【正直、めちゃ簡単】これだけは抑えたい倒立のコツ!子供でもすぐにできる!
倒立は難しいし怖い!という方が多いのですが、コツと仕組みさえ理解すれば、実はとても簡単な動き。お子さんにも伝えやすいように、倒立のコツや、できるようになるためのトレーニングなどをまとめてみました。
子どもの時に遊びの一環として取り組んでいた倒立は、実は、身体の血流をよくしてむくみなどを解消してくれるポーズです。
ヨガなどのポーズの中にも「倒立のポーズ」があり、腕力をつけるトレーニングとしても取り入れられることがあるのですが、大人になってからはあまりしない動きなので今はなぜかできない!という方が多いのです。でも、コツさえつかめばできちゃうんですよ!
まずはチェックしてほしい倒立の基本
倒立には、ここができていなければうまくいかない!というチェックポイントがあります。以下の三つが正しくできているかどうか、ご自身の倒立の状態を確認してみましょう。
手の位置
両手を肩幅程度に広げ、手首にだけ重心がかかってしまわないような位置を探りましょう。
そしてヒジは曲げてしまわずにぐっと伸ばした状態を保つのですが、いわゆる「サル手」と呼ばれるヒジが中に入りすぎてしまう方は、少しヒジをゆるめておいてください。「サル手」の方がヒジに力を入れて伸ばし切ってしまうと、ヒジに負担がかかり、ヒジを痛めてしまう可能性が高くなります。
目線の位置
目線は必ず肩の下に伸ばしている手と手の間を見るようにしましょう。両手と目線で三角形を作るイメージです。
視覚というのは、意外とボディに影響を与えるので、倒立が怖いからとかつらいからという理由で、目をぎゅっと閉じてしまってはいけません。
目をひらいてしっかり手の間を見ることで身体を伸ばせたり体幹に力が入るので目線の位置と目をしっかり開いておくことが倒立の基本となるのです。
肩の位置
肩は、腕を伸ばした先にすんなり位置している状態にしましょう。
普段まっすぐ立っている時と同じように、倒立で足を上げていても、手から足先までが一直線になるイメージが大切です。
倒立がうまくできるちょっとしたコツ
恐怖心を取り除く
倒立は、幼い子どもでも遊び感覚で簡単にできてしまうようなポーズです。
ハイレベルな筋力やバランス感覚を求めているポーズではないので、子どもが簡単にこなしてしまうのですが、大人になると「難しい」と感じてしまいます。
それは、予測する能力があるから。
普段とは全く逆の姿勢になることで、倒れて大きく身体を床に打ち付けてしまうのではないか…とか、バランスを崩して顔面を床に打ち付けてしまうのではないか…とかよくない予測を立てて「恐怖」を感じてしまうのです。
恐怖心が強いと身体が思うように動かなくなったり、倒立の初動である足の蹴り上げが弱まってしまったりします。
また、逆立ちの形になることができても「頭から落ちたらどうしよう」などという不安にかられ、バランスを崩すこともあります。
そこで、恐怖を取り除くためにおススメなのが、以下でご紹介する「手押し車」や「壁倒立」。
支えがある状態で、自身の身体の上下を逆にすることに慣れると、倒立する時に恐怖を感じにくくなります。
「手押し車」や「壁倒立」にすら恐怖を感じるという方は、できるようになった自分をしっかり思い描くというイメージトレーニングをしましょう。
両足を床につけて立った状態で両腕を万歳するように上げて、手のひらで天井を押すポーズをとり「逆立ちができている!」というイメージが効果的だったという方も多いようです。
幼い子どもたちが楽しそうに軽々と倒立をこなす動画を見るのも、「倒立は怖くない」という気持ちを作ってくれるのでおススメです。
足の蹴り上げ方
足を蹴り上げる時は、蹴り上げやすい利き足で地面を蹴り上げましょう。
この時、お尻も足につられてあがるようにしっかり地面を蹴らないと、手に体重が乗り切らないので、倒立の形にはなれません。
両足を揃えるのは、腰が上がりきってからです。
手はハの字
手は、自分から見てハの字の形になるようにつきましょう。そうするとヒジが伸びやすく、腕に力が入りやすくもなります。
ハの字に開いた手は、手のひらや指をしっかり開いて伸ばしておくことで身体を支える手助けとなってくれます。
おすすめの練習方法
手押し車
倒立の時に身体を支える腕の力を鍛えるトレーニングになります。
誰かに脚を持ってもらい、手だけついた態勢で、手を使って前に進みましょう。
腕力があまりない時は、足を高い位置でもってもらうと、手で身体を支えやすくなります。
壁倒立
倒立の姿勢になる際に、蹴り上げた足を壁にもたせ掛けるのが壁倒立です。
むこうに倒れてしまうのでは…という恐怖心がおきないので、倒立は難しいけど壁倒立なら大丈夫という方は多いようです。
まとめ
今、エクササイズの一環としてブームになりつつある倒立は、コツさえつかむことができればすんなりとできてしまうポーズです。大人になるととくに「恐怖心」が芽生えて足を身体の向こうに蹴り上げるという動作にためらいがうまれてしまうので、壁倒立や手押し車といった「倒立以前」の動きに慣れてから倒立にトライするとよいでしょう。