ドイツで3年間ショーを経験!日本を離れ、海外で活躍してきた「Hilty&Bosch」が遂に日本に帰国!Dews独占インタビュー!
カリスマカンタロー
帰国後、久しぶりに日本で踊ってみてどうだった?
YOU
ドイツは一般のお客さんに向けて踊っていたので、ダンサー相手だとアプローチの仕方が全然違くて、踊りながら「あれ?」ってなりました。
JIN
凄い違和感でしたね。麻痺していた部分もあるんでしょうね。
ダンサーではない人相手に深いことをやっても反応してもらえないというのを沢山経験しましたからね。
それで、ダンスのいい所ももう一回見つめ直そうという考えになったんですよね。
カリスマカンタロー
「Hilty & Bosch」はテレビ番組「RAVE2001」から数々のコンテストやバトルで実績を残してきて、海外でも活躍して数々の経験を経て、日本に戻ってきたと思うんですが、ダンサーを職業として生きていく価値観として何が一番変わりましたか?
JIN
僕は最初は、何も考えてなかったんですよ。コンテストもバトルもそんなになかったのでただ、楽しく好きでやっているという感じでした。
けどどれだけ海外で活躍して賞をとっていっても、あんまり広がらないというか特に変わることが少なくて、その時に自分たちの存在っていうのをもっと世に広めていきたいなっていう風になってきました。
YOU
大阪って良い意味でも悪い意味でも環境が出来上がっていて、その目の前にあるバトルだったりイベントだったりを今まで頑張ってやったんですが、それって全部受け身やったなってことに気付いたんですね。
コンテストがあるから出て、イベントオファーにされたから出てっていう。
さっきJINがいったようにそれをいくらやってても先が全くないという状況を自分たちでも実感して、これからは自分から発信して切り開いていかなあかんなと思いました。
カリスマカンタロー
仮に海外にいかなかったらそういう環境になってないと思う?
2人
絶対なってないですね。
JIN
一旦離れてみたっていうのが大事かもしれないですね。
レッスンとかもやってたんですけど全部やめて、家も引き払って、ドイツにいったんですよ。そうすることによって今まで見えなかった部分がはっきり見えたんですよね。
良かった部分と改善した方がいい部分が見えてきたんですよね。
カリスマカンタロー
そういった経験を経て、日本に戻ってきて感じたことは何ですか?
JIN
そこなんですよね。まず、ドイツにずっといたので日本の詳しいダンス事情が入ってきてなかったんですよ。
例えば、YouTubeとかでも日本の動画は、ドイツとかの方が著作権が厳しくてみれなかったりすることが多いんです。
YOU
帰ってきてから、SNSとか全部やり始めましたしね。
JIN
まさに浦島太郎状態でした。
カリスマカンタロー
動画がなくてSNSがないとかなり遮断されてしまうかもね。
戻ってきてダンスシーンはウェルカムな感じだった?
2人
いやー(笑)。
JIN
僕たちも離れすぎていて、どうやって接していいかわからなかったんですよ。
YOU
それが、すごい難しかったですね。
カリスマカンタロー
今は大阪に住んでるの?
JIN
そうですね。拠点は大阪でレッスンなども再開しています。
カリスマカンタロー
東京拠点を移して活動するつもりじはあるのかな?
JIN
来年あたりには出て行こうと思っています。
YOU
やっぱり飛び回るスタンスですし、それだとレッスンも休みにしてしまうことが多いので、今年でレッスンも一区切りにしようと思っています。
カリスマカンタロー
なるほど。
最近では、板野友美さんと踊ったり、クマムシとコラボしたり斬新な活動をしているけど。どういった心持ちでやっているの?
JIN
自分たちのダンサーではないアーティストさんや芸人さんなどとコラボすることによって、違った人達に見てもらう機会も広がるし、今後は有名アーティストさんでも、ただのバックダンサーではなくて、コラボをしていきたいというのがあります。
それをみて少しでも気になってもらえたら嬉しいですね。
あとはそういうのを今まで全然やったことなかったので、やってみたかったというのもあります。
カリスマカンタロー
やってみてどうだった?
JIN
難しいなとは思いましたね。
自分らが大好きな曲でやっているショーケースとは違って、この曲でどこまでそれをよくするかっていう今までにないアプローチだっただけに大変でした。けどその分やりがいと経験にはなりましたね。
カリスマカンタロー
これからの目標やイメージはありますか?
