【後編】ヘッドスピンが出来ればエアートラックスも出来る!?「Nishikasai CREW」生みの親である岡野先生の独特な育成方法に迫る!

女子中高生のみで構成されたブレイクダンスチームでありながら、「Battle of the Year Japan」(ブレイクダンス世界大会の日本予選)や「DANCE ATTACK」(中高生の日本一を決める大会)など数々のコンテストやバトルに出場し、男性顔負け、驚きのムーブをみせる「Nishikasai CREW」。

先日公開された「Nishikasai CREW」のインタビューでは、彼女らがブレイクダンスの魅力や壁にぶつかった時の乗り越え方などを伺った。

前編はこちら
【男顔負けのパワームーブ集団!女子中高生のみで構成されたブレイクダンスチーム「Nishikasai CREW」にインタビュー!】

そして、こちらでは西葛西中学校のダンス部の元顧問であり、この精鋭集団を産んだ指導者、岡野先生にもインタビューさせて頂いた。
パワームーブはヘッドスピンから教える?常識をくつがえす彼の独特な育成方法に迫る!

———-西葛西中学校ダンス部が生まれたきっかけとは?———-

STAFF
まずはじめにお聞きしたいのですが、岡野先生は学校の先生なんですか?

岡野先生
はい。
普段は普通の公務員をやっていて、現在は、N中学校で体育教師をやっています。
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STAFF
なるほど。
本当に学校の先生なんですね。てっきり臨時講師というかダンスの為に教えに来ていたのかと思っていました。
そもそも先生が西葛西中学校でダンス部をやるようになったきっかけはなんですか?

岡野先生
話せば長くなるんですが、西葛西中学校に務める前の学校の時にTV番組の「めちゃめちゃイケてるッ!」の岡村隆史さん対ゴリさんのブレイクダンスバトルを見て、教室の机を下げて生徒と始めたのがきっかけです。

STAFF
ということはダンス経験者ではなく学校の先生になってから始めたのですか?

岡野先生
はい。26歳くらいからですね。

STAFF
ちなみに今はおいくつですか?

岡野先生
今41歳です。

STAFF
スタートしたのは、15年以上も前の話なんですね。

岡野先生
そこから遊び的な感じで初めていました。
その時に一緒に始めた奴がminority heads(マイノリティ・ヘッズ)というチームを作って、吉祥寺を代表とする世界的有名なMAO君と同じチームで活動していましたね。

STAFF
なるほど。
そこから時を経て、西葛西中学校に転勤になってからダンス部を設立したということですね。
ブレイクダンス部として活動していたんですか?

岡野先生
一応ダンス部なんです。
昔はロックとかハウスとかもやっていたんですが、をショーケースの最中にすぐ拍手と歓声が戻ってくるので一般生徒に見せるにはブレイクダンスがいいのかなと思い、少しずづブレイクダンスオンリーに移行していきました。
後半は、ダンス部に入る=ブレイクダンスというイメージだったので、入ってくる生徒もブレイクダンスを求めて入ってましたね。

STAFF
「Nishikasai CREW」というと女子のイメージが強いですが、男子は入ってこなかったんですか?

岡野先生
中1からダンス部に入る男子って特殊だと思うんですよね。
スポーツマンは、サッカー、野球、バスケなどをやりますしね。
なので、入ってきて3年間続いたのは1人だけでしたね。

———-育成方法について———-

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