、外からの刺激をなるべく和らげるためにローションやクリームを塗るなど、十分なケアをすることが重要です。
衛生環境
ホットヨガは室温約40度、湿度40%以上という高温多湿の環境で行います。この環境下では、実は大腸菌などの細菌やカビが繁殖しやすいのです。清掃や消毒がいきわたっていないスタジオだと、肌荒れや体調不良を起こしてしまう危険があります。スタジオを選ぶ際は、定期的な換気や水ぶき、アルコール消毒などをしっかり行っているかチェックしましょう。
内臓へ負担がかかる
高温の中で運動を行うと心拍数が上がり心臓に負荷がかかるほか、大量に水分を摂取するので水分を濾過する腎臓にも負担がかかってしまいます。また、水分不足による熱中症によって、肝機能障害が起こってしまう危険性もあるので、こまめに水分補給をし、ホットヨガ中は無理のない運動を心がけることが大切です。
荷物が増える
ホットヨガが終わった後は、下着を含めた全身の着替えが必要になります。シャワーを浴びるのでバスタオルやアメニティ類も必要になりますし、汗だくになったウエアを持ち帰るのも荷物になります。綺麗好きの方は、自分専用のマットを持って来たいという人もいるでしょう。そういった点では、手ぶらで通いたい人には少し面倒に感じるかもしれません。
毎日は逆効果?ホットヨガの適切な頻度とは
ホットヨガは、適度に受ける分には健康にも美容にも良いとされています。しかしながら、一日に何本も受けたり、体調が整ってないのに毎日受けたりすると体のバランスが崩れてしまい、脱水症状による肌の不調や自律神経の失調など、体の不調の原因となってしまう危険性もあります。そこで、ホットヨガを安全に受けるためにまずは週1~2回を目安にしましょう。余裕があれば週3回で体を慣れさせ、そこから体調管理や食事管理もしっかりできる、という方は週4~5回受けるのが理想です。そして1日に受ける適当な回数は、急激な気温変化による自律神経の乱れを防ぐために、1回までが最も安全といえるでしょう。
もちろんホットヨガにはメリットの方が多い!
ここまで多くのデメリットを紹介しましたが、もちろん、ホットヨガには良い効果もたくさんあります。
ホットヨガは汗を大量にかくので爽快感を感じられ、ストレス発散に絶大な効果を果たします。体が温まり、血行が良くなるので新陳代謝が促され、冷え性やむくみの解消、美肌にも効きます。さらに、食事も一緒にコントロールすれば、ダイエットの効果も期待できますので、注意点や頻度を守って正しく受ければ、健康や美容の改善になりますので、心配しすぎることはありません。
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最後に
ホットヨガでは体が温まり、大量に発汗できるという効果がある一方で、脱水症状や筋肉の伸ばしすぎ、衛生状況への気配りなどをしなければなりません。メリットとデメリットは相反しているので、デメリットをしっかり理解し起こり得るリスクを避けることができれば、快適なホットヨガライフになること間違いなしです!