ダンス新時代 〜職業「プロダンサー」として生きる〜 DYM MESSENGERS「Yasmin」

実際にDリーガーになってみて、心境はいかがですか?

Dリーガーになれたことは、めっちゃ良かったです。新しい景色を見せてもらってるなって思います。毎日味わったことの無い刺激の中で息をしているというか。D.LEAGUEは、毎回命を削っているので勝ちの結果が欲しいですが、それと同じくらい、ただ純粋に自分たちのダンスのシェアをより多くの方へ届けたいと思っています。そして、このメンバーと一緒に1作品ずつあのステージに残すということに意味があると思っていて、もちろん負けたら悔しいんですが、それより1作品ずつ歴史に残る作品にしたいという思いが強いです。今でも寝る前に「やばいところにおるなぁ。」って、ふと考えたりするんです。凄く恵まれた環境にいるなと。自分たちが本当に伝えたいことを伝えるためにできたのがDYM MESSENGERSと思っているので、そこだけは最後まで貫き通したいと思っています。

作品づくりはどのようにされていますか?

ディレクターのTAKUYAさんが振付も含めてトータルで作られることもあったり、メンバーが中心になりつくることもあるのですが、基本的にみんなで意見を出し合ってつくっています。このメンバーで、自分たちがかっこいいと思うスタイルをどう伝えられるかが肝だと思っています。“自分たちが思うかっこいいスタイル“だけを出していくことはアンダーグラウンドでやれば良いことだと思っていて、オーバーグラウンドで闘うということに意識をきちんと持つようにして、“薄っぺらいかっこよさ”が伝わらないように、きちんと結果が残せるように向き合っていきたいと思っています。

23-24シーズンから初参戦のチームですが、初めてD.LEAGUEのステージに立ったときの印象を教えてください。

良くも悪くも「ダンスイベントの会場じゃない」と思いました。凄く来場者の方々も多いし、その分“目”が多いわけで。配信なども含めると、一度に届くリーチがとても多いと思うんですよね。それがまた2週間に1度のターンであるわけじゃないですか。そこで伝えられることって…って凄く考えましたね。私たちが初登場をする時、私たちのファンは0だと思っていたんです。それが、花道を歩くたびに会場にいる方々の声がダイレクトに聞こえてきて。「かっこいい!」とか「強そう!!」とか。それがとても有り難く、普段のステージだとなかなか味わえないことなので面白いと思いました。応援やリアクションをくださる方々が初参戦のチームにもいらっしゃるんだと、驚きとともにとても嬉しかったです。エールをいただくってシンプルに力になるんやなぁって実感しました。

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