日大明誠ダンス部自主公演「Gift vol.5」に見る4つの独自性

日本大学明誠高校ダンス部自主公演「Gift vol.5」
12/23(火)J:COMホール八王子

 

日大明誠の自主公演に行ってきました!
ダンス部最大規模と言える1,400人入場のこの公演、昨年と一昨年のレポートはYouTube『ダンスク!TV』の動画でアップされているので、ぜひそちらもチェックしてください!

 

ここではその模様をテキストと写真で、日大明誠ダンスの独自性とともに4つのポイントで解説していきましょう。

レポート:石原ヒサヨシ(ダンスク!)

 

 

安定と裏切りが交錯する振り付け

 

大会ナンバーが続く公演の第二部では、その特徴が顕著に伝わりました。

明誠のダンスの特徴といえばまず、その音取りと動きの独創性です。 ただし、単に動きが変わっているというだけではなく、時にダンスの定石と言える動きだと思ったら、ダンスらしくない所作や歌詞を準えた動きが入る。そ

れら「安定と裏切り」が変わる変わる交錯していくので、見ている方としてはスリリングで刺激的で、気づけば作品に見入ってしまうわけです。

 

象徴的な絵作り

 

フォーメーションも多彩で独創的。小道具大道具を交えて立体展開で描いていく、ステージからの「絵ヅラ」が非常に象徴的で印象に残ります。ここは大会審査でも高得点につながるポイントでしょうね。

そのフォーメーションと動きから醸し出される儀式的なムードは、曲調も相まって映像的で絵画的で演劇的(シアトリカル)。 観客がつい、ストーリーや感情を想像してしまうのは優れた芸術である証拠ですね。

こうして大会ナンバーを連続して見ていると、まるで抽象的な短編映画を何本か見たような心地よい感触が残ります。

 

 

今を生きる、有機的な作品

 

一番素晴らしいのは、「今を生きる」ダンスであること。過去に評価が確約されたスタイルでもなく、計算して高得点を狙いにいった構成でもなく、ハイスキル技が詰め込まれたパフォーマンスでもない。

その振り付けやフォーメーション、選曲、衣装、道具使い、そしてアクロバット技などに込められた挑戦的な姿勢と斬新さ。

それがまるで、今をケレン味なく生きる若者の息使いのように、切実にリアルに迫ってきます。

練習してきたものを単にステージで披露しているのではなく、今その場で、その時の衝動でダンスが生まれているような有機的な感触こそが、明誠の作品が多くの心を掴む最大の魅力ではないでしょうか。

 

情熱と感謝のメッセージ

 

だからこそ、明誠のナンバーは自主公演でより魅力を発揮しているように思います。

自主公演名は「Gift」。感謝の気持ちを込めた素敵な贈り物です。

普段、自分たちを支えてくれている家族や友達、学校関係者、そして明誠を応援してくれるファンたちに贈る、感謝の気持ち。そして、踊る歓び、仲間との絆、青春時代の一瞬の輝き。

そんなエモいメッセージが明誠の作品には常にあり、今の高校ダンスを、今の時代を生きる若者を象徴するダンスに思えてくるのです。

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#ダンスク #石原ヒサヨシ #石原編集長

【日大明誠】感謝と想いの詰まった自主公演「Gift vol.3」制作ドキュメンタリー(前編)

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