リラックス効果が絶大で人気?シャバーサナのやり方を解説!
たった五分取り組むだけで、一時間眠るのと同じようなリフレッシュ効果や回復効果を得られるといわれている「シャバーサナ」というヨガのポーズをご存知ですか?免疫力を高め、強い身体を保ちたい今、簡単にトライできるのに効果が大きいこちらのポーズについて、こちらでご紹介します。
シャバーサナとは?
見るからに気持ちよさそうなこちら!お昼寝なの?と思ってしまいますが、こちらはれっきとしたヨガのポーズ。「シャバーサナ」とか「シャバアーサナ」と呼ばれるこのポーズは、「屍(しかばね)」を意味しているサンスクリット語の「シャバ」と、「アーサナ」というポーズを意味する語を組み合わせて名付けられています。
日本ではそのまま「屍のポーズ」と呼び、体全体から力を抜くだけでなく、意識も働かない状態までもっていくことがよいとされています。一見とても簡単そうですが実は、本当に「屍」になるのはとても難しいんです。
全身の力をぜーんぶ抜くことも、意識を働かなくすることも、今ちょっとトライしてみてください。
身体のどこかに力は残ってしまうし、どうしても「何か」は考えてしまいますよね。
では、どうすればよいかをご説明してまいります。
シャバーサナのやり方
心身ともにリラックスしてしまわなければ意味がなくなってしまうシャバーサナは、まず、とにかく環境を整えることが大切です。どんな環境で「リラックスすること」に集中できるのかは人によって違うので、まずは、自分のリラックスできる環境を探しましょう。
一般的には静かな空間でシャバーサナを行うように…といわれるのですが、無音だと逆にいろいろ考えてしまうという方もいらっしゃるはず。そんな場合は、ご自身好みのヒーリング系のBGMを見つけ出してかけたり、滝や雨の音をかけたりしながら取り組んでもいいかもしれません。ヨガマットやたたみの上といった気持ちよく仰向けに寝転べる場所を見つけたら、準備完了です。
床に仰向けの状態で横になる。
両足は肩幅程度に広げて、手のひらは上に向けます。そして、全身の力を抜いてリラックスします。この時、つま先から頭まで、身体の各部位に意識をむけながら、ゆっくりゆっくりと下から上に向けてゆらーっと力を抜いていきます。目を閉じて腹式呼吸をしながらリラックスへと向かっていくのですが、この時、重力に身をゆだねてください。
全身の筋肉をゆるめて力を抜き、重力に身をゆだねていることを自覚しながら深く深く呼吸をしてほしいのです。深い呼吸をしていくことで、交感神経の活動は低下して、副交感神経の働きが活性化します。
交感神経というのは、強く働くと血圧を上げ、瞳孔を拡大してしまう神経です。交感神経が優位になると心や体がかなり興奮状態になってしまうので、落ち着くことはできません。逆に、副交感神経が優位になると、血圧が下がって心拍数は減少し、瞳孔が収縮するので心や体は休むのでリラックスできます。
シャバーサナはリラックスをするためのポーズなので、副交感神経を優位にしましょう。
