バレエの自主練やレッスンにおすすめの定番曲を紹介!

今もなおコロナへの不安があり、思いっきりレッスンを楽しめていないという方も多いのではないでしょうか。そこでこちらでは、もっとレッスンしたい!もっとバレエをしたい!という方のために自主練で使うことのできる音楽を集めてみました。気持ちが上がる音楽ばかり集めていますよ!

バレエのレッスンは、初心者であればあるほど、実は「自主練」というのは難しいものです。「初心者」だからこそ先生にしっかり見て頂いて、正しい身体の使い方を身につけなければならないのです。「初心者」だからこそ、自分の動きが正しいのかをご自身で判断するのは難しいのです。
ならば、初心者は自主練でどんなことをすればいいのでしょう?
優れた指導者がいくつか提示しているトレーニングや基礎的な練習をまねてみるのもよいでしょう。
zoomなどで指導していただくのももちろん◎。
でも私はここで、「音楽に身をゆだねる」「音楽とともに動く」という練習を自主練の中で行うことをお勧めします。
「初心者」はまだまだ身につけることがあるために、なかなか「音楽」にまで気が回らないという状態によく陥ります。それはバレエを嗜むならかなり残念なこと。
バレエは「音楽」とともにある芸術なのです。だからぜひ、こちらでご紹介している音楽に身をゆだねて自主練してみてください。もちろん、レッスンでよく使われる定番曲もご紹介しますよ!

バレエの曲について

バレエの曲は、簡単に考えるといくつかの種類に分けることができます。
まずは、バレエのために作られた音楽。バレエを踊ることを想定して作られた音楽で、オーケストラで演奏されることが多いでしょう。
歌詞などはなく古い歴史を持っています。一般的にいうバレエの曲とは、こちらのことを指すことが多いでしょう。以下の記事では、「定番」の名曲たちをご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
バレエで使用される定番&人気の音楽25選
次に、バレエ以外の目的で作られた音楽。
既存のクラシック音楽や、時にはジャズにバレエの振り付けがされることもあります。
こちらも広い意味では、バレエの曲ということができます。
そしてバレエレッスンで使われる音楽。
これは音をしっかりとらえながら踊ることができるようにピアノのみで演奏されていることが多く、バレエの舞台で使われている曲だけでなく映画音楽などをバレエが踊りやすいようにアレンジしています。

初心者にオススメのバレエ曲は?

バレエ初心者の方は、振付やパ(動き)の名称を覚えることに必死になって「音楽」のことを忘れがちです。先生の「1、2、3」といったカウントに気を取られて音楽が聞こえないほどに動きに集中してしまったりするのです。
そのような状態に陥ると、動きは硬くなり伸びやかさや柔らかさが失われてしまいます。
もちろんバレエをたしなむ者にとって「基礎」や「基本」は大切ですが、それと同じくらい「心を躍らせること」も大切。
こちらでは、レッスンで使われることもある定番の曲と、自主練だからこそできる、「バレエ音楽を楽しむ」という経験のできる曲をご紹介致します。

バレエ初心者にオススメのレッスン曲

定番のレッスン曲

フランス音楽でバレエレッスン

お教室で使われている先生も多いこちらの音源は、バレエを踊る初心者のためにテンポも調整されており、どの音楽の時に何をすればよいかが画面にでるため、自主練にはかなり使いやすいですね。

ジャズの名曲でバレエレッスン

こちらも大人のクラスで利用されている先生の多い音源。フランス音楽同様に、何をすればいいか明記されているので自主練にもってこいです。
音源ではなくCDを購入して・・・とお考えの方は、バレエピアニストとして国内外のバレエ団でレッスン中に実際ピアノを弾いておられる有名な山西由美さんや蛭崎あゆみさん、星美和さん、滝澤志野さんのCDを手に取ってみてください。

音楽を楽しむ自主練にオススメの曲

Shino Takizawa『Dramatic Music for Ballet Class 3』 (滝澤志野 ドラマティック・ミュージック・フォー・バレエ・クラス3)

大人のバーレッスンにおススメなのはドラマティックな音楽に思わず気分がのってしまうという状態を作ること。バレエ初心者の方の中には、顔や腕を自然に動かすことが「難しい」と感じている方が多いようなので、音楽にのって自然と目線が上がったり下がったり雰囲気を作ったりということを可能にする音楽を選びましょう。
動画を見て頂くと分かるように、ウィーン国立バレエ専属ピアニストの滝澤志野さんがダンサーの呼吸にあわせて演奏されている音楽なのでとても踊りやすいはずです。

Gottschalk『The Dying Poet』(ガチョーク賛歌より『死せる詩人』

大人センターレッスンにおススメなのはとにかく伸びやかに身体を動かせる曲であること。
こちらのガチョーク賛歌は3拍子のワルツなのでリズムがとりやすいだけでなく、とにかく音楽が伸びやかで幸福感を伴っています。動画の振付通りに動くのではなく音楽に合わせてワルツステップを踏むだけでも構いません。音楽の中に自分がいる喜びや、音楽とともに動いている喜びを存分に感じてください。

『ロミオとジュリエット』よりバルコニーシーン

こちらも音楽が美しく、音楽に促されて身体が動きます。ロンドジャンプも、この音楽に合わせて行えばいつもより大きく滑らかな円を描けるはず!

『鏡の中の鏡』 アルヴォ・ペルト

レッスン後のクールダウンに使ってほしいのがこの曲。ゆるやかで伸びやかなこの音楽とともに呼吸を行うことで、自然とストレッチにベストな細くゆるやかな呼吸を続けていくことができます。

バレエキッズにオススメのレッスン曲

武井壮『魔法の動き』

音楽ではありませんが、キッズにレッスン前にしてほしいのはこの動き!指先にまで意識を払うことができるようになりますよ!

ディズニー音楽

ディズニー音楽でレッスンを行うと、女の子たちはみんな「プリンセス」的な振る舞いや動きができるようになります。「プリンセス」というのは、女の子にとって魔法の言葉なんです!

『アナと雪の女王』より「Let it go」

レッスンの最後、大きなジャンプや回転を盛り込んだグランワルツの際に、最高に盛り上がるのはやっぱりこの曲!大人だって心躍りますよね。

『海と真珠』

カウントもとりやすくかわいらしい音楽で、お友達と一緒にレッスンするのも楽しそう!

『ピチカットポルカ』

こちらも音楽とともに動きやすい音楽。そして可愛いですね!

まとめ

お好みの音楽や、身体を動かしてみたい!と思う音楽は見つかりましたか?ぜひ、心が震えるお気に入りの音楽を見つけて自主練してみてください。音楽を聴いていて「この曲に合わせて身体を動かしたい!」という衝動に駆られたらしめたものです。
その衝動こそが、「バレエを踊る」ということの原点ではないかと私は考えます。

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