JIN
とりあえず付き合い自体はもっと長いんですが、チーム歴は18年目なんですね。
2017年には、20周年になるので、何かデカいことをやりたいです。その為に種をまいていっているイメージです。
YOU
二人で規模の大きい舞台に立ちたいですね。
あとは色々な人が色々な考えが合って動いてるじゃないですか?
そういった時に昔は、しっかりとジャンルが別れていることが日本の特徴でよかったと思うのですが、今はそれに逆に縛られていている気がします。
もっとダンスでひとくくりに出来てやれれば広がってくしアプローチも出来るのかなって思っています。僕らもどれだけ色んなことを取り入れてもロックといわれてしまいますから、それを崩したいというのがあります。
JIN
もちろんロックはずっとやってきているジャンルではあるのですが、そこだけに収まるつもりもないです。
海外だとレッスンにロックダンスを受けにくるというより、僕らのダンスを受けにくるという人が多いんですよね。そういう感覚って日本は少なくて、可能性を減らしている気もするんですよね。
僕らはロックダンスじゃないつもりでもロックといわれてしまい、逆にそれで他のダンサーに「あれはロックじゃない」と軽く否定をされてしまったり。
僕らそのつもりないよ!みたいな時があります。
カリスマカンタロー
自分はハウスダンスをやっているけど、ハウスは色々取り入れやすいジャンルだし、様々なスタイルが増えていくけど、そういった意味で、ニュースクールとオールドスクールでは守っている部分に違いがあるかもね。
見る側からしたらアイドルダンスもEXILEもアングラなダンスも全部ダンスってみられるもんね。
いい意味でそこのカテゴライズをくずしていくことが影響力にも繋がるかもしれないね。
では、最後に一言お願いします。
JIN
目指しているのは普遍的なものなんですよね。
例えば自分らが死んだ時に動画などでダンスをみて、もう一回そのダンスが流行るみたいな。どの世代が見てもハマるようなものになりたいですね。
マイケルジャクソンとかまさにそれで、確立しちゃったじゃないですか?色々なジャンルの要素がはいっているけど、あのダンスなんなん?っていわれたらマイケルだよってなるような。
そういう風に僕らの踊りをみてロックと思うんじゃなくて、Hilty & Boschの踊り!ってなるように確立したいと思います。
影響力ある人間になってスーパースターになりたいということですね!
YOU
何かに挑戦している時って、そこから自分の新たな可能性がでてくるんですよ。
それがどこまでいけるのかなって、どれだけの人間になれるんだろうって。
元々しかれたレールに行けないタイプだったし、常に自分たちでやってきたので、それが何でなのかなって考えた時に、向上心だったりだとか、そういう気持ちが原動力になっているので、それをいけるとこまで突き抜けていきたいっていう気持ちがあります。
JIN
今後の活動として、1月16日(土)に、「Hilty&Bosch」単独LIVEの東京公演の開催が決定しています。
結成18年の今の「Hilty&Bosch」の集大成になっているので是非ともお待ちしております!
あと、Hilty&BoschのYouTubeオフィシャルチャンネルで、2ヶ月に1回、「Chore&ction」っていう自分らの動画を上げていまして、その他にもレッスン動画や色々な曲で踊るガチダンス動画シリーズなども上げているので、是非みてもらいたいです。
とにかく精一杯やって、見てもらえる場をたくさん作っていきたいと思っているのでチェックして下さい。宜しくお願いします。
カリスマカンタロー
今日は忙しい中ありがとうございました!
「Hilty&Bosch」プロフィール
日本発、世界を股にかけ活躍し続ける二人組ダンスユニット。
1997年の結成以降、数々のコンテストで優勝し、2004年には国内最大級のダンスコンテスト”JAPAN DANCE DELIGHT”において、史上初の最年少最少人数での優勝を果たす。
2005年のドイツで行われたRedBull BC ONEでのゲストパフォーマンスをきっかけに、海外へと活動拠点を移し、これまでに世界5大陸30ヶ国以上で、ショーや舞台、TV出演等を行ってきた。
YouTubeの総再生回数2,500万回以上という記録を持ち、常に世界のダンスシーンを牽引する彼らが、ストリートダンスシーンの新たな未来を切り拓く。
◆Official YouTube channel
https://www.youtube.com/user/hiltyandboschchannel/videos
◆単独Live情報
開催日 : 2016年1月16日(土)
OPEN : 17:00 / START : 18:00 / FINISH : 20:00
当日会場限定グッズ販売あり
限定シート席 4,500円 / スタンディング 3,000円
新宿FACE
チケット購入はこちら
http://hiltyandboschlive2016.peatix.com
GALLERY
【JAPAN優勝〜現在に至るまで】