【動画あり】強豪ダンス部強さの理由「樟蔭高校」圧倒的表現力の秘密は独自の練習方法にあり!

ダンスク!より転載/文:石原ヒサヨシ

気になるあのダンス部の練習をチェックできる『ダンスク!TV』の動画「強豪ダンス部 強さの理由
大阪の樟蔭高校の動画が話題になっていますので、その内容を紹介しましょう!

創立100年以上の歴史を誇り、本格的にダンスを学べる身体表現コースも備える、関西の女子校、樟蔭高等学校。
いわゆる創作ダンス系のダンス部ですが、早くからストリート系の大会にも挑戦し、全国トップクラスの活躍を見せています。
高い技術をベースにした、その表現力の秘密を探っていきましょう!

練習のポイントは以下です。

①体幹を作る「高負荷」筋トレ

②独自の「歩き」練習

③考えて動く「役割分担」

④表現力を生む「インプロ」練習

⑤感情とイメージの「共有」

今回の取材は、今年活躍した主要メンバー3人にも焦点を当てました!

ユイ(部長)


強力なリーダーシップとパワフルなダンスが武器

コハナ(副部長)

独特な表現力と温和な人柄で部を支える

アリサ

ステージでの華と吸引力が抜群の天才肌!

①体幹を作る「高負荷」筋トレ

体幹を中心に負荷の高い筋トレからスタート、腹筋、 腕立て、背筋、後屈など、最初は苦手な部員も徐々に食らい付いていくようです。

基礎トレは正しい形で行なうことが重要なので、時折り上級生が指導にあたっていました。

②独自の「歩き」練習

通常アイソレは定位置で行なうことが多いですが、樟蔭の場合は「歩きながら」行ないます。それにより、軸をブラさず手足や上体を動かす体使いや、移動しながらの体使いができます。

内容は、ターン(2周〜3周)/マリオジャンプ/2ステップ/ターンコンビネーション/パンチ/フロアワーク)など。

「歩き練習」は徐々にモダン寄りな動きから ストリート寄りの動きに変化していきます。
両ジャンルをこなすことが樟蔭のダンスの特徴につながっていますが、モダン寄りの動きが得意な部員はストリート系の動きに弱く、その逆の場合もあります。部員同士は得意分野を教え合いながら向上していました。

③考えて動く「役割分担」

樟蔭高校では部活動を通じてダンスだけでなく「自ら考えて動く」能力を育てています。

部員は役割分担しながら、練習計画、大会への申請、遠征の準備、また掃除、保健などの業務を受け持っていました!

④表現力を生む「インプロ」練習

表現力を養う即興(インプロ)練習。ある程度の約束事の中で、即興で動きをつけ、それぞれの技術やセンスを磨いていきます。まるで憑依したかのような表現力は樟蔭高校ならでは!

⑤感情とイメージの「共有」

高校ダンスはすでに揃えるだけでは勝てないレベルです。振り付けはOGコーチが行ないますが、振り付けの解釈や感情表現は部員達で取り組みます。

作品の各場面をイメージ共有しながら、各自の表現力を最大限に生かしていきます。



以上、いかがでしたでしょうか?
詳しい内容はぜひ動画でチェックしてみてください!





そして今回の取材では、主要メンバー3人によるトークも収録しました。

全国トップを走り続けるダンス部員のダンスにかける想い、中高を共にした仲間たちとのバチバチ(?)だった関係、そして卒業後の進路などなど、ダンス部女子高生の本音が満載です!

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