【衣装解説】ROUND.9|FULLCAST RAISERZ
ROUND毎に様々な想いが込められたパフォーマンス衣装。
ディレクターのTWIGGZ “JUN”の解説を掲載する連載第9弾。
今回はROUND.9の衣装について解説していただきました。
ROUND.9 『AFRO BUCK』
【DIRECTOR : TWIGGZ “JUN”】
「AFRO BUCK」ということで、KRUMPとアフリカンの融合をテーマに、SP CHOREOGRAPHERとして、すきにっかの周平くんに協力頂いて作品を作り上げていく中で、重要な衣装についても共に考え、意見を何度も出し合って、最終的にギリギリまで悩みながら衣装担当のMASATO氏が形にしてくれました。
当初はアフリカンに寄せて民族的な衣装でいこうとしていましたが、あえて寄せずに派手目にストリート感を出した方が良いのではないかという意見なども出て、作品を固めていく中で様々なアイディアが浮かび、衣装を決定するまでにだいぶ試行錯誤しました。
結果、肉体を武器にしているFULLCAST RAISERZらしさと作品の世界観をレペゼンするために、上半身裸にボディペイントを施し、黒のパンツの腰元にはフリンジを付けて、アフリカンを表現した色合いやデザインを加え、帽子やバンダナも含め、原地で「AFRO BUCK」をレペゼンして踊るKRUMPERや仲間たちに寄せつつ、また新しい魅せ方の衣装になったかと思います。
メンバーにも何度も日サロに行ってもらい、肌を黒くして、肉体もより鍛え上げて本番に臨んでもらいました。
MASATO氏には、たくさんの変更や追加が出て、大変な思いをさせてしまいましたが、最終的にはそれをしっかりイメージする衣装へと着地させて頂き、感謝しています。
【DESIGNER:MASATO氏】
今回の作品は、テーマに合わせて、アフリカン ワックスプリントの生地をたくさん使用したパンツを製作しました。
数種類の生地を縁取り加工して縫い付けていく、なかなか時間と根気が必要な作業でした。
ウエストに付けたフリンジは、2色を重ねることで動きに立体感を出す効果を狙いました。
アフリカンなベルトが必要だったのですが、配送が間に合わなさそうだったため、手作りしたものです。
KILLA TWIGGZの帽子も製作しましたが、全体の色味のニュアンスを考えて、たくさんの生地の中から選び、ステージ映えして存在感を放つような帽子を仕上げることができました。
最後まで試行錯誤しながらでしたが、結果的には、ディレクターや周平さんのイメージを何とか形にできたのではないかと思います。
次回はROUND.10のパフォーマンス衣装を解説します。
お楽しみに!
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【FULLCAST RAISERZ】
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