ソウル・ミュージックの開拓者「レイ・チャールズ」の名曲・経歴を紹介

レイチャールズのプロフィール、経歴、名曲をご紹介いたします。必ず聴いておきたい名曲5選の他、レイ・チャールズの生涯を時系列で追いかけながら、時代ごとの名曲や出来事などを紹介いたします。

アトランティック・レコード時代

その後52年にはアトランティック・レコード(Atlantic Records)と契約。

レーベル契約後初のヒットシングル「Mess Around」のリリースに加え、

55年には大ヒットソング「I Got a Woman」がリリースされ、レイ・チャールズの人気は確固たるものになりました。

この50年代を通してレイ・チャールズは、「Drown in My Own Tears」、「Hallelujah I Love Her So」、「Hallelujah I Love Her So」など、多くのR&Bのヒット曲を沢山世に送り出し、当時そうとは呼ばれていなかった「ソウル」という音楽の定義を開くのにとても貢献したそうです。

ABC Records時代

60年代ABCへ移籍後にもヒットは続き、冒頭の『名曲5選』でもご紹介した、「Georgia on My Mind」、「I Can’t Stop Loving You」、「Hit the Road Jack」はこの60年代前半にリリースされたものでした。

その他にも、「Busted」、「Take These Chains From My Heart」、「Crying Time」などのヒット曲が60年代にリリースされています。

その後ABCでは、73年の「I Can Make It Thru the Days (But Oh Those Lonely Nights)」まで数十曲とコンスタントに作品を作り続けました。

その後の活動

レイ・チャールズは、それまでの「ソウル」や「ロック」といった音楽性から路線が変わっていき、また65年の薬物所持で捕まったことによって以前ほどの人気は無くなっていったと言われています。

ですが、75年にはスティービー・ワンダーのカバー「Living for the City」ではグラミー賞を受賞。また、86年にはロックンロールの殿堂入り、ケネディセンター栄誉賞受賞など、影響力は依然として持ち続けていました。

90年、クインシー・ジョーンズとチャカ・カーンとのコラボ曲「I’ll Be Good to You」では、Hot Dance Club Songsチャートで1位に。90年代にはペプシの広告アイコンとして活躍するなど、より大衆向けなオールラウンドなポップスを武器に活躍しました。

そして2004年6月10日、レイ・チャールズ肝臓病のため自宅で亡くなりました。死後2か月後にはデュエットアルバム『Genius Loves Company』がリリースされ、リイシュー、リマスターズ、ボックスセットなど様々な形で再登場し、レジェンドアーティストとしての輝きを現代でも残しました。

伝記映画『Ray』も公開

2010年にはレイ・チャールズの伝記映画『Ray』が公開され、チャールズ役を演じたジェイミー・フォックスが2005年のアカデミー賞主演男優賞を受賞するなど、映画は商業的にも大ヒットを記録しました。

おわりに

レイ・チャールズについてを紹介いたしました。彼の音楽は、批評家たちの中では50年代後半から60年代前半の音楽を特に称賛する意見があるように感じました。

レイ・チャールズの楽曲は今回ご紹介したものは、ほんの一部で、それらを踏まえて全てを網羅的に、時代の背景などと照らし合わせて聴き比べたりする(ソウルミュージックがレーベルの意向や、世間の人気度的に軽く見られていた時期があったりなど)のは大変なので、まずは入口として彼の音楽を楽しんでもらえる役割を本記事で果たせたらと思います!

参考

https://www.allmusic.com/artist/ray-charles-mn0000046861/biography
https://www.biography.com/musician/ray-charles#:~:text=Ray%20Charles%20Robinson%20was%20born,death%20of%20his%20younger%20brother.

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