「実力と個性で真っ向勝負。」 ダンサーHIJIRI、NAIL the NAME最終オーディション直前インタビュー
ダンサーKANUがプロデュースするD.LEAGUE26-27の新チームオーディションがいよいよ終盤を迎える。応募者332名の中から最終選考に残ったのはわずか20名。その中に、17歳・現役高校生ながらKANUと同じチームに所属するダンサーHIJIRIがいる。若手ながら数々の経歴を残す彼女が、なぜ今D.LEAGUEの舞台を目指すのか。最終審査を目前に控えた今、オーディションを通して生まれた変化と、胸の内にある率直な想いを訊いた。
HIJIRI Instagram:@hijiri_swag
◼︎川崎で芽生えた「負けず嫌い」なダンサー魂
― まずはダンスの経歴と、このオーディションに応募したきっかけを教えてください。
ダンスを始めたのは小学2年生、7歳の時です。両親がドリカム(DREAMS COME TRUE)の熱烈なファンで、家ではいつもライブ映像が流れていたんです。それをずっと目にしているうちに「ダンスってかっこいいな」と惹かれたのがきっかけでした。
本格的に「ダンサーとして生きていく」と決めたのは中学生の頃です。当時、川崎のSTUDIO S.W.A.G.に通っていたのですが、自分と同年代の子がインストラクターの方からナンバー(作品)に誘われているのを目の当たりにしたんです。自分は誘われず、その子だけが声をかけられている。ずっと一緒にやってきたつもりだったのに、いつの間にか差が開いていたことが本当に悔しかったんですよね。でも、それだけ熱くなれるってことは、自分は本当にダンスが好きなんだなと再確認した瞬間でもありました。そこからは、世界で通用する、自分だけのスタイルを持ったダンサーになることを目標に掲げてきました。
今回のオーディションに応募したのは、プロデューサーであるKANUさんの「自分の“好き”を表現する」というコンセプトに強く共感したからです。KANUさんの言葉を聞いて「このチームなら、自分の個性を消さずに挑戦できるかもしれない」と直感し、迷いなく応募を決めました。
◼︎人見知りを越えて見つけた「HIJIRIワールド」
― オーディション期間中、最も自分らしくいられたと感じる場面はありましたか?
3次審査のグループ審査の時ですね。グループごとにコンセプトや構成、振り付けを考えていく審査だったのですが、そこはまさに「自分の “好き”を表現する時間だ」と思えたんです。自分がセンターで踊る場面では、完全に「HIJIRIワールド」全開で、自分自身を見せつけることができました。
周りの人たちとのコミュニケーションに関しては、かなり人見知りなので最初は苦労したのですが、ダンスを通じてなら自分を解放できる。あの瞬間は、間違いなく自分らしくいられたと感じています。今はメンバーとも少しずつ打ち解けてきていますが、まだ100%出し切れているわけではなくて、60%くらいかな(笑)。でも、チームとしてやっていくなら、これからもっと自分を出していきたいと思っています。
― オーディション期間中に落ち込むことはありましたか?
4次のジャンル別審査の時にありました。私はニュースクールのヒップホップを得意としているのですが、その審査で思うような評価が得られませんでした。自分よりもそのジャンルを専門としていない子が最高評価の「S」をもらっているのを見て、とてもショックで自信を失いました。プロデューサーのKANUさんを通じて、講師の方からの「引き出しが少ない」「自信がないのが踊りに出ている」というフィードバックをいただいた時は、本当にズバッと言われた感じで、メンタル的にかなり落ち込みました。「自分はダンス1本でやってきたのに、何をやっているんだろう」って思いました。
―そこからどのようにして立ち直ったのでしょうか。
まずは身近な存在である母に相談しました。母は助産師をしていて、私にとって本当に尊敬できる「強い女性」なんです。母に今の状況を話してアドバイスをもらうことで、自分の課題を客観的に捉え直すことができました。また、信頼しているインストラクターの方にも相談に行きました。自分が自信を持って踊っているつもりでも、動画で見返すと「後ずさりしているように見える」という指摘を受けました。
そういう小さな部分の積み重ねが自信のなさとして伝わってしまうんだと気づかされました。「こんなところで止まってはいられない、次の審査で見返してやる」という強い気持ちが湧いてきたのは、周りの支えがあったからです。改めて自分のダンスを根底から見つめ直す、良いきっかけになったと思っています。
― オーディション期間中、仲間に救われたエピソードはありますか?
残念ながら落ちてしまったのですが、AIKOちゃんという存在が大きかったです。彼女とは性格が似ていて、ネガティブになりやすい私のことを「HIJIRIはHIJIRIのままでいい」とずっと励ましてくれました。彼女が脱落した時は言葉が出ないほど悲しかったですが、「HIJIRIはいける」と言って背中を押してくれた彼女の分まで頑張らなきゃいけないと思っています。
◼︎︎プロデューサー KANUの印象
― プロデューサーのKANUさんは、会う前と今では印象は変わりましたか?
