【インタビュー&WS募集】LOCK DANCEのグルーヴで未来を切り開く「Funky YUI」
世界一のエンターテイナーに!!
高校ダンスの東西の違いを一つあげるとすれば、関東にはLOCK DANCERが圧倒的に少ないコト。
歴史や土地柄の違いによるものだろうが、それが東西のダンスのグルーヴの質の違いに現われていると思われる。
LOCK DANCEのノリは、16ビートのソウル/ファンクミュージックから生まれ、細やかな音取りやバックビート感、心地よい後ノリや「ゆらぎ」が醍醐味だ。そのノリを体感しているかどうかで、ストリートダンスのグルーヴには大きな違いが出てくる。
「最初に子供の頃LOCK DANCEを教えてもらったのが九州のスタイルを持つ先生で、それからTONY GOGOさんが師匠だったんです。ラーメンで言ったら、最初にとんこつラーメン好きになっちゃった、みたいな(笑)。最初から濃い味のほうが好きで“とんこつ、うまっ!”みたいな子供でした!」
そう明るく語るのは、若きLOCK DANCERのFunky YUI。LOCKのオリジネイターである、TONY GOGOを師匠にする、いわば正統継承者だ。
「私の場合、LOCK DANCEを教える時に、LOCKINGとDANCEに分けているんです。DANCEはソウルダンスっぽいしなやかな体の動きがあり、そこにストップやポイントを加えるのがLOCKINGというツールなんです。ストップとかポイントのパワーシルエットの方がLOCK DANCEだと思われるけど、その前のDANCE、その間の“力を抜いた動き”が本当は大事なんですね!」
LOCK DANCEの源流には、Party Groove(日本でいうSOUL DANCE)のステップやしなやかなフィーリングがあった。当時、創始者のドン・キャンベルがそれらのムーブをうまく踊ることができず、“止まる動作”を偶然加えたところから広まっていったというのがLOCK DANCEの1つのルーツであるという。
「TONYさんには、いつも首をリラックスする重要性を言われていました。体の動きに対して、首が遅れてついていく感じですね。あと、自分のスタイルを進化させていくことの大切さも。LOCK DANCEって形が決まっているようで、すごく進化しているんです。TONY さんもオリジネイターだけど、常に新しいものを取り入れている。私も海外のバトルに出た時、小さい女の子が外国人に対抗するために、女性らしさやしなやかさやシルエットの綺麗さを武器にすることを考えていました。女の子らしいLOCK DANCE 。TONY さんは“YUIはLADY LOCK”を目指しなさいって!」

