レースやフリースタイルで競い合うBMXを紹介!協議の種目や日本人選手も

この記事では、BMXの特徴や注目選手をご紹介します。BMXとは、自転車を使ったレースやトリックで競う競技です。近年オリンピック種目に採用され、注目が集まっているスポーツの魅力をチェックしましょう!

BMXは、自転車を使った競技です。2021年に開催された東京オリンピックの新競技ということもあり、人気急上昇中。そこで今回はBMXの特徴や、日本の注目選手をご紹介します!

  1. BMXとは?
  2. BMXの競技の種類を紹介
  3. BMXで注目の日本人選手を紹介!
  4. BMXを体験するには?

BMXとは?

特徴

BMX(ビーエムエックス)とは、自転車を使ってレースやトリックを行うスポーツです。一般的な自転車とは違い、20~24インチの小さな車輪がついた自転車を使います。

小回りの利く小さな自転車だからこそ、短距離走やダイナミックなトリックに適しているのですね!また、スタンドやギアなどが付いていないシンプルな車体で、とても頑丈にできているのも特徴です。

発祥はアメリカ

BMXの発祥地はアメリカで、1970年代ごろに子どもたちの間で流行した遊びがはじまりだと言われています。当時、起伏の激しいコースを使ったオートバイのレース「モトクロス」が人気を集めていました。そのスター選手に憧れた子どもたちが、小さな自転車でレースの真似をしたそうです。自転車で行うモトクロスという意味で「バイシクル モトクロス」と呼ばれるようになり、その略称としてBMXという言葉が生まれました。

子どもの遊びが次第に大人たちにも広まり、1974年にはアメリカで正式なスポーツとして普及しています。スティーブン・スピルバーグ監督の大ヒット映画『E.T.』でBMXが登場しており、日本でも話題となりました。

BMXの競技の種類を紹介

BMXレース


BMXには、大きく2種類の競技があります。1つめが、BMXレース。競技のモデルとなったモトクロスのように、起伏の激しいコースを走って順位を競います。2008年の北京オリンピックで、新競技として採用されました。

コースは400m前後で、8人のレーサーが一斉に走るのが特徴。かなりスピーディなレースですが、選手同士の接触や衝突もあってスリリングです。また、猛スピードでコース上のコブを飛び越える姿はとてもダイナミック!

BMXフリースタイル


2つめは、近年注目を集めているBMXフリースタイル。自転車を使ってトリックを決め、得点を競う競技です。こちらは2021年に開催された東京オリンピックで新競技となり、日本でも一気に知名度が高まりました。

フリースタイルの中にもフラットランド・パーク・ストリートの3種類があります。フラットランドは名前の通り、平らな場所でトリックを決めます。地面に足をつかずに連続して技を繰り出すので、高いバランス感覚が求められる競技です。

パークは、東京オリンピックでも行われた競技です。パーク内にある急こう配の坂を使ってジャンプし「エアートリック」を決めるのが特徴。不規則な地形をしたパーク内のライディングや、高いジャンプも見どころです。

ストリートも名前の通り、普通の「道」で行う種目。スケートボードでよく見るように、自転車で階段の手すりを滑り降りたり段差を飛び越えたりします。その場で環境に応じたトリックを選ぶ瞬発力や、周囲にあるものを上手に使う発想力も試されます。

BMXで注目の日本人選手を紹介!

【男子BMXレース】長迫 吉拓選手

1993年生まれの長迫吉拓選手は、4歳からBMXをはじめたそう。当時の練習場所は、実家で営んでいるバラ園の空き地に作ったコース。わずか9歳で日本代表に選出され、世界選手権でも数々の実績を残しています。2018年のリオデジャネイロオリンピックでは予選で敗退したものの、2021年の東京オリンピックで準々決勝進出を果たしました。

【女子BMXレース】畠山 紗英選手

畠山紗英選手は、1999年生まれ。お兄さんの影響でBMXをはじめ、10代から国内外のレースに出場しています。身軽なジャンプを武器に、2016・2017年のアジア選手権で2連覇を果たしました。2021年には東京オリンピックに初出場し、準々決勝まで駒を進めました。

【男子BMXフリースタイル】中村 輪夢選手

BMX専門店の息子として、2002年に生まれた中村輪夢選手。3歳からBMXに親しみ、中学生でプロ入りを果たしています。高さのあるジャンプを武器に数々の世界大会に出場し、2019年のワールドカップでは年間総合1位に輝きました。東京オリンピックでは、決勝で5位入賞を果たしています。

【女子BMXフリースタイル】大池 水杜選手

1996年生まれの大池水杜選手は、小学生時代からモトクロスや自転車トライアルを経験していました。14歳でBMXをはじめ、2018年には世界大会で優勝しています。東京オリンピックでもBMXフリースタイルの決勝に進出し、7位という結果を残しました。

BMXを体験するには?

初心者でもできる?

小さな自転車を使うBMXは、子どもから大人まで年齢に関係なくチャレンジできるスポーツです。簡単なトリックであれば、初心者でもすぐにできるようになるでしょう。

近年のBMX人気の高まりから、体験やスクールも増えています。こういった場所なら自転車や用具も借りられるので「一度体験してみたい!」という人も気軽に挑戦できますよ。

BMXを体験できる施設

BMXの体験は、全国各地のサイクルパークやスポーツ施設でできます。レースかフリースタイルかでコースが大きく異なるので、やりたい種目に合わせて施設を選びましょう。

まとめ

見ても体験しても楽しめるBMXは、これからますます人気が高まること間違いなしです。実際にライディングをしたりお気に入りの選手を見つけたりして、BMXの世界を堪能してみてくださいね!

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