KANUさんとはRIEHATAさんのオーディションで一緒に合格し「MORE THAN EVER」というチームで活動させていただいています。なので、KANUさんの凄さはもともと知っていました。でも、今回のオーディションを通じて、その印象はさらにアップデートされました。
KANUさんはプロデューサーという立場でありながら、私たち候補者に親身に寄り添ってくれるんです。個人的に連絡をくれたり、相談しやすい空気を作ってくれたり。「こんなに身近にアドバイスをくれるプロデューサーさんは他にいない」と感じるほど、愛を持って接してくださいます。
― KANUさんからの言葉で、特に心に残っているものはありますか?
「HIJIRIがセンターに来た時の『HIJIRIワールド』がすごい。一気に空気が変わるね」と言っていただけたことです。自信を失いかけていた時期だったので、その言葉は本当に救いになりました。「ここは自信を持っていいんだ」と、自分の強みを再確認させてくれました。ただ、課題として「いろんなジャンルを踊る時の表情や引き出しをもっと見たい」とも言われました。それは今の私に足りない部分だと実感しています。日々の努力がまだ目に見えていないんだなと。だから、全てのレッスンを基礎から見直して、もっと自分を磨いていこうと思いました。
◼︎HIJIRIの強み|チームで発揮したい個性
― ご自身の個性をどうチームに活かしたいと考えていますか?
周りの方からはよく「ギャップが凄い」と言われます。普段は末っ子感があって、ふわふわしているように見られがちなのですが、踊り始めると「オラオラ」した攻撃的なダンスになる。その二面性を武器にしたいです。そして何より「ダンス1本」でやってきた自負があるので、言葉やキャラクターだけじゃなく、純粋に「ダンスのスキルとスタイルで魅せつける」という部分で、チームに貢献したいと考えています。
― ファッションやメイクなど、ビジュアル面でのこだわりはありますか?
個人的に、原色やカラフルな色味が大好きなんです。ネイルも最近はセルフで頑張っています。まだ下手なんですけど、SNSで綺麗なネイルを見ているうちに自分でもやりたくなって(笑)。今日のブルーのチップも、卒業公演に合わせて「派手な方が見えるかな」と思って自分で作りました。
身長が152cmと低いことは、自分の中でコンプレックスでもあります。でも、憧れのRIEHATAさんも小柄ですが、それを感じさせない爆発的なパワーがあります。RIEHATAさんからも以前「身長が低い子はこういう見せ方があるんだよ」とアドバイスをいただいたことがあって。身長が低いなりに、腕の角度を少し変えたり、動きをより大きく見せたりする工夫をしています。コンプレックスも、表現の工夫次第で自分だけの武器に変えられると信じています。
◼︎最終オーディションへの意気込み
― 332名の応募からファイナリストの20名に残りました。今の率直な気持ちを教えてください。
最初は多様なジャンルの凄い人たちが集まっていて、圧倒されるばかりでした。途中で自信をなくして気持ちが沈む時期もありましたが、今は「ここまで来たからには、やってやる」という熱がヒートアップしています。この20名には、それぞれにしかない「脳内(センス)」を持った人たちが集まっています。一緒に過ごす中で、考え方や見せ方など、学べることばかりです。
LUNAちゃんは同い年ですが、既に自分のスタイルを持っていてダンスもとても上手で刺激をもらってます。HASUMIちゃんからは、ダンスはもちろんリーダーシップを取ってチームをまとめる姿を尊敬しています。
― もしD.LEAGUEのステージに立ったら、その姿を一番誰に見せたいですか?
やっぱり、一番は家族です。一番近くで応援してくれている家族に、プロとしてあの大きなステージで堂々と踊る姿を見せて、今までの恩返しがしたいです。 D.LEAGUEのステージは、カメラへのアピールやパフォーマンスなど、自分を表現する究極の場所。そこで「NAIL the NAMEのHIJIRI」として、自分たちのカッコよさを一気に爆発させたいですね。
◼︎「挑戦」する理由
― 最後に、HIJIRIさんにとって「挑戦する」とは、どういう意味を持ちますか?
私にとって挑戦とは、「一度きりの人生、やったもん勝ち」です。挑戦する前に立ち止まって、やらないまま後悔するよりは、やってみて後悔するほうがずっといい。もし結果がダメだったとしても、そこで得た経験や学びは、必ず次のオーディションや人生のどこかで役に立つはずです。特に若いうちは、怖がらずにガムシャラに挑戦し続けることが大切だと思っています。挑戦した数だけ、自分の世界は広がっていく。そう信じて、これからも突き進んでいきたいです。
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