新たなダンサーの相棒、コンパクト過ぎる高性能カメラ「パナソニックウェアラブルカメラ」を語る

2015年6月13日に行われた「Street Games」のオフィシャルカメラであるパナソニックウェアラブルカメラA1Hが展示され、撮影用のカメラとしても使用された。パナソニックウェアラブルカメラA1Hは従来のアクション用カメラとは明確にコンセプトが違い、「ウェラブル(身につける)」というところにこだわりがある。実際に映像を編集したクリエイターと、パナソニック社の販売促進という立場の2名によるストリートカルチャーと映像というところを実際に制作をした映像を見ながら語ってもらった。

(1)ダブルダッチについて
青木:演者に最も近い位置にいる人って誰だろう?と考えたときにロープを回しているターナーが一番近いってことに気がつきターナー(ロープを回す役割)にウェアラブルカメラを装着させてみました。

木綿:そうですね、自分もたぶん面白い映像になるんだろうなと思いターナーに装着させてみたいなと。このカメラ(A1H)は徹底的に体に装着することにこだわったカメラなので、ターナーに着けて撮影をするというのは前例無いので面白いですよね。

青木:うん。演者(ジャンパー)もターナーが装着していることに気がつけば、やはり気になるでしょうね。ターナーは側面にいてかなり近いですし、どのように映っているのか?…というのはある意味新しい視点です。ジャンパーもあとで自分がどうなってるか気になるみたいですね。ジャンパーにつけたら映像的には酔ってしまいそうですよね。

木綿:まぁ見てみたい気もしますね(笑)僕はプレイヤーの皆さんに聞いてみたいなと思うのは、こういう映像が練習に役立てられるかな?というのがぜひ聞きたくて。

青木:確かにそういう需要はありそうですね。

木綿:観客目線で撮影したものはプロモーション目的にありがちですが、ウェアラブルは一人者目線なので練習にぜひ役立てて欲しいですね。
また、青木さんもおっしゃるよう、クリエイター目線では新しいと思うので、ダブルダッチの映像を作るユーザーやクリエイターの方がいらっしゃるのであればこういう撮影も面白いですよね。

青木:イベントのなかではハウジングいらずなので、撮影はいたってシームレスですし。できれば次は対戦相手に着けてみたいですね。

(2)BMX
木綿:今回は大会の進行の都合もあり、フラットランドでの使用シーンではなく、ランプを走るシーンに焦点を当てて撮らせて頂きました。成果は上々と感じています。また、タイトなスケジュールの中、430の上原さん、光太郎さんにライダーを紹介頂き、快く対応頂き、本当にありがたかったです。

青木:まさに偶然ですよね。これはかなりエクストリームな映像になると思い、やっぱり迫力は一番ありますよね。

木綿:実際、フラットランドのライダーに装着しても装着しているカメラが外れることはほぼ無いんですが、自身が回転しているので、できあがりはすごい事になりそうですよね。次の機会にフラットランドの臨場感をつたえられる素材も撮影してみたいですね。

青木:自転車に固定して撮影するのと、頭に装着して撮影するのでは画的にはおおきくは変わらないと思われがちですが、頭に装着した方がライダーはが覗き込んだりするリアルな動きが分かり、プレイヤーのクセなんかが反映されていて面白いですよね。これ一本でフッテージとしては完結してしまいそうです。

木綿:当日の撮影では撮影後にライダーにもウェアラブルカメラの映像をその場で見せたのですが、非常に気に入っていただき「自分じゃないみたい」と言ってたのが印象に残りました。

青木:引きで撮影をしていてもこういう画は撮れないですからね。しかし撮影した映像もプレイ中に自分が見ている風景も同じ視点なのに「自分じゃないみたい」って、ポジティブに感じるのは面白いです。

木綿:自分もこの映像は素材からもっと見ていたいですね。

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