【COLUMN】ROUND.9を終えて【FULLCAST RAISERZ】

3/21(月・祝)に開催した「第一生命 D.LEAGUE 21-22 SEASON ROUND.9」

ディレクターのTWIGGZ “JUN”や、ダンサーのKILLA TWIGGZとCHIID TWIGGZに試合を振り返ってもらいました!

【ディレクター TWIGGZ “JUN”】

■ROUND.9を終えての感想

今回のROUND.9は、RAISERZにとって初の試みとなる「アフリカン×KRUMP」いうことで、アフリカの方で僕らの仲間であるKRUMP集団が発信しているKRUMPスタイルの“AFRO BUCK(アフロ バック)”をコンセプトにして挑ませて頂きました。

やはり、“アフリカン”というのは根本的に僕らが挑戦したことのないダンスだったので、僕も前々からチェックしていた、ダンスホールやレゲエをMIXさせた独特なフリースタイルのジャンルを開拓し、アフリカンの要素も取り入れ精通しているダンサーとして活躍している「すきにっか」の周平くんに、今回、振付のコラボをオファーさせて頂きました。

2ヶ月間くらいみっちりと練習しましたが、アフリカンの根本的な動きである腰のグルーヴや、上半身の使い方、関節の動かし方など、KRUMPとはまた違った一つ一つの動きの可動域の難しさを感じました。

腰の低さや柔らかさなどの柔軟性や、グルーヴに対するアプローチの使い方など、KRUMPとは真逆なところにあるような、柔らかさをコントロールするというか…

アフリカン的な要素の動きにKRUMPをうまくMIXさせて落とし込むというのが念頭にあったものの、実際にやってみたらアフリカンが本当に難しくて…

練習を見ていても本当に難しい動きが多くて、それを短期間でメンバーみんながすごく練習してくれました。

簡単にMIXと言っても、ただ表面的な部分だけにならないように、様々なアフリカンダンスの動画をチェックしたり、AFRO BUCKを研究したりして、本当にみんなよくやってくれたと思います。

やっと形になって、アフリカを中心に“AFRO BUCK”をレペゼンするCREWや仲間たちにもRAISERZとしてD.LEAGUEでTRYすることを連絡したところ、みんな「楽しみにしている!」「期待している!」と言ってくれて、世界に繫がるKRUMPのコミュニティの中で色々と話すこともできたので、とても良い機会になったなと思います。

今回、周平くんの素晴らしい作品で挑めて、結果は本当に悔しい4位でしたが、僕にとっては120点なパフォーマンスでした。

毎回どのチームも素晴らしい作品を持ってくる中で、ここまで1つのジャンルを新しい見せ方で作れるのはRAISERZしかいないのではないかなと自負しております。

本番、大きなミスもなく、グルーヴを残しつつ、常にエナジーを切らさずにRAISERZらしさもしっかりと魅せられた素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

「みんな、本当にお疲れ様でした!」っていう気持ちです。

今回、共に作品を作ってくれた周平くんや、テーマにマッチした楽曲を制作してくれた担当のGALLOP KOBeatzにしかり、自分たちの売りである肉体をうまく表現した衣装を製作してくれた担当のMASATO氏含め、振付・楽曲・衣装・ヘアメイクなど、僕の頭の中でやりたいこと全てが噛み合った作品だったと思っています。

なので、結果は4位で非常に悔しいですが、内容としては120点あげたいなと思います。

僕の至らない采配ミスだったのかなとか、この作品を持ってくるには違うタイミングだったのかなとも思ったりもしましたが、やはり、僕の感覚ではこのタイミングでこれを出したい!という想いもあったので、この結果は悔しいですが、僕の一つの目標や目的でもあった、たくさんの人にこの“AFRO BUCK”を見せることができたことは本当に最高でした!

■ROUND.9を振り返って

【KILLA TWIGGZ】

・意識して表現に気をつけた箇所

まず踊る時に体の高さだったり腰の高さに気をつけました!

あとは深く考えず思い切って自分なりのこの作品でのレイザーズ感を消さないよう自分らのテイストをいかそうと意識しました!!

・うまくいった箇所、悔しかった箇所

8人での雰囲気だったり空気感はしっかりと出せたと思います!

悔しかった箇所はとくにないです!

・最後に

いつも僕たちを応援してくれる方々や一緒に戦ってくださる周りの方々には感謝しています。引き続きフルキャストレイザーズみんなで楽しませれるようなショーかましていくので是非応援よろしくお願い致します。 

 

【CHIID TWIGGZ】

・意識して表現に気をつけた箇所

腰や足を連動させて使う動きだったり、アフロバック特有の動きをやる時に自分の可動域をさらに広げてより見えるように動きがわかりやすいようにすることを意識しました。

特に、腰と足をピラミッドになり思いっきり下げるところは、波のように腰の動かし方や足の角度や顔の角度を意識してやりました。

・うまくいった箇所、悔しかった箇所

うまくいった箇所は、最初の始まりの影が広がる感じで全員がKILLA TWIGGZのかいとくんの影みたいになりグワッと広がるところがすごい面白い感じで上手くいったかなと思いました。

他には、最後の全員でのフリをやる時に腰を見せているのですがそこが腰だけでの勢いがすごい見えてうまくいったかなと思いました。

悔しかった箇所は、もっとアフロバックの特徴をより理解して自分に取り込んでやれたらもっといい感じになっていたかなと自分なりにそこがもっとできたなと悔しい気持ちが残りました。

・最後に

今回のテーマ AFRO BUCKではスペシャルコレオグラファーとしてしゅうへいさんに新しい新鮮なRAISERZを引き出していただき、新しいことばかりですごく難しく苦戦もして毎日いっぱい練習してすごく大変でしたが、それ以上に最高に楽しく最高にかっこいい作品でこの作品を踊れてすごく嬉しく幸せでした

AFRO BUCKというこの新しいことで会場の空気が変わった感じがして、気持ちよく楽しくこの作品でかませたと思います!!

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