多方面で活躍している東大出身のラッパー「ダースレイダー」を紹介!

ラッパー「ダースレイダー」を紹介いたします。高学歴ラッパーとしてのエピソードや、ヒップホップとの出会いに加えて、彼を襲った病や家族への想い、自伝本のことなどトピックごとにダースレイダーについてご紹介いたします。

ダースレイダーを襲った病

2010年ダースレイダーは「脳梗塞」を患いました。

イベント出演などで多忙な日々を過ごしていたダースレイダーは、慢性的な肩こりを感じていたそうで、そんな時期に司会として出演していた青山のクラブでのイベント中に症状が出たそうです。

「肩がずっと凝っていたのは、疲れているからだろうと思ってたんですが、2010年のある夜、司会で呼ばれた青山のクラブのトイレで異変が起きました。出番前にトイレで鏡を見ていたら、文字どおり世界が『ぐるり』と回転したんです」「東大中退」「余命5年」42歳ラッパーの壮絶人生

症状に異変を感じた友人に急いで搬送され、「あと30分遅れていたら危険な状態だった」と、瀬戸際の状況で一命をとりとめたそうです。

左目の失明と余命宣告

その後、脳梗塞の治療の検査では糖尿病を患っていることも発覚。このことによって左目も失明してしまいます。

退院後も多数の検診を行っていく中で、腎臓の数値が悪化してることが判明。

2017年には医師から、「何も処置をしなかったら5年で死ぬこともある」と宣告を受けたそうです。

家族への想い

ダースレイダーは2児の娘の父親としての顔も持っていて、「広い視野をもった感受性を養うこと」や「世の中には多くの選択肢があること」を娘さんたちに教えたいと思っているようです。

「世の中にはいろんな人がいて、いろんなことが起きている。それを理解する感受性をどれだけ育てられるか、豊かな世界にどれだけ触れさせてあげられるかが、僕の、親としての責任だと思っています。意識的にたくさん会話をして、一緒にいる時間を増やすようにしていますね。」「母子家庭で育った僕は良い父親になれる?」2児の娘を持つ”パパラッパー”が回答

親や先生が教えた事以外にも、世の中には多くの選択肢が広がっていて、その中で「何を選ぶか?」を自分で考える力を養って欲しいという想いがあるそうです。

世界中の様々な人、様々な場所、今自分がいる居場所以外にも色々な所があって、「そういう広い世界にあなたはいるんだよ」ということも若いうちから育んでいって欲しいそうです。

ダースレイダーの自伝

NO拘束

ダースレイダー自伝 NO拘束
2019年の4月には、自身の生い立ちや闘病の日々を語った自伝本『ダースレイダー自伝NO 拘束』を発売しました。

「ピンポイントで僕が感じたことや見た景色を発信して、その人たちに気付きや発見になると良いなと思っています。」NO 拘束 脳トーク!

と語る彼が想うことは、脳梗塞になった自身の経験・体験を共有すること。他の人の体験を通して別の世界を知ることが出来る「良さ」を伝えたいと考えているのも一つの大きなポイントとなる本です。

「自分が体験しなくても知ることができるんだったら、僕が代わりに体験してきたから、話だけ聞いてみてよって。自分が生きていて体験できることってたかが知れてるけど、体験を共有することが大事だと思んです。僕が読書が好きなのも、誰かの体験を通して世界を知れるからで、自分にはできないようなことを代わりにやって伝えてくれている。それは享受したほうが良いですよね。」NO 拘束 脳トーク!

おわりに

ラッパー「ダースレイダー」をご紹介いたしました。壮絶な人生経験から語られる言葉の一つ一つには重みがあり、彼の人生の体験を見たり読んだりして、自分の人生の教訓でしていけたらと感じます!Youtubeチャンネルもやっている様なので是非ご覧になってみて下さい!

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