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コロナ禍の今刺さるアリーナ・コジョカルの動画と彼女のプロフィールを紹介

芸術が不要不急なのかと多くのダンサーたちが叫び声をあげる中で、何も言わず映像等を通じて自身のダンスを発信し続けるダンサーたちがたくさんいました。アリーナ・コジョカルは後者です。早熟で妖精のようだった彼女の今の姿を、本記事でしっかりお伝えします。ぜひご覧ください!

アリーナ・コジョカルを知っていらっしゃる方にも、ご存知ない方にもぜひ見て頂きたい動画があります。

この動画は、「会えない辛さ」を憂うものではありません。
会えなくても、触れられなくても
その人を想って踊れば
触れることができる
会うことができる
という美しさを描いたものです。
そして、「会えない人を想う」喜びも。

この美しくエモーショナルな動画は、製作者の意図通りかはわかりませんが、コロナ禍の真っただ中にいる人々に涙を流させる動画となりました。どんなに言葉を尽くしても癒されない思いが、この動画を見ているだけで包み込まれて和らぐ気が、私自身もしました。
それは、コジョカルの表現力だけでなく、彼女自身が「踊る」ということに込めた思いや信念が彼女の踊り方の中にあらわれているからかもしれません。
こちらでは、そんなアリーナ・コジョカルという人がどれほど類まれなるダンサーなのかをお伝えして参ります。

  1. アリーナ・コジョカルのプロフィール
  2. アリーナ・コジョカルの魅力をバレエ経験者が解説
  3. アリーナ・コジョカルの魅力が伝わる厳選動画
  4. まとめ

アリーナ・コジョカルのプロフィール

アリーナ・コジョカル (Alina Cojocaru, 1981年5月27日 – )
生年月日:1981年5月27日
出身地:ルーマニア・ブカレスト
所属:イングリッシュ・ナショナル・バレエ
出身校:キエフ・バレエ学校/ロイヤルバレエ学校
身長:157センチ
趣味:読書・盆栽・映画

バッグに入ってしまうくらい小柄な彼女ですが、踊っているときは小柄さを感じさせませんね。

アリーナ・コジョカルの経歴

1988年:7歳で器械体操をはじめるが怪我で断念しバレエをはじめる。
1990年:9歳のときに旧ソ連・ウクライナ共和国のキエフ・バレエ学校の特待生に選ばれる。この頃まだバレエをはじめて数カ月だった。
1997年:15歳でローザンヌ国際バレエコンクールで踊り、スカラシップ賞を受賞した。

奨学金を得て英国ロイヤル・バレエ学校へ入学するが、在学6ヶ月で2年生に編入。
1998年:ロイヤル・バレエ団には「アーティスト」として入団するよう促されたが、キエフバレエ団からはプリンシパルとして入団するようにという誘いが来る。
1999年:17歳でキエフバレエ団のプリンシパルになるが、さらなる進化を求める彼女はロイヤルバレエ団への移籍を一年足らずで決意。オーディションを受けコールドバレエ(群れで踊るうちの一人)として入団。
2000年:代役で踊る姿が評価されファースト・ソリストに。
2001年:19歳で早熟なダンサーとの呼び声も高まる中プリンシパルに。
2008年:首にケガを負い一年の休養を余儀なくされる
2011年:パートナーとしてともに踊り続けてきたヨハン・コポーと結婚
2012年:日本で座長公演を行う。タイトルは「アリーナ・コジョカルのドリームプロジェクト」。
2013年:ヨハン・コポーの退団とともにロイヤルバレエ団を退団。その後、現在に至るまでタマラ・ロホが芸術監督を務めるイングリッシュ・ナショナル・バレエに所属している。
2014年:再びドリームプロジェクトで来日。
2017年:女児を出産。出産後すぐハンブルグバレエでの客演などをこなし同僚たちや観客を驚愕させた。
2020年:1月にドリームプロジェクトで来日。リハーサル中にケガをし演目数を減らして出演。

結婚相手は同じバレエ団のパートナー

ご覧ください。この軽やかで楽し気で、もはや見ているものを忘れ去っているかのような二人を!
この映像は第11回世界バレエフェスティバルの時に披露した「春の声」です。難しいパートナリングばかりが続くのですがものともせず、「本当に難しいの?」って思っちゃいますよね。「最初にして最後の恋人」「動きは華麗にして奇跡に近い、最強のパートナーシップ」などと呼ばれていたこともうなづけます。
コジョカルとともに踊っている男性は、英国ロイヤル・バレエ団のプリンシパル時代からずっとコジョカルのパートナーを務めてきたヨハン・コボー。
そして、コジョカルの人生のパートナーでもあります。
コジョカルは、ヨハンについて「ずっと一緒にたくさん踊ってきたから、お互いのことをよくわかっているんです。だから先に進むことができる。ドラマチックな作品では身体も、魂も、いままで体験したことがないような場所まで降りてゆくことができます。」と述べていて信頼度合いや、ともに踊る喜びが二人の間にあることが良くわかりますよね。

二人にしかわからない世界があって、二人だけが分かり合えているものがある・・・という感じが確かにします。なんて楽しそうで、そして、なんて愛にあふれているのでしょう。
そして2人は2011年に結婚。
アメリカンバレエシアターに二人でゲスト出演した後にヨハンからサプライズでプロポーズされたんですって!
映画やドラマみたいですね。
現在、2人の間には子どもがいて幸せな家庭を築いています。

アリーナ・コジョカルの魅力をバレエ経験者が解説

ある時期までのコジョカルは、テクニックが完璧でバレエサイボーグのようでした。しかし怪我などの経験を通して彼女のバレエは、ドラマッチックな作品における演技力で高く評価されるようになります。
私は、彼女のバレエは今がまさに円熟期だと感じています。
「演技力」ではなく、彼女は本当に自分に与えられた役割を生きている・・・ということが、全幕を踊りぬく彼女を見ていると実感できます。そして「踊る喜び」にあふれているのです。見ているこちらまで幸福感を味わうことができるのが、彼女のバレエの魅力ではないでしょうか。

アリーナ・コジョカルの魅力が伝わる厳選動画

軽やかで、まるで重力など感じていないかのようなオーロラ姫は、コジョカルが踊ることで特別な幸福感がプラスされます。

小柄だからこそ細やかなステップが光ります。2年ほど前に、コジョカルとセルゲイ・ポルーニンが野外で踊った「ロミオとジュリエット」は、高い評価を得ました。

とまってからぐーっと伸びる伸びやかさもコジョカルの魅力です。

まとめ

コジョカルの魅力は、見れば見るほど深まっていくもの!年末年始はおうちで動画を見て、ぐっとコジョカルにハマりませんか?

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