ダンス新時代 〜職業「プロダンサー」として生きる〜 Benefit one MONOLIZ「Ricoh」
チームのコンディションはいかがでしょうか?
今シーズンはとてもチームが良い雰囲気で戦うことができています。今思うと1stシーズンは、メンバーそれぞれが自分のことで精一杯で、ギクシャクしている部分も多かったと感じています。本気で取り組んでいたからこそ、メンバー同士でぶつかることもよくありました。4年目になってチームの成長を感じたことは、メンバーそれぞれが、自分の事だけではなく、他のメンバーのことも考えられるようになりました。切り替えが上手にできるようになり、リハの雰囲気から全然違うんですよね。とても良くなったと感じているので、それが今のチームの良い勢いに繋がっているのだと思います。
作品づくりにおいて、大切な要素は何だと思いますか?
D.LEAGUEで3シーズンを経験し改めて“気持ち”の大切さを学びました。D.LEAGUEはチーム戦なので、誰かひとりでも気持ちが追いついてないと必ず態度やダンスにボロが出ちゃうんですよね。それが連鎖になりチームが崩れちゃうことを身を持って経験しました。逆に、みんなが上を見て同じものを目指している時は一瞬で良いものができるんですよね。誰かひとりでも気持ちの足並みが揃っていなければ、その人ときちんと話したり、お互いケアをしながらモチベーションを同じレベルに保つ努力をしています。
毎回ヒールズダンスや衣装の華やかさが印象的なBenefit one MONOLIZですが、その一方で物凄い身体技をこなされていると思います。裏話などがあれば教えてください。
ヒールズダンスはそもそも体幹など大変ではありますが、それに加えてBenefit one MONOLIZのスタイルが加味されると一気に難易度が上がるんです(笑)。さらに、D.LEAGUEのステージで評価を得るためには様々な視点で作品をつくらないといけない。例えば、シルエットの美しさ、ジャッジの方々に伝わるダイナミックさ、カメラの視点を気にした精密な動きなどを一度に考えて踊らないといけないので、頭と身体の使い方が毎回大変ですね(笑)。私たちは10cm以上のヒールを履いて踊っているのですが、まずその時点で腰に負担がかかります。それを履きながらの練習では、ヒールで目の上を傷つけてしまいしばらく目が開かなくなったこともあります。他にも、回転技でメンバー同士で肩甲骨や頭に思いっきりヒールを当ててしまったりと、結構リスクがあることをしているんですよね。足技も、普段の可動域で踊ると隣の人に当たってケガさせちゃいます。それって慣れるまでは意外と難しく、見た目の華やかさとは裏腹に結構地味に大変なことをしていたりしますね